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ティファギャドにご飯を奢ってもらう☆

私、今気が付きました。

この国に囚われて来て数ヶ月。

ずーっとずーっと引きこもって宿舎でご飯を作ってたんですよ。

それでですね?驚かないで下さいね?ここに来て実は一度も外に出てなかったんです!!ビックリでしょ?


「・・・ハイト。わざとなのか?」


「ち、違う!僕も仕事と宿舎を行ったり来たりしてたからすっかり忘れてたんだよ!ごめんティファ。あんなむさ苦しい所にずっと閉じ込めてて・・・」


え?何の事ですか?もしかして気にしてくれたんですかね?いいんですよ?私この国では捕虜扱いですし?


「結構大きい街ですよねー。あ!何だろアレ」


そんな事より、あのお店に並ぶのは色とりどりの果物ですかね?見た事ない果物があります!新しい食材!ワクワクします!


「何が食べたいんだ?何でも奢ってやるぞ?」


「え?本当ですか?」


思わず目を輝かせてギャドさんをガン見しちゃいましたよ?もう!

あれ?見過ぎでしたかね?目を思い切り逸らされてしまいました。すみませんでした!!え?もしかして臭いましたか!?


「じゃあギャドさんオススメのお店に連れて行って下さい」


「俺の行く店なんて肉か酒が置いてある店しかないぞ?」


肉だって立派な料理ですよ?どんと来いです!


「はー」


「ハイトさん?どうしました?」


元気ないですね?最近はとてもイキイキしていたのに。お疲れなんでしょうか。それなのに付き合わせて申し訳ない事をしましたかね?


「本当ならティファのご飯が食べられたのにと思うと、気分が乗らなくて」


ハイトさんはアレですかね?私を持ち上げ(たい)!に所属されているんですかね?最近余りに褒められ過ぎて逆に信用出来なくなって来たんですけど。なんて言っても私。敵国の騎士ですから!油断させてグサリとか普通にあり得ますよね?怖いわ〜。


「ここだ。入るぞ」


余分な事考えてたらもう着いちゃいましたね?ほうほう?表通りではなく路地裏とは、また隠れ家的でいいですね?土地も奥側の方が安そうですから私も検討してみましょう。


「いらっしゃーい!奥どうぞ」


なんだか独特な香りが充満していますね?

なんの香辛料でしょうか?気になる所です。


「三名様ね?何にします?」


周りに料理名がズラリと並んでますね。

初めてなので何を頼んだらいいのか、わかりません。

ん?アレは何でしょう?


「あの、シェル貝って何ですか?」


「貴方この街の人じゃないのね?この近くの海でとれる貝よ?でも、この地方の人は余り頼まないわね?」


「何故です?」


「生臭いみたい。それがいいんだけどね?」


確かに海鮮類は生臭くなりますからねぇ?でもどんな味がするか興味ありますね!


「じゃあそれと、このサラダ、あと、カダの丸焼き下さい」


「え?!カダの丸焼き!?」


どうしましたハイトさん?丸焼きと聞いてテンション上がっちゃいましたか?奢りですからね!丸っと頂きますよ!


「お前、あんなクセのあるもん、よくいくな?」


あ、そっちですか?もしかして二人共知らないんでしょうか?


「お二人はカダの丸焼き食べた事ないんですか?」


「いや?あるから言ってる。アレは肉のクセが強すぎてダメだった」


「俺も苦手。一度食べてギブアップした・・・・」


あー成る程。何となく分かりましたよ。これは分かってないですねぇ。


「はーいお待たせ!小皿はコッチね!調味料はお好みでね?」


「有難うございます」


「まぁ、せっかくだし食べるか・・・・」


「あ、待って下さい。そのまま食べるんじゃないです」


やっぱりそのまま行こうとしましたね?

実はカダの丸焼き。肉にクセがあるので野菜や香辛料を巻いて食べるのが定石なのですよ?

私が用意して差し上げましょう。タダ飯ですから!このくらいしますよ?


「はい。菜っ葉に巻いたまま食べて下さい」


「お、おう」


「頂きます」


私も勿論頂きましょう!うーーーん!美・味!


「・・・・・うわっ旨い。これ、こうやって食べる物だったんだ。知らなかった」


「やべぇ酒のみてぇ」


うんうん!美味しいですよね?ではこちらの貝も頂きましょう。おー!貝の甘みが広がりますねでも確かに生臭い。ではレモンを大目にかけて少し香辛料を加えますか。


「あーーーー俺、次来たらコレまた頼むわ。」


「うん!すごく美味しい。この貝こんなに美味しかったんだね?」


「先にかけてしまうと味が落ちますから。あと好みもありますしねぇ?食材の処理の仕方もとても丁寧ですね?いいお店をご紹介して頂いて有難う御座います」


「え?いや、気に入ったなら良かったけど」


あれ?ギャドさん熱でもあるんでしょうか?顔が随分赤いです。もしかして無理を押してここに連れてきてくれたんですかね?あり得ます。後先考えなさそうですもんね?ムキムキですし。ちょっと心配になりました。どれ?熱はいかほど?


「な!おい?」


「ん?熱はなさそうですね?でも何だかんだ具合が良くなさそうです?もう帰りますか?」


「っちがう!具合は悪くない!あまりベタベタしないでくれ!!」


ハッ!!しまった!臭い女に触られたと思われたんですね?いや、でも本当に臭ったのは最初だけなんですよ?最近はちゃんと綺麗にしてますから!


「そんな・・・・ちゃんとお風呂に入ったんですけど・・・」


「は?!お、おふろ?」


挿絵(By みてみん)


「え?おいギャド!お前ティファに何言ったんだ?まさか僕が来ないかもとか思って・・・」


「まてまてまて!!おかしいだろ!おいティファ!どういう事だよ!!」


アレですか?洗い足りなくて肌がくすんでるんでしょうか?最近は外に出なくなったのでだいぶ肌も白くなったんですよ?


「私。ちゃんと綺麗にしてきましたよ?大丈夫だと思います」


「ギャド!?」


「何の話なんだ一体!!何処からそんな話になったんだ!!ティファ!ちゃんと説明してくれ!」


今度はこっちの香辛料を試してみましょう!うん!美味しいです!!

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