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レベル上げ

 翌日。

 一晩眠ったことで昨日の疲労はすっかりと取れ、消費した分の魔力もしっかりと回復していた。

 やっぱり昨日は初めてのスキルを試したり、魔術に関する色々な技術を教わったりしたことで疲れが溜まっていたようで、睡眠を十分に取った今は体も軽く頭もすっきりとしている。

 そして、朝の日課を済ませた後補修を頼んでいた防具を取りに鍛冶屋へ行くと、すでに作業は終わっており無事に補修の済んだ防具を受け取ることが出来た。

 その後、昨日と同様に日が傾き始めるまで訓練場で各々の訓練を行い、夜にはシャーロットの店で魔術の訓練を積み、そこで補助魔術の効果的な使用方法と、離れた場所へ魔術を正確に放つための方法を伝授してもらい、昨日学んだ技術を応用することで何とか扱える程度にはなった。が、それでもまだまだ制御が甘いのでこれからもここへ通い続けることにはなる。

 クレアの方は流石に俺とはやっていることの次元が違うのでどの技術もそう簡単には習得出来ないようだったが、それは最初に言われていたことなので焦らず地道に一つずつ必要なことを覚えていくしかないだろう。





 その翌日。

 今日はクレアのレベルを上げるために再度東の森へとやって来ていた。

 以前に森の浅い場所でウルフに出会したことからこの森へクレアを連れて来るのは危険じゃないかと思ったのだが、あの一件の後ミリオがブラッドウルフの毛皮や牙などといった素材を売りに行く前に、それを証拠としてギルドへと持って行きウルフ種の魔物が東の森の浅部に出現したことを報告に行っていたそうだ。

 その後にギルドが調査任務を発行したということで、その結果を先程確認しに行ったところ二日掛かりで調査をしたようなのだが、痕跡はいくつか発見出来てもウルフの姿は確認出来なかったようなので、それならということで東の森へ出発することとなった訳だ。

 他の場所へ行こうかという話も出たのだが、レベルの低いクレアが相手を出来る手頃な魔物が多く居てその日の内に行き帰りが出来るのはやはり東の森ぐらいしかないのでそういうことになった。

 流石に前回のような予想外の展開がまたある訳はないと思うのだが、魔物も生き物である以上絶対にその棲息域から出ないとは言い切れないので、間違っても前と同じ二の舞にならないために常に警戒を怠らず危険からは直ぐ様逃げ出せるようにしておかないといけない。無理な戦闘なんてしないにこしたことはないからな。

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