現在までの主要な登場ギルドマン その2
300話を記念し、登場人物のまとめを作りました。
レゴール支部の登場頻度の高いギルドマンに絞った人物紹介です。200話でのキャラ紹介になかったギルドマンを掲載しています。
なので作中の登場人物のごく一部の公開になります。
重要な未公開情報などは伏せてありますが、初公開となる設定がそれを上回り数多く記載されています。
読んでいて面白くなるような書き方を意識したつもりですが、中には過去の話と矛盾する設定があるかもしれません。
その際は感想や誤字報告などでお知らせいただけると助かります。
また、大人の事情などによって後から修正されることもあるのでご注意ください。
【ブリジット・ラ・サムセリア】
「私の名はブリジット。ステイシー様の護衛である」
:年齢:20
:性別:女
:称号:伯爵夫人の護衛騎士
:階級:騎士、アイアン1
:容姿:よく手入れがされている黒色の長髪、青い瞳
背はやや高めで程よく筋肉質。
:装備:薄型軽量の全身鎧を着込んでいる。華美な装飾が施されたこの逸品は祖父より贈られたものであるとのこと。男爵は幾つかの贈り物をしているが、妻にいい顔をされないためにあまり高価な贈り物ができないことを悩んでいるようだ。
:嗜好:剣術の稽古を好み、暇があれば戦闘訓練を行っている。というより、礼儀作法の勉強などが苦手なためか、それから逃げるように体を動かす方面に向いているらしい。性格に裏もなく、護衛としてつけるのであれば申し分ない。
:来歴:サムセリア男爵家に生まれた妾の子であるが、生まれてから一度も爵位に興味を持ったことがないらしい。あるいは興味を持って男爵家に不和を生じさせないためにそうしているのかもしれない。ともあれ、今は一人の騎士として男爵家から離れ、身を立てた。伯爵夫人の護衛騎士として問題なくやっていけるだろう。だが、もう少しスレイブバットの気配を察知できるようになってほしいといったところか。
:評判:
男爵『素直で真っ直ぐな良い子だとも』
義母『野蛮な子よ』
団長『偉い子ね。自分の役目にしっかり向き合っているもの』
夫人『とても真面目で、気持ちの良いくらい真っ直ぐな子。もっと仲良くなりたいものだわ』
:所持スキル&ギフト:
GIFT『直剣の天賦』
…このギフトの持ち主は直剣の扱いに優れ、その技能の修得が少しだけ早くなる。
SKILL『迅斬』
…魔力消費中。発動時の眼の発光色は赤色。
次の瞬間に放つ斬撃の速度を大きく高める。
幼少期の剣の稽古で身についた素早い攻撃スキル。
基本に忠実な彼女が発動するこのスキルは、的確に相手の隙を穿つ。
SKILL『鉄壁』
…魔力消費小。発動時の眼の発光色は緑色。
発動から一定時間、使用者の身体は頑丈になり、衝撃に強くなる。
攻撃スキルを得てから防御訓練の割合が増えた影響で習得したスキル。
身体強化だけで受け止め切れない相手の攻撃でも難なく防御し反撃に繋ぐことが出来るようになった。
SKILL『魔力装甲』
…魔力消費中。発動時の眼の発光色は青色。
任意の身体の部位に魔力の鎧を短時間発現させる。魔力の鎧は一撃を受けただけで霧散する。
賊討伐任務を繰り返すうちに身についた防御スキル。
自身の急所を堅く守る保険的なスキルとして重宝している。
【ミセリナ】
「あっ、はい。か、風魔法……少しだけ使えます。よろしくお願いします」
:年齢:20
:性別:女
:称号:風使いのミセリナ、問題児
:階級:シルバー1、若木の杖所属
:容姿:肩甲骨くらいまであるウェーブした黒髪、青い目
並の体型。縮こまったような姿勢でいる事が多い。
