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超常捜査官:岐庚 〜アサルト・オン・ヤオヨロズ外典〜  作者: 執筆・八雲 辰毘古/監修・金精亭交吉
File3:信じるものは掬われる
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11.冷たい手のひら

 彼はまさしく冬堂井氷鹿だった。


「ちょっと、あんたなんで……」

「あいにくだが、別件でな。これはことのついでだ」


 しかし会話もままならない。つと注意を逸らしたとたんに大男が槍を振るって、壁を突き立てた。その鋒はたちまちに風を孕んで燃え上がり、炎熱を込めて壁にヒビを入れる。

 ところが、それもつかの間、すかさず炎すらも氷に包まれていく。大男がハッと槍を抜き取るものの、その鋒から水が滴っている。


 ただ、この数秒で(ユエ)の体勢は元に戻っていた。


「余計なお世話だよ。けど、感謝はしようか」


 ふと、(ユエ)は男二人を見た。


「君たちに名誉挽回のチャンスをあげる。あの二人を始末しろ。ボクはコイツで手一杯だ」


 井氷鹿は感情のこもらないまなざしで(ユエ)を見つめる。


「ほんとうはキミとは戦いたくなかった。いくら敵対組織とはいえ、ほんらい目指すべきところは同じだったはずだ。いまからでも遅くないよ。ねえ」

「残念だが、貴様は結社の掟を破った。罪は罰によってしか償われない」

「ケッ、しょせんは〈月卿(まえつきみ)〉の下働きってわけか」


 (ユエ)は先ほどの余裕のある態度をかなぐり捨てている。


「いいよ。ボクも少しは本気を出さないと。全身擬神器みたいなキミとは対等に戦えないもんね」


 パチン、と指を鳴らす。とたんにかのものの背後から差し込む月明かりの影がグンと伸びて、(ユエ)と全く同じ背丈の実体を伴う。文字通りの影分身。しかもそれぞれが独自の動きで井氷鹿に迫る。

 対する井氷鹿、瞑目しつつ次のごとき詩を口ずさんだ。


「先輩の匣中こうちゅうなる三尺の水

 曾て呉潭に入りて竜子を斬る

 隙月 斜めに明るく 露をけずりて寒く

 練帯れんたい 平らにかれ 吹き起こらず

 鮫胎こうたい 皮は老いて疾藜しつりとげ

 劈鵜へきてい 花を冷やして白關はくかんの尾

 これ 荊軻けいか 一片の心

 春坊の字を照見せしむなか

 妥糸だし団金 懸かって轆矚ろくそく

 神光はらんと欲す 藍田らんでんぎょく

 提出すれば西方 白帝は驚き

 嗷嗷ごうごうとして鬼母は秋郊にこくさん──」


 話しながらも大気が凍てつき、終わるや否やついに手元で凝ったように一本の利剣となって、まとわりついた。

 その剣身は月光を反射し青白く輝く。いとも冷涼なる死の面影を湛えながら──


 (ユエ)と井氷鹿の戦いがまさに想像を絶する緊張によって戦端を切った、まさにそれと同時に、庚と飛鳥は二人組の男ににじり寄られ、危機に追い込まれていた。


「庚さん! そんなムチャですよ!」


 飛鳥の悲鳴にも耳を貸さず、庚は胸を抑えて立ち上がる。

 その右腕にはまだ擬神器:〈八十(ヤソ)(タケル)崩槌(カムナヅチ)〉の籠手が装着されている。一度振るえば鉄筋コンクリートなど訳もなく砕き、二度目に立ち会えば森の一角を薙ぎ払い、三度目を叩き込めばついにカミをも打ち砕くとされる、神代の雷にも匹敵しうるこの装備は、しかしその能力のあまりの絶大さに対人戦闘にいままでろくに活躍して来なかった。


 事実、庚はこれをいま相手に見舞うつもりは一切ない。そも三度目を放てば自身も身が安全ではないのだ。いまこの状況、井氷鹿の腕がいくら立つとはいえ無茶は禁物である。

 実際飛鳥にああは言われたが、本人としては無茶をしたつもりはない。いくら飛鳥が縮地の術に長けたとしても、相手が決してそれを許しはしないだろう。術者同士の戦いとは隠した手の内を暴き合い、晒しつつ、ついには既知の奸計に貶めるを常とする。必殺技もそれひとつでは即座に対策をとられるのが必定だった。


