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質問8

「で、どうだ。そろそろ確認は済んだかよ」


 そうして、各々がアンネローゼのステータスについて思考を巡らせていると、グランツさんから声が掛かった。


「あ、っと。うん、確認は済んだよ。ごめん、勝手なことをして」


 それに対して、ミリオが返事をし、おそらく無断で鑑定石を使用してしまったことを謝罪する。

 まぁでも、あれは俺のために使ってくれたわけだからミリオが謝る必要はないのかもしれないけど、それを言ったところで「起動したのは僕だから」って言いそうだし……うん、黙ってよ。


「構わねぇよ。むしろ、これで一層説明もしやすくなったってもんだ」


 そう言ったあと、グランツさんはこちらに席へ着くように指示を出してきたので、再び着席する。


「で、実際にアンネローゼのステータスを見てどうだったよ」

「そうだね。やっぱり、僕たちとは立っている段階が一つ違うな、と思ったよ」


 そして、彼からの質問にミリオがそう答えると、顎をしゃくって次を促してきたので、こちらで目配せをして、ガルムリードから席順で答えることにした。


「かっ、たしかに化けもんみてぇだったがよ。いくらこいつのそれが高かろうが、ぶん殴り合いなら負ける気がしねぇよ」


 ガルムリードは突き出した拳を握り締めながら強気に。


『……えっと……私よりもずっと強くって……すごいなって思ったよ』


 クレアは自分と比較して、その強さを称賛するように。


「まぁ、さすがはアンちゃんだなとは思ったけど、それにしてもおかしいぐらいに色々とちぐはぐだよな。《ギフト》を持ってるやつのステータスって、みんなこうなのか?」


 そして最後に俺と続き、質問をしてもいいかどうか少し迷ったが、さすがにこの疑問はそのまま流すことができなかったのでそれを口にする。

 まぁ、話の流れを阻害する感じじゃないし、これぐらいならいいよな?


「おう。ま、そいつの《ギフト》次第だが、基本的にはそうなる」


 一つ頷いて、グランツさんはそれを肯定してみせる。


「確認したと思うが、《ギフト》にも自身と同様にLvがある。そいつは経験を積むごとに上昇して、それに応じて加速度的に技術が向上していきやがる。アンネローゼの成長速度をみれば分かるとおりにな」


 たしかに、ニーアさんと戦っていた時にもそれは見てとれた。

 普通に努力をしただけでは、あれほど急激な成長はあり得ないだろうというぐらいにアンネローゼは強くなっていた。

 あれが《ギフト》による恩恵なら、その有無には本当に大きな差があり、条件が同じなら持っていない者がそれを覆すことは不可能と言ってもいいだろう。


「そんで、《ギフト》のLv──ギフトレベルの上昇にはもう一つの副次効果がある。それが《ギフト》に応じたステータスの向上だ」

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