:装備:ケープとロングスカートを好んで装備している。武器は一般的なロッドで、先端には鳥の翼をあしらった装飾が施されている。
:嗜好:魔法の勉強を好む他、実践的な戦術の模索にも強い興味を抱いている。対人戦の意欲が高く、他者との競争に物怖じしない。
:来歴:王都出身の魔法使い。私塾に通い魔法の修練に励んでいたが、師事をやめ実家の事務手伝いをすることになる。その後、“若木の杖”に入団し、ギルドマンとしての活動を始める。普段は物静かな風でいるものの、討伐となれば別人のように動きが変わる。
:評判:
団長「風魔法は使い所を選ぶけど、使える時にはよく刺さるね。ミセリナがいると便利だ」
学友「嫌な子だったな……」
団員「勉強熱心な方ですね! 私も負けてはいられません!」
恩師「彼女の反骨心が、良い方へ向かう助けとなることを祈っています」
:所持スキル&ギフト:
SKILL『魔力励起』
…魔力消費極小。発動時の眼の発光色は緑色。
一定時間、周囲の自由魔力を励起させ、魔法使用時に取り込みやすくする。
ギルドマンとして魔物討伐をしていく中で習得したスキル。
風魔法の連続使用前に使うと消費が抑えられるため、ここぞという場面で愛用している。
【クロバル】
「魔道具使いクロバル! なーんて言われるようになりてぇよな!」
:年齢:23
:性別:男
:称号:魔道具使いクロバル(自称)
:階級:シルバー2、若木の杖所属
:容姿:茶色の短髪に爛々とした青い目
背が低く、年齢よりも幼く見える。
:装備:ポケットの多い衣服、革のジャケットを好む。全身に魔道具のアクセサリーを装着しており、一見するとゴテゴテした趣味の悪い若者のように見えるが、それらは全て彼の魔法が込められた商売道具である。一部、緊急時に火属性魔法を消火するための水魔法が込められた魔道具を装備しているが、そちらは“若木の杖”のメンバーに充填してもらったものである。
:嗜好:魔道具作りに関連した彫金が趣味で、自身の衣類に合ったデザインの彫金に凝っている。性能に問題はなくとも、彫金が上手くいかなければ魔道具を作り直すことも多い。パーティーメンバーのために彫り物をすることもあるようだ。
:来歴:私塾で魔法を習い、その後彫金工房の手伝いを経て王都のギルドマンとなり、同じく魔法使いのバレンシアと活動していたところ、サリーに誘われ“若木の杖”に所属する。
:評判:
団員「背ぇちっちゃ! って言うとクソ怒るんだよね、ウケる」
団長「手数が多くて出も早い。下準備は必要だけど、いざという時に自力以上のものを発揮できるのが強みだね」
匿名「もっと年下かと思ってた」
副団長「魔道具の装飾に関しては専門外なので、彼に手伝って貰えるととても助かります」
:所持スキル&ギフト:
SKILL『照星』
魔力消費極小。発動時の眼の発光色は青色。
遠距離武器を構えている間、手ブレを大幅に抑制し、武器の保持を楽にする。
火属性魔法の宿った魔道具を投擲して魔物と戦う最中に習得したスキル。
習得時に目が点になった。使い所が限られすぎているので困っている。
【バレンシア】
「はーいバレンシアでーす、燃やすのが得意でーす。それと、アッチの方もね」
:年齢:21
:性別:女
:称号:放火のバレンシア、尻軽
:階級:シルバー1
:容姿:目元が見えないボサボサの黒髪、ブラウンの目
中肉中背。報告によると艶やかな体つきをしているらしい。
:装備:黒のロングスカートにケープ、シャツのボタンをしっかり上まで留め、非常に真面目そうな装いをしている。先端が金属製の細身のロッドを愛用している。
:嗜好:非常に男好きで、酒場で少し話しただけの相手とも喜んで宿に入る。しかし男女として長い付き合いをしたいわけではなく、同じ相手から短期間に求められるのは嫌いらしい。また、火属性魔法を全力で放つのが好きらしく、対象がなんであれ魔法を惜しみなく使える任務を好んでいる。
