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シャーロット2

 と、初対面なのにあまりからかい過ぎてへそを曲げられても困るのでこの辺りでやめておく。どうにも小さい子相手だとこうやって気安く接してしまうのは俺の悪癖だ。この世界にはエルフみたいに見た目と年齢が合致しないような種族もいるんだから小さいからと言って子供扱いするのはやめた方がいいとは思うんだが、ついついやってしまう。


 「ごめんごめん、冗談だよ」

 「冗談? む~! そういう意地悪をするのは良くないんですよ!」

 「まぁまぁ、そう膨れるなって。可愛い顔が台無しだぞ?」

 「あなたのような失礼な人に可愛いと言われても嬉しくないですし!……フッ、だが、我の魅力に気づくその、慧眼? だけは褒めてやろうぞ」


 嬉しくないとは言いつつも満更でもない様子だ。おだてられると得意げになるタイプなんだろうな。


 「はっ、ありがとうございます」

 「フフン。して、我が魔法薬販売店にいかなる用事で参ったのだ、人の子よ」

 「ちょっと買い物にな。だけど、この店って他に人がいないみたいだけどシャーロットさん一人で営業してるのか?」

 「うむ。我とその使い魔、猫のライカの二人で営業している。それより、シャーロットさんと言うのはやめよ。我のことはシャーロットちゃん、もしくはシャロちゃんと呼ぶがいい」

 「じゃあシャロちゃんで。でもそっか、小さいのに偉いんだな、シャロちゃんは」


 でも、一人と一匹じゃ正直少し不用心な気がするんだけど。見た目と能力が必ずしも一致しないということは分かっているが、高価な薬品や取り扱いの難しい薬品もあるだろうし、不逞ふていやからに目をつけられたりしないんだろうか。


 「ち、小さくなんてないですし! 少し小柄なだけですし! 子供扱いしないでください! 女性に向かって失礼ですよお兄さん!」


 時々あの変な口調から素の口調に戻るけど、扱い切れてないなら普通に喋ればいいのに。

 というか、女性か。そういえばいつの間にかまた小さい子に接するような態度をとってしまっていた。やっぱりどうしても見た目で判断してしまうな。ある意味仕方ないとはいえ、人によっては逆鱗に触れてしまう恐れもあるからなんとかしないとな。

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