 だから、庚はあえて前に出た。これ以上、人間同士で傷つけ合う場に民間人を置くわけにはいかない。


「飛鳥ちゃん、いい? わたしはこれからそこの憑き物筋と戦うから。そこの大男の攻撃をなんとか避けなさい。そいつとは残念ながら相性が良くないけど、イザとなったら虎落(もがり)を盾にしてもいい。とにかく実力で勝とうとしないこと。逃げても隠れても、誰も責めないから……」


 ふらっと姿勢が崩れる。まだ軽くめまいがする。


「最悪負けてもしょうがない。大事なのは生きてることよ」


 飛鳥は訳もわからずうなずいた。実際、庚がなぜこのようなことを並べ立てているのかまるで理解できない。しかし、他の術者同様に人相手に戦う必要がないのはわかった。


「さァて、講釈垂れるのは終わったカァ?」

「いいわよ。あんたみたいな犬の散歩してるようなヤツに、負けない」

「はン、言わせておけば!」


 式神の名を呼んだとたん、狼たちが唸りながら庚の周囲を飛び交った。もとよりただの獣ではない。全身が霊子で構成されたそれは、術者の意識の挙動に応じて変幻自在に形を変えて、つむじ風のように周囲を駆け巡った。

 庚はまず右腕の擬神器を起動した。全身に蓄積した妖気が右腕に鬱血したかのように凝集し、溜まれば溜まるほど静電気が爆ぜるような音を出す。毛先がチリチリと逆立つ頃合いになって、一気呵成に「破ッ」と気合とともに撃ち抜いた。


 とたん、犬神による妖気の渦巻きが霧散する。脇腹に風穴を開けた狼のすがたを取り直し、ついに一頭がパタリと倒れる。男が悲鳴を上げた。


「アラ。そんなに大事だったら近づけたのが運の尽きだったわね」

「てめええ、ちくしょうよくもおれの可愛い式鬼(しき)を!」


 しかしいきなり飛び掛かりはしない。なにせ庚の技は予想を遥かに超えた一撃である。男はこれが二度三度と連続したら溜まったものじゃないと判断する。

 恐らく溜め技だろう。時間をかけて妖力を込めて、決定的な一打で必殺する。だとすれば早業を連続して溜める時間を削ればいけるかも知れない。ただし、それでは溜めの機会を与えないほどの連続攻撃を前提とする。


 ところが先ほど式鬼の一体をやられたばかりだ。もう一匹とでは、いくら間隙を詰めても一拍間が空くことは避けられない。その間を蓄積していけばいつ不意打ちに出てくるかわかったものではないのだ。

 予測する。しかし決定的な情報が足りない。もうしばらく無駄な手を打って相手の出方を見るべきか──


「考えすぎよ。それならサッサとぶちかまして終わろうかしらね」


 ツカツカと歩み寄る庚、その腕にはパリパリと電撃の残像が迸る。やはり、と男は思う。これは溜め技で、妖力を一点集中して放出する擬神器が可能にするのだろう。

 しかし──装備が強力であるならば、その分のリスクもあるはずだ。


 そのリスクはどこにある? 男は庚の行動を注意深く観察する。

 素早く間合いを詰める庚、今度は掌打を数発撃ち抜いて男を怯ませると、不意に足払いを掛けて体勢を崩しにかかった。男はしばらく庚の手のうちで踊らされたが、足払いを受ける段になって一瞬身を浮かせてこれを(かわ)す。代わりに飛び蹴りで応答し、激しい組み手を交わした。


 一手、二手、三手、空を切る音が互いの耳元と脇腹を掠めると、庚が半身を捻って旋回をかました。上向きの軌道を辿った肘鉄を撃ち抜くと、ついに手応えを得る。

 男はグッと堪えて後方に飛ぶ。しかし恐れていたほどではない。かの擬神器の一撃に比べれば、微塵の愛嬌すら漂う。これだ、と男は思った。まちがいなく相手は技を出し惜しみしている。


「ヘッ、たいしたことねえじゃねえか」


 男はついに奥の手を用いた。


 四つん這いになり、半眼になる。喉の奥から原始の記憶を呼び覚まし、臓腑の洞からこだまするかのごとき唸り声を上げると、顔面から文身(いれずみ)が浮き出す。赤みの差した面貌、さながら虎の目覚めである。

 獰猛な雄叫びとともに、男は縮地の術で間合いを寄せる。すかさず見切って叩き落とそうとする庚だったが、男の狙いはまさにその腕だった。がぶりと噛み付くその動作は、まさに狼のそれである。


 庚が怯んだそのとたん、男は奥歯をギリギリと鳴らしてさらに加速した。

 一部始終、庚からすれば瞬きほどでしかない。ところが男の感覚からすれば薄く引き伸ばした飴のようなうすのろの時間である。その間わずか五秒、拳は六発、蹴りを二発。立て続けに流れる動作でこなすと、庚はグンッと吹き飛ばされて、ビルのショーウィンドウに叩き込まれた。


「そんな……ひどい……ッ!」


 ことの次第をただ見ているより他ない飛鳥だったが、ついに彼女にも大男の魔の手が差し掛かっていた。膝が笑ってうまく立てない少女を前に、殺人ロボットのごとく屹立する大男、灼熱の槍を構えてまさに迫らんとす。

 ところがこれを阻止するものが二体。虎落丸とラプ太である。虎落丸が得物をホールドして他所に向けると同時に、ラプ太の俊敏な体当たりが大男の横ざまから襲い掛かる。


 しかしそれもつかの間、三メートルほど引きずられたかと思うと、大男はこれに耐えた。踏ん張った足からラプ太の頭蓋部を押さえつけると、力を逸らして転倒させる。

 虎落丸も、すかさず転じた槍の石突に叩かれる。その痛みのあまり冗談も言えない。たまさか取っていた人型形態が仇となし、第二撃、三撃と棒術めいた打撃を立て続けに受けてスクラップまがいの金属音を散らかした。


 大男がふたたびラプ太を向く。今度こそはと刃を向けると、その側面から飛鳥の〈辛鋪鎚(カノトホヅチ)〉が振り下ろされた。

 ガキィィン、と音響がとどろく。


「お嬢ちゃん、ムリはしなさんな」


 大男、ここで初めて口を開く。


「ダメ……うち、もうガマンなんないッ! あんたなんか、コテンパンのボコボコにして、やんだから!」


 きっと彼女の親友ならそうしただろう。彼女の信じた戦友ならそうしたはずだ。それが怪獣ではなく人間だというのが嬉しくない。むしろ悲しくもある。しかしこれ以上の暴虐を目の当たりにして、止められない自分ではいたくなかった。

 がむしゃらに金棒を振るう。その動きはいかなる武芸の形にも当てはまらないが、かえってそれが大男を混乱させた。なまじその一撃一撃が速く、力強い。まともに受け止めようものなら槍も体もたまったものではない。


 おまけに身長差である。大男に立ち向かう低身長、その小柄と俊敏さは、相手の長物に対してそこそこ優位に働いた。

 飛鳥の猛撃の前に槍はただの棒でしかなく、また同時にラプ太虎落丸の連携を予感してはおのずと決定打に踏み込む勇気を損なわせる。しばらく受け身を取り、様子を見ていると、やはり飛鳥の側から息切れが始まった。


「筋はいい。しかし、これはきみみたいな人間が知るべきではない」


 大男はへにゃっと笑うと容赦なく槍の柄をしならせて、飛鳥の腹をしたたかに打った。ウッと息が止まる刹那、すかさず二撃三撃と手数を加えてついに飛鳥も後退する。

 したり顔で鼻を鳴らす大男、さらに間合いを詰めて、身を屈めた。


 一瞬、その顔が飛鳥の耳に近寄った。


 そのとき──


《ウヌヌヌァアアアア!!!》


 虎落丸、軋む体を踏ん張って鎌状の腕を振るった。大ぶりな一閃、見事に大男に見切られると、返す刀で関節から部品がもぎ取られる。ガチャンと、滑稽なまでの金属音。虎落丸は自身の一部だったものを見て悲鳴を上げた。


《アァ……手ガ……手ガ……!!》

「モガちゃん!」

「さてそこのトカゲさんよ、どないするね?」


 あらんかぎりの知恵を絞るラプ太、しかし飛鳥の確信に満ちた表情を見つけて、次の行動を決めた。

 とっさに前に出る。よし来たと身構えた大男の傍らを、飛鳥がふたたび縮地の術で飛び立つ。オヤと振り返る大男、まさか先ほどの不意打ちを繰り返すかと瞬き一つ行動を遅くする。


 ところが飛鳥は虎落丸の部品を拾い、遠くに離れていた。

 すかさずラプ太、大男を通り越して飛鳥と合流する。


「なるほど。三十六計逃げるにしかず、てか」


 大男、ここでついに炎を湛えた槍を振り回し、本気を見せる。ブンと風を切る音が絶えず周囲に気迫を伝導させると、急に熱気となって充満する。木火土金水の〝火〟の気。まさに烈火の炎と言わんばかりの勢いが、槍の穂先へと凝集する。


 一方犬神憑きは奥歯を噛みしめ、五秒が経った反動で少々微睡んでいた。今しがたの攻撃で庚を倒したとは思ってないが、すかさず追撃を掛けるには体の負荷が大きすぎた。

 そこに、飛鳥と虎落丸を載せたラプ太が駆け抜ける。気づいたときにはすでに遅く、ショーウィンドウの中で気を失っていた庚を救助し、連れ去られていた。


「あンにゃろ……!」


 もう一度、文身を露わにする。再度奥歯を噛み締めて、気合を込めようとした。


 その一方で──


 無数の剣戟、無数の破砕音、そして──冬堂井氷鹿と(ユエ)の激しい攻防戦は、まさに一個の吹雪のようにあたりに吹き荒れる。その手数は神業のように速く、目にも留まらない。

 風が相討ち、氷が飛沫を上げ、吐く空気も吸う空気も鋭利な刃物のように肺を切り刻む。(ユエ)とその分身があの手この手と尽くすにも関わらず息切れを起こすのに対して、冬堂井氷鹿は依然として無表情に氷剣を振るうばかりだった。


 そんなさなかに、大男の槍が振るわれた。ごうらんと火が唸り、風が渦を巻いて一直線に閃いた。かの大男の呪具:火遁槍とはまさに名の如く、火遁の術を絶えず放出するために設られた装備に他ならない。


 鋭い火花がスパッと空間を断絶する。しかしわずかに狙いが逸れたのか、火炎の一撃は男の鼻先を掠めて通った。

 文字通り出鼻をくじかれた男、ワッと声を上げて文句を垂れる。


「何しやがるッ!」

「すまん!」


 大男はざっくばらんに謝った。

 そのわずかな隙に、ラプ太は一同を路地裏へと隠した。間もなく飛鳥は必死な面持ちで摩利支天隠形(おんぎょう)印を結び、これを右手で覆う。いわゆる宝篋(ほうきょう)印である。


「オン アニチ マリシエイ ソワカ……」


 急急如律令! 唱えるのはまさに隠形(おんぎょう)の術である。たちまちにして一同の姿はかき消えて、風のように見えなくなった。

 後から縮地で駆け付ける男たちだったが、すでに隠形の完遂後で見つけることは叶わない。


「チキショウ、逃げられたじゃねーか!」


 まずかった。二人はこの失態を隠せなくとも、おめおめと(ユエ)に報告するつもりはない。


「おれたちもズラかるぞ! アイツに見つかったらロクなことになんねーからな!」


 さて、肝心の(ユエ)のことである。


 付近にヒトがいなくなるにつれて戦いはまさに激化しており、ついには白く冷たい霧が辺りを覆い始めていた。

 さいわい時刻は深更、終電時間を超えてとうに人気もなく、ましてや怪獣騒動で余った人間も逃げ出した後である。そこを縦横無尽に駆け巡る無数の立体化した人影と、次々と蹴散らしては霧散する氷の刃の交差が白熱していた。


 組めども尽きない影分身の創出に際して、(ユエ)は言霊を駆使した。


「さやかなる 鷲の高嶺の 雲居より 影和らぐる 月読の(もり)


 かのものを取り巻く分身が、さらに複数になり、容赦なく井氷鹿を取り巻く。もはや姿形は本体と見分けがつかず、霊妙な動きでさらに井氷鹿の霊力を削ぐ。

 ところが返す言霊に、井氷鹿は淡々と次のように詠んでみせた。


「かゞみにも かけみたらしの 水のおもに うつるばかりの 心とをしれ」


 とたん、増えた分身が微塵にも消え去り、立て続けに展開した剣戟も霧散した。

 一瞬で形勢の不利を悟った(ユエ)である。頃合いを見てついに力を鞘に収め、一礼した。


「悔しいが、今夜はここまでだ。やはりキミには敵わないね」

「…………」


 井氷鹿は黙ったまま、両手を仕舞った。


「次会うことはないようにしたいね。これ以上余計に会えば、誰かが死ぬしかない。でも、今晩はとても楽しかったよ。全力を出して遊ぶのは、やっぱり楽しいねえ」


 無表情。冷たいまなざし。


「そんなに睨まないでくれよ。もうしばらくで儀式は完遂するんだ。その時は今度こそ招待するからね。じゃ」


 バイバイと手を振って去る様子は、さながら子供である。井氷鹿はその様子を見送ると、風に溶けるようにフッとその場を立ち去った。

 後には誰も残らない。ただ、月だけが眠たげな眼を開いて、物事を夢の中に見つめているばかりだった。

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