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アーク・ライズS オルタライズの記憶  作者: リィズ・ブランディシュカ
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第6話 ノラ



 同じ年頃の子と言えば、もう一人知り合いがいる。

 それは商店街にいる少女、ノラだ。


 野良猫の保護活動をしていることから、そう呼ばれるようになった。

 本当の名前は分かっていない。


 ノラは、父親が銀行に勤めていることあって、結構金持ちだ。


 野良猫を同時に百匹くらい保護しても大丈夫なのだから、結構な経済状況なのだろう。

 といっても、特に金遣いが荒いわけでも見せびらかすわけでもないから、確かめた事はないけど。

 服装だって、商店街にいる連中と変わんないし。


 ノラは猫だけじゃなくて人間に向けてもちゃんと色々活動している。


 商店街活性の企画などもおこなっているらしい。


 ノラが考えた企画に関わった事は何度もある。

 皆楽しそうで、普段は家の中にいる奴なんかも外に出てくるのだ。


 フィーと同じで、小さいけど大した奴だと思ってる。



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