:来歴:王都出身の魔法使い。私塾を途中で辞め、ギルドマンとして魔法を存分に使える仕事をしていたところ、クロバルと臨時のパーティーを組むことに。それから二人で“若木の杖”に誘われ、加入した。素行がやや悪いため、注意。
:評判:
匿名「積極的で良いけど口が悪すぎる」
匿名「良かったって言ってくれてたのに誘いに乗ってくれねえんだけど」
団員「いつか刺されるぞ本当に」
団員「不潔ですよ!」
:所持スキル&ギフト:
SKILL『魔力練成』
…魔力消費極小。発動時の眼の発光色は水色。
一定時間集中し、魔力を小回復する。連続使用が困難。
魔法により魔物を退治した際に習得したスキル。
全力で魔法を行使した後はかなり消耗しているため、常に愛用している。
【マシュバル】
「総員配置につけ! 油断はするなよ!」
:年齢:41
:性別:男
:称号:鉄壁のマシュバル
:階級:ゴールド1、大地の盾副団長
:容姿:短く刈り上げた黒い短髪、黒い目
がっしりとした恵まれた体格。日々の鍛錬の証しが刻まれた傷だらけの身体。
:装備:軍の正式装備とよく似た造りの全身鎧を着込んでいる。部分的には森での行軍、魔物戦に向いたものに換装されているが、基本的には軍を意識したもので揃えている。カイトシールドをマントの上から背負っている。ロングソードは魔道鞘に収納されており、即座にコンパクトな動きで抜剣が可能だが、普通の抜剣に慣れているせいでよく忘れる。
:嗜好:“大地の盾”のメンバーとの任務や戦闘訓練、仲間との食事や飲みを特に好む。後輩には厳しくも優しく接し、目上には真面目な態度で応答する。誰と付き合っても相手を不快にさせず、皆から信頼されている。
:来歴:エルミート男爵領出身。軍を目指しエルミート領で剣術を学び、兵士として過ごす。戦争をきっかけに所属する部隊が半壊し、配置換えされるのを期に脱退。ギルドマンに転向し、当時エルミート領を訪れていた“大地の盾”団長のワンダに誘われ、パーティーに加入する。それからレゴールを中心にギルドマンとして活動し、現在では副団長となっている。
:評判:
団長「信の置ける男だ。私はつくづく良い拾い物をした」
団員「ククク……上司としては最高だ。サボれないがな……」
受付嬢「真面目で丁寧で、とても良い男性ですね。他のギルドマンの人も見習えばいいのに」
兵士「軍の方が合ってると思うんだがなぁ。まあ、色々あったのかね」
:所持スキル&ギフト:
GIFT『戦場の鼓舞』
…仲間に触れる事で発動できる。複数人に輝くオーラを纏わせ、一定時間総合的な力を強化させる。発動人数が多いほど消耗が大きくなる。
SKILL『鉄壁』
…魔力消費小。発動時の眼の発光色は青色。
発動から一定時間、使用者の身体は頑丈になり、衝撃に強くなる。
幼少期の戦闘訓練中に習得した防御スキル。
堅実な戦い方を好んでいたため、攻撃スキルよりも先に入手できたことを当時から喜んでいた。
SKILL『強斬撃』
…魔力消費中。発動時の眼の発光色は赤色。
次の瞬間に放つ斬撃の速度と威力を高める。
軍の下部組織で魔物討伐に励んでいた頃に習得した攻撃スキル。
重い一撃は魔物相手でも通用するため、これを期に討伐スピードが上がった。
SKILL『盾撃』
…魔力消費小。発動時の眼の発光色は青色。
装備した盾によって殴りつけ、相手を吹き飛ばす。発動中は頑強になり、殴打の威力が上がる。
身体強化が上達しロングソードとカイトシールドの同時装備ができるようになった頃に習得したスキル。
これによって攻防一体に拍車が掛かり、戦いの安定性が増した。
SKILL『霊力研磨』
…魔力消費小。発動時の眼の発光色は緑色。
刃を手で撫でると、その部分の刃を瞬時に研ぎ、切れ味を回復させることができる。刃の消耗具合で消費魔力が増減する。刃こぼれなどは直せない。
大規模な魔物の巣で長期戦をしている際に習得したスキル。戦闘中に瞬時に武器の切れ味を高めることができる。
仲間の武器もメンテナンスできるため任務の後でもよく使われているが、研ぎの見栄えは良くないらしい。
【ロレンツォ】
「裏切り者は、いつか必ず報いを受ける。いつか、必ず……」
:年齢:29
:性別:男
:称号:貫きのロレンツォ、■■■■
:階級:シルバー3、報復の棘所属
:容姿:アシンメトリーの黒い前髪に刈り上げ、鋭い碧眼
比較的細身だが鍛えられている。
:装備:動きを阻害しない軽鎧を好む。使用武器はかなり細身のロングソードか、ロングレイピアを愛用している。
:嗜好:不明。酒はほどほど、煙草、娼館、賭博もやらない。任務の達成報酬はほとんどを様々な団体の寄付に回しているようだ。団体に後ろ暗い様子は無い。
:来歴:■■■■
:評判:
団長「報復のために戦いなさい。貴方が死に果てるその瞬間まで」
匿名「うーーーむ、死んだとは思えないのだが……」
半端者「突き技ばっか使う奴だ。リーチ自慢は性格が悪いぞ」
侯爵「まあ問題無しということにしておくか。大丈夫だろ」
:所持スキル&ギフト:
GIFT『■■■■』
…■■■■
SKILL『連刺突』
…魔力消費小。発動時の眼の発光色は赤色。
次の瞬間から放つ刺突攻撃の速度と貫通力を僅かに高め、それを連続で放つことができる。放つごとに魔力を消費する。
■■■■。
SKILL『迅突』
…魔力消費中。発動時の眼の発光色は赤色。
次の瞬間に素早く踏み込み、貫通力に優れた高速の刺突を繰り出す。
■■■■。
SKILL『弱点看破』
…魔力消費極小。発動時の眼の発光色は灰色。
発動中に生物を視認した際、対象の弱点を可視化する事ができる。生命力だけでなく機動力など、可視化する弱点の種類を切り替えることもできる。
■■■■。
SKILL『闇の鎧』
…魔力消費中。発動時の瞳の発光色は金。
魔力の黒靄を一定時間身に纏い、闇の中で目立たなくなり、また多くの魔力攻撃を大きく減衰することができる。
■■■■。
【ダフネ】
「ギルドマンも商売も、要するにどっちもお金稼ぎよ。さあ、儲けを出していきましょ!」
:年齢:18
:性別:女
:称号:商売上手なギルドマン
:階級:アイアン2、ローリエの冠団長
:容姿:長い黒髪に碧の目
すらりとした体躯に豊かな胸。美しさは近所でも評判であるが、その割に無防備。
:装備:安い革系の軽装備。森での動きを阻害しない実用的なもので固めている他、投げナイフなど投擲物の入ったベルトポーチを愛用している。いざという時のために様々な小物を持ち歩いているが、それは用意が良いというよりは、まだギルドマンとして装備の取捨選択ができていないだけである。
:嗜好:金稼ぎや商売をとにかく好んでいる。稼げる仕事、稼げる素材に目がなく、全ての行動指針は金稼ぎに向けられている。節約の為ならば安くて不味い食事でもそこそこ美味しそうに食べられるという強い精神を持っており、そのため好物がよくわかっていないが、人並みの嗜好は備えているようではある。
:来歴:レゴールで生まれ育った女性である。レゴールの貧民街に家を持ち、家族の細々とした商売を見ながら育ってきたためか、根っからの商人気質。兄の商売を手伝っていたが、兄の死をきっかけにギルドマンとしても活動していくことになった。現在ではパーティーを立ち上げ、二人のパーティーメンバーを率いて元気に活動している。
:評判:
商人「まぁたくましいお嬢様だよ。頼もしくは思ってるがね、まぁそれはそれとして心配なのさ」
半端者「ちと無防備なところはあるが、よくやる奴だなぁ」
先輩「私の方が名実ともに先輩っスよ」
団員「俺もっと休みてぇよぉ」
:所持スキル&ギフト:
GIFT『鉛の羅針盤』
…このギフトの持ち主は、他者の害意を敏感に察知することができる。
周辺に存在する害意を持った生物の方向もなんとなくわかる。
【ローサー】
「うおおおお! ダフネは俺が守る!」
:年齢:22
:性別:男
:称号:追放のローサー、大盾のあいつ
:階級:ブロンズ1、ローリエの冠所属
:容姿:黒い短髪、青い目
中肉中背、これといった特徴はなく、やや筋肉質。
:装備:鉄製の部分鎧を着込み、大盾、短槍を装備している。大盾と短槍のメンテナンスに余念が無く、常に磨いてうっとりしている姿をギルドで見ることができる。部分鎧は見た目重視で、デザインはやや凝った造りになっているが、防御力は一般的なものとあまり変わらない。ヘルムは嫌いらしい。
:嗜好:格好良い装備が好きで、特に自分の持つ大盾をこよなく愛している。昔話や神話に影響されがちで、自身の装備もその影響を多分に受けている様子。しかし本人の戦闘技能は全く備わっていない。
:来歴:かつては“葡萄樹の守り人”というパーティーのメンバーであったが、素行の悪さなどが諸々祟って追放され、レゴールを拠点に活動することになった。妙に頑固だったり融通のきかない性格が災いしてパーティーを組めずにいたが、ダフネに拾われることでギルドマンとしてはひとまずの軌道に乗る。現在はダフネに厳しくこき使われ、しかし安定したギルドマンとして活動できているようだ。昔は借金癖があったらしいが、今現在ではそのような様子は見られない。
:評判:
半端者「お前マジでダフネに足向けて寝れねえんだからな」
団長「身体を鍛えて戦闘訓練してなさい! それが終わったら内職よ! ちゃんとできたらお小遣いをあげるわ!」
団員「だらしない奴だしクズっぽいとこも多いけど、まあ悪いやつでは……ないかな……?」
元団員「ローサー……あいつ、ちゃんとやっていけてるんだろうか……」
:所持スキル&ギフト:
SKILL『鉄壁』
…魔力消費小。発動時の眼の発光色は青色。
発動から一定時間、使用者の身体は頑丈になり、衝撃に強くなる。
魔物の攻撃を大盾で受け止めるうちに習得したスキル。
大盾の防御力が上がったことでローサーは大いに喜んだ。
SKILL『盾撃』
…魔力消費小。発動時の眼の発光色は赤色。
装備した盾によって殴りつけ、相手を吹き飛ばす。発動中は頑強になり、殴打の威力が上がる。
魔物の攻撃を盾で防ぎつつ、剣を使わずに盾で殴ることを繰り返しているうちに身についたスキル。
大盾で攻撃できるようになって喜んだローサーだったが、パーティーメンバーからは失望された。
【ロディ】
「真面目に少しずつやっていくさ。またやり直すのは御免だしな」
:年齢:20
:性別:男
:称号:猟師のロディ
:階級:ブロンズ1、ローリエの冠所属
:容姿:青い短髪、青い目
やや背が高く、野良仕事で鍛えられた体付きをしている。
:装備:森の散策に慣れた狩人らしい堅実な装備に、魔物対策として鉄の部分鎧を着込んでいる。武器は長めのマチェットと小さなバックラー。バロアの森散策時には罠類の道具も背負って持ち込む。
:嗜好:森での狩猟や散策が幼い頃から好きで、ずっと猟師として活動し続けていた。自分で獲った獲物の肉が一番美味いと考えている。犯罪奴隷として過ごした際にほとんど肉を食べられなかったため、より肉好きが顕著になった。
:来歴:かつてはドライデン方面の辺鄙な土地で猟師として過ごしていたが、大人になると共に家を追い出されレゴールへやってきた。ギルドマンとなり、友人と共に猟師のノウハウを活かしてバロアの森で活動していたが、違法罠を咎められ犯罪奴隷に。それから模範囚として過ごした後解放され、再びギルドマンとなってからはダフネの誘いで“ローリエの冠”に所属し、パーティーの主力として活躍している。
:評判:
団長「ロディは博識で頼りになるわね。バロアの森の探索は任せるわよ!」
団員「俺が先に所属したから、俺が副団長だぞ」
半端者「ルールを守って真面目にやってりゃ良いのさ。頑張れよ」
親族「よく手伝ってくれてたけどね、家に何人も置いとくわけにはいかないからさ」
:所持スキル&ギフト:
SKILL『裂撃』
…魔力消費小。発動時の眼の発光色は赤色。
次の瞬間に放つ爪や鉤状の武器による斬撃の速度と威力が上がる。
狩りの最中、カランビットで獲物を仕留めた際に習得したスキル。
習得したからには使わなければ勿体ないと試行錯誤した結果、爪付きの鉈で引っ掛けるように振るうことで発動することが判明したが、あまり使えていない。
SKILL『弱点看破』
…魔力消費極小。発動時の眼の発光色は碧色。
発動中に生物を視認した際、対象の弱点を可視化する事ができる。生命力だけでなく機動力など、可視化する弱点の種類を切り替えることもできる。
捕まえた獲物に注意深くトドメを刺した際に習得したスキル。
魔物の情報がより詳しく解るようになったので、そこそこ有用だと考えている。
【フーゴ】
「俺たちは最強の“デッドスミス”! ……や、もう最強は目指してないけどさ」
:年齢:28
:性別:男
:称号:鉄槌のフーゴ
:階級:シルバー3、デッドスミス団長
:容姿:後ろに撫でつけた赤い髪、優しげな青い目
大柄で、特に腕がよく鍛えられている。肌は程よく灼けている。
:装備:動きを阻害しない部分鎧を装備し、大きなバトルハンマーを愛用している。サブウェポンとして短めのバトルハンマーを腰に装備しているという徹底ぶり。
:嗜好:娘のラーラと妻のイーダを溺愛しており、家族に対する愛情は周囲が羨むほど。他には妻と共に強い魔物を討伐する時間を楽しんでいるが、娘のいる現在ではそういった冒険もできないため、控えている。それはそれとしてすくすく育つ娘が可愛いので、一切不満はないようだ。
:来歴:アマルテア連合国出身の両親の子として生まれ、王都で育った。幼少期、自らと同じ髪や肌の色を持つイーダと自然と仲良くなり、共に活動することに。防御スキルに恵まれたイーダが前衛タンクとなり、攻撃スキルに恵まれたフーゴが重量級アタッカーとして役割を分担することで、難しい討伐任務でも上手くこなせるようになった。しかし娘が生まれ、以前のように無茶ができなくなってからは活動規模を縮小。レゴールにて安定した暮らしを求めにやってきた。
:評判:
半端者「ハンマー使いってのは珍しいなぁ。ハルペリアの魔物と相性はそんな良くないはずなんだけどな」
妻「私だけじゃ戦えない。フーゴが一緒だからこそ“デッドスミス”なんだよ」
子供「強くて格好いい。好き」
受付嬢「仲睦まじい夫婦ギルドマン……それがシルバー3っていうのはすごいわね」
:所持スキル&ギフト:
SKILL『圧撃』
…魔力消費中。発動時の眼の発光色は赤色。
次の瞬間に放つ鈍器による打撃攻撃の威力と衝撃力を高める。
バトルハンマーで魔物退治を繰り返すうちに習得したスキル。
相性の悪い相手でも問題なく一撃で仕留められるので、愛用している。
SKILL『地鍛打』
…魔力消費中。発動時の眼の発光色は赤色。
次の瞬間に放つ鈍器による地面へ向けた振り下ろし攻撃の威力と衝撃力が大きく高まる。
イーダが受け止めた相手に飛びかかり、強い一撃を見舞った際に習得したスキル。
振り下ろし限定ではあるものの非常に強力なスキルのため、討伐の幅が広がった。
SKILL『弱点看破』
…魔力消費極小。発動時の眼の発光色は黄色。
発動中に生物を視認した際、対象の弱点を可視化する事ができる。生命力だけでなく機動力など、可視化する弱点の種類を切り替えることもできる。
敵を吹き飛ばす目的の打撃を使う中で習得したスキル。
魔物の重心を瞬時に把握できるようになったため、打ち上げや吹き飛ばしがよりしやすくなった。
【イーダ】
「私達は最強の“デッドスミス”! 今も、昔もね!」
:年齢:28
:性別:女
:称号:鉄床のイーダ
:階級:シルバー3、デッドスミス副団長
:容姿:赤いポニーテール、ぱっちりとした青い目、そばかす
大柄なフーゴに匹敵するほどの上背。しかしスタイルは良い。
:装備:金属製の部分鎧の他、両腕に巨大なガントレットを装備して戦う。単体がちょっとした盾になるほどであり、両腕を組み合わせることで堅牢な防御を構築できる。また、下半身は特に厳重な装甲で覆われている。
:嗜好:娘のラーラと夫のフーゴを溺愛している。フーゴに対してすぐに妬いたり束縛したりと面倒なところはあるが、誰よりも彼のことを信頼している。魔物の討伐に関してはフーゴ以上に積極的で、好戦的。身体強化した上で素手で魔物の頭を握り潰すのが好きだが、娘には見せられないとも思っている。
:来歴:アマルテア連合国出身の両親の子として生まれ、王都で育った。幼少期、自らと同じ髪や肌の色を持つフーゴに一目惚れし、共に活動することに。防御スキルに恵まれたイーダが前衛タンクとなり、攻撃スキルに恵まれたフーゴが重量級アタッカーとして役割を分担することで、難しい討伐任務でも上手くこなせるようになった。しかし娘が生まれ、以前のように無茶ができなくなってからは活動規模を縮小。レゴールにて安定した暮らしを求めにやってきた。
:評判:
半端者「そのガントレットすげぇ格好良いじゃん……どこで売ってんの?」
夫「血の気は多いが、可愛いとこも多い最高の嫁さんさ」
子供「料理しょっぱい」
匿名「イーダさんって格好良いなぁ……戦い方は真似できないけど、私たちの憧れだわ」
:所持スキル&ギフト:
SKILL『咆哮』
…魔力消費小。発動時の眼の発光色は赤色。
発動時に大音声で叫び、一定時間身体に力を蓄える。叫びは正面の相手を怯ませやすい。
叫びながら豪快に魔物とステゴロする中で身についたスキル。
身体強化や発動時の効果が合わさり、魔物と真正面からぶつかり合えるだけの力を得た。
SKILL『拳撃』
…魔力消費小。発動時の眼の発光色は赤。
直線を一瞬で移動し高威力の正拳突きを放つ。
ガントレットで魔物を殴りまくっているうちに身についた攻撃スキル。
この移動効果によってフーゴのカバーもしやすくなり、防御重視の動きが身につくようになった。
SKILL『鉄壁』
…魔力消費小。発動時の眼の発光色は青色。
発動から一定時間、使用者の身体は頑丈になり、衝撃に強くなる。
ガントレットで引き付けた相手の攻撃を防御しながら戦ううちに身に着けたスキル。
イーダとしては自分よりも遥かに重い相手とも対等に殴り合えるようになるスキルでもあると考えている。
【ブレーク】
「この程度じゃ捕まらねえって! ガハハハ!」
:年齢:71
:性別:男
:称号:大暴れのブレーク、非道のブレーク
:階級:ブロンズ3、レゴール警備部隊 八班所属
:容姿:短い白髪、青い目、小麦色に灼けたシワだらけの肌、半分近く抜け落ちた歯
今でこそ痩せているが、過去によく鍛えられた体格の名残りが見て取れる。
:装備:革の軽鎧、スパイク付きの頑強なブーツを愛用している。かつてはロングソードを使っていたが、売り払って中古のバスタードソードに切り替えている。ボコボコに歪んだ女神のレリーフが施された古いバックラーを左腕に装備している。
:嗜好:酒、女、煙草、薬、博打、ギルドマンらしいギルドマンが好むあらゆる物を好み、またその中でも非合法なものでも躊躇なく手を出す軽挙さを持ち合わせている。基本的に遵法意識が薄く、バレなければ何をしても良いと考えている。束縛と衛兵が嫌いだが、衛兵と仲良くする術を身に着けているようだ。
:来歴:レゴール生まれレゴール育ち。若い頃から犯罪歴が多く、犯罪奴隷や借金奴隷としての期間も長い。事あるごとに素行不良で度々捕まっている。老年に入ってからは程々に落ち着いてはいるが、未だに反社会的な振る舞いはなくなっていない。
:評判:
衛兵「厄介な爺さんだ。死刑になってくれ」
衛兵「悪人ほど長生きするもんだな……犯罪奴隷になったままそこで死んでくれないものか」
団員「ブレークはな、酒癖は悪いがな、仲間は裏切らないよ。良い奴さ」
半端者「いや……特にコメントはないっす……はい……」
親類「まぁ……あんなのでも、良い所はあるのさ。数えるくらいには……」
:所持スキル&ギフト:
SKILL『強斬撃』
…魔力消費中。発動時の眼の発光色は赤色。
次の瞬間に放つ斬撃の速度と威力を高める。
バロアの森で魔物討伐をする中で手に入れた攻撃スキル。
力任せに斬りつける戦い方が強化され、若かりし日のブレークはより調子に乗った。
SKILL『咆哮』
…魔力消費小。発動時の眼の発光色は赤色。
発動時に大音声で叫び、一定時間身体に力を蓄える。叫びは正面の相手を怯ませやすい。
怒鳴りながら人と喧嘩する際に身に着けたスキル。
習得した時の喧嘩は突然のスキル入手に驚いたせいで敗北した。
SKILL『盾撃』
…魔力消費小。発動時の眼の発光色は青色。
装備した盾によって殴りつけ、相手を吹き飛ばす。発動中は頑強になり、殴打の威力が上がる。
バックラーで敵兵を殴りつけて殺した際に身に着けたスキル。
消費も少なく気軽に使えるので長く愛用することになった。
SKILL『強刺突』
…魔力消費中。発動時の眼の発光色は赤色。
次の瞬間に放つ刺突攻撃の速度と貫通力を高める。
ロングソードを売り払った際の代用品として短槍を使っていた時期に獲得した攻撃スキル。
そこそこ使えはするが、剣ほどしっくりはこなかったようで、武器の変更とともに使わなくなった。
SKILL『裂撃』
…魔力消費小。発動時の眼の発光色は黄色。
次の瞬間に放つ爪や鉤状の武器による斬撃の速度と威力が上がる。
死にかけの獲物を素手やナイフで解体、仕留めた際に身に着けたスキル。
老年に差し掛かっていた時期だったのもあり、新たな攻撃スキルにはあまり興味がないようだ。
書籍版バッソマン第2巻、好評発売中です。
素敵なイラストや新キャラたちのビジュアルがたくさんなので、ぜひともこの機会に29万冊ほど手に取っていただけたら幸いです。
ゲーマーズさんとメロンブックスさんでは特典SSがつきます。
さらにちょっとお値段が上がる限定版では長めの豪華な特典SSがついてきます。数に限りがありますので、欲しい方はお早めにどおぞ。
また、追加特典SS「ミセリナの黒歴史」が、メロンブックス様とゲーマーズ様、他一部書店での配布も決定致しました。……が、こちらは店舗ごとに配布条件が異なるようですので、詳しくは店舗にお問い合わせください。多分訊かないと手に入らないタイプです。




