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この駄女神がぁぁぁぁぁ!

3話目です。

目を覚ますと真っ白な場所に俺は寝転んでいた。


「うーん、ここは?」


あたりは真っ白でなんもない。


すると目の前からスゥーとキレイな女性が現れた。



見惚れた。


あまりにも美しくあまりにも神々しい。


これは女神というやつなんだろうか?


『私は女神のネルです。困惑しているかと思いますが、ここは世界と世界の狭間です。あなたが異世界に転移される前にこちらに呼ばせていただきました。地球から異世界に転移される場合そのままでは可哀想だということで基本特殊なスキルなどを持たせるのですが・・・』


「おっしゃー! ついに俺の時代キター! それってつまりチートスキルってやつだ!」


メチャクチャテンション上がる!


チートスキルだとやはり、魔力無限、相手の能力奪える、ネットショップが使える、ネットが使えて知識チート、運がMAXで幸運チート、時空間魔法で最強、魔剣などの武器を無限召喚etc・・・。



『あの? それでスキルなんですが。』


「はい! スキルですね。 個人的には魔力無限で時空間魔法と魔剣や古代英雄の武器の無限召喚などをですね。』


『それが今月予算があまり残ってなくて能力が渡せないんですよ。申し訳ないのですがそのままで異世界に行ってもらってもよろしいですか?』


女神が申し訳なさそうに頭を下げた。


うん? 今女神様はなんで言った? 能力なしで異世界行けって言ったの?


「あの質問大丈夫です?」


『どうぞ。』


「俺が召喚される異世界は魔物みたいな危険なやつとか出るんですか?」


『基本でますね。魔物や危険な猛獣とかわんさか出てきます。』


ニッコリと微笑む女神。


あ、カワイイ。 いやいや、今めっちゃヤバいことこの人言ったから!


「えーと、魔法とかもあります?」


『ありますよ。あちらの人々は魔法を使います。もちろん魔法に長けた種族や才能を持った人々もいらっしゃいますよ。基本的に生活の軸は魔法を使って生活しています。』


「そこにスキルなしで俺に行けと?」


『申し訳ありませんがそうなります。』


「そんな無茶な! せめてなんか強い武器とか防具とか!」


『申し訳ありません。なにぶん予算がないので。そろそろ時間もありませんので。』


そういうと女神の裾から紙がパサリと落ちた。


『あっ!』


俺はそれを拾い中身を見てみる。


『ネルへ。この前のオヤツのお菓子やケーキ代なんだけど今月の経費で落としといてね。あと、ネルが欲しいって言ってたお腹に貼るだけでプルプルお腹のお肉が引き締まるダイエットマッスルの機械も経費で落とせるようにしたからね。多分今日には届くから。じゃ、よろしくー!優しい先輩女神より。』


なるほど。


「女神様はこういったお菓子や個人的な私物に経費をつかってらっしゃるんですね。それはこちらに使う予算がないわけですよね。品物届くなら早く仕事終わらせたいですよね。」


すると女神は目線を逸らし、


『あ〜、これも大事な仕事というか、地球を知るために必要な経費というか、そろそろ宅急便が届くというか、時間がないというか。』


うん、ものすごくしどろもどろになってるね。


ピンポーン! ○ネコ宅急便でーす。


『はーい、今いきまーす。じゃあ、そういうことなんで頑張って下さい!』


と、シュタっと姿が消えていく。


「そういうことってどういうことだよ! ていうか、ここまで黒○コ宅急便は配達に来んのかよ! ここ世界と世界の狭間だぞー!」



俺の意識が遠のいていく。


あの駄女神、絶対忘れないからなぁぁぁぁぁ!



ここまで読んでくださりありがとうございました。

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