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プロローグ

紹介にあるように、ただ思いつきで書き始めた代物なのでどうなることやらのお話です。


そんな感じでゆる〜く楽しめたらと思って書きました。


初めまして、こんにちは。


わたしは日本生まれの昭和生まれで、ゆとりの前世代という何だか何世代なのか微妙によく分からない中でそれでも日々そこそこがんばって生きてきた女子と言い辛い女子です。


年齢はちゃんと言わないけど一応アラサー。

ほら、アラサーって言っておけば20代後半からアラサーに入るじゃないですか。


もうそれ言ってる時点でアウト!とか、分かっててもどうか言わないで察して下さいよ。


いやいや、20代前半のあのなんの躊躇いもなく年齢公表しちゃうのね、本当にすごいよね。あれできなきゃ20代半ば以上なんじゃないかっていう変な感じが出ちゃうもんね。


何せ、わたしつい先ほど今世の人生を強制終了したばっかりなんですから。



そう、ここは死んだ魂が天国と地獄、そして新しい命として再び修行として転生先に導かれる審判の門?だったっけかな。



とにかく周りは澄み渡った青空と白い雲!



ぶっちゃけ私の足は雲の上に乗ってます。



病気…?いえいえ。


事故…?いえいえ、いや事故と言えば事故なんですけどね。


誰かを助けたとか何かの事件に巻き込まれたとかならまだしも、もっとかっこ悪い……。



って、そこはほら深く追求しなーーい!

じゃないと話が進まないからね?


主人公の生い立ちなんて、大してみんな興味なくていざとなった時に思い出したり調べたりしても十分あとから補完されるし、時には過去が色々改ざん捏造なんてしょっちゅうですから。


いやこれそもそも、転生ものだから。













あ、、、、またそれ?とか言わないで。



うん、言われなくとも今や世にじゅうぶん溢れかえってる転生物語なんだから、そこはそれそれよくある流れじゃないですか。




だって仕方がないじゃない。


今の命が終わらないと新しい命は生まれないし、大往生しちゃったらおばあちゃんの意識で転生することになっちゃうよ?


それこそ第二の人生ってそれはそれで何かが弾けて確かにおもしろそうだけど、それはぜひとも別腹でとっておいて下さい。







『ちょっと、聞いてるの〜〜!!いい加減人の話を聞きなさいよっ!!』





「!!??」




たとえるなら、声も見た目もかの美女の代名詞、峰◯二子ちゃんを思わすような色艶めきたつそれはそれはイイお声で今まさに私の前で仁王立ちなさっているのは、女神と名乗る長い緩やかな金髪碧眼のそれはそれはお美しい天使様だった。



うん、まさに金髪の口紅が赤じゃなくてピンクでその艶かしいほどのパーフェクトスタイルもそのままな◯二子ちゃん天使。


昨夜そういえば『カリ◯ストロの◯』をDVDで見てたから、それの影響かな?


やっぱり三次元で見ると、すっっごい主張するおっ◯いだわ。


ハリが半端ないし、それでいて入ってますー感じゃない自然な膨らみ。


触れたらそれはそれは柔らかそうな、そりゃあ天下の怪盗もお宝片手にぜひとも揉み…じゃなくて触れたくなるおっ◯いだよね。


あれ?私も一応女なのになんでこんなおっ◯いで頭がいっぱいになってんだ?


いやだって、目の前にある白布に包まれた眩しいぐらいに美しい双丘から目が離せないんだよね。



でも、どうせ天使になるなら◯二子ちゃんじゃなくてやっぱり清純派ヒロインの◯ラリスの方がーーーーーーー。



『その自分の頭の中で会話を終わらせるのをやめなさいって言ってるんじゃない!いい加減私と話をしないなら、転生先を虫に変えてもらっちゃうわよ〜?』



「そ、それだけは絶対に嫌ですっ!!!!」



来世がもしアリとか芋虫とかに転生したら、どんくさい私など絶対すぐにふみ潰されるか鳥に食われるタイプじゃん!


転生後、光の速さで即ここへ戻ってくる自信あるからね!!




『なら、おとなしく私の質問に答えてちょうだいね?』



「!!??」





おぉーーーーっっっ!!!


これが世の男性を次から次へとたらし込んで心だけじゃなくてお金も財産も全て落とさせてすてまくった魅惑の微笑!!とその胸!!



さすがは小悪魔!!いや、そんな生ぬるいものじゃなくてもうあなた様は魅惑の魔法を扱う悪魔ですね!!



『わたしは天使よ!もう、この純白の羽根が目に入らないのかしら?』



「・・・・・入ってます」



とってもお美しいです。



目には入ってるんだけど、なぜかそのぷりっぷりのお尻に本来ないはずの黒いしっぽが幻覚でチラチラと 見えてしまうのはなぜなのかしら?



『もういいわ!とにかく、転生先を決める為にも書類が必要だから、わたしの質問に正確に答えてちょうだいね?』



「は、はい」





ふーーん、天界にも書類とかっているんだ。


あ、やっぱり『羽根ペン』使うんだ!


ってことは、あれはもしや自分の羽根なのかな?


『天使の羽根ペン』なら、何か特殊機能とかついてそうだよね。



MP+30とか。





『コホンっ!!!それで、あなたのお名前は?』



「佐藤 道子」



『サトウ ミチコ、っと。性別は?』



「女性、です」



『で、生まれた場所は・・・・・・』




道子。そう、この自分の道を歩んでほしいって想いