ティファ敵国に捕まる☆
皆さんこんにちは!
私はティファ!もうすぐ18歳!
職業は某国の騎士などを務めてます!
性別は女ですが、これでも意外と強いんですよ?
副業のつもりで兵士になったんですけど、何故か気付いたら最強騎士って呼ばれてました。
おかしいなー?特別何かした訳ではなかったんですけどね?ちょっとしたお金稼ぎのつもりだったんです。はい。出来心でした。完全に舐めてました。きっと私の事が目障りだったんですね?見事に仲間に騙されて敵国に捕らえられてしまいました。
私の目の前で敵国の皇帝様が、今まさに私を断罪しようと睨んでいますね。そうです。人生最大の大ピンチってヤツです。
コレあれですよ、首をチョンって切られちゃうんですよね?やだな〜痛いの。一瞬で終わらせて欲しいなぁ〜。
「それで?仲間に裏切られて引き渡されて来たわけか?」
「はい。そうですね?」
さっきも同じ事言ったんですけど忘れちゃったんですか?
ボケるには早いと思いますよ?貴方まだ若いですよね?
何やら向こうでボソボソと耳打ちしていますが、あれですか?どうやって私を処罰するのかの相談ですか?そんなにバリエーションがあるんですか?あるなら選ばせてくれないでしょうか?
「全く。困ったものだな・・・ティファ。お前は少し前、我が国の魔術師を助けただろう?」
ん?この国の魔術師?そんな人助けましたっけ?
「道で倒れているところにお前が通りかかり、彼を助けたと聞き及んでいる」
「ああ?腹ペコで行き倒れてた人ですね?思い出しました」
んん?何でしょう。その微妙な顔は。あまりジロジロ見ないで欲しいですよね?うら若き乙女ですよ一応。
「本来なら敵国の騎士は投獄、もしくは処罰を下すのだが、お前は少し事情が違う。お前、まだ私の首を狙うつもりがあるのか?」
えー?いやいや、私だって好き好んでこんな事してるわけじゃないんですよ?仕事だから!お金が欲しいからやってただけですよ?
「いやぁ、正直言いますと私的には貴方の首はどうでもいいと申しますか。生きていく為に仕方なくというか・・」
お金が欲しいので貴方の首狙ってました!テヘ!とは流石に私も言えないですねぇ。どうしよう。
「だろうな。では、暫くお前は監視付きのもと我が国で暮らしてもらう。この国から勝手に出る事は許さない」
ん?んんん?
「あ、あの〜。それってここで生活していいって事でしょうか?」
「そうだ。お前の身元引き受け人は決まっている。ギャド!」
「うぇーい!」
奥から随分体の大きいムキムキマッチョの男性がやって来ました。あれ?でも、この人鎧着てませんね?兵士ではないのでしょうか?
「お前達の宿舎、身の回りの世話をする者が居なくて困っていただろう?この者をそこで使え」
あら?私やっぱり強制労働とかさせられちゃうのですか?宿舎って言ってたから男性ばかりですよね?まぁ、それはいいとして、これだけは確認しておかなくちゃ!
「あの?一つご質問が」
「何だ、申してみよ」
皆んなの視線が痛いですが私負けません!!だって、だって!
「その仕事。日給おいくらほど貰えるのでしょうか?」
お金、大事ですから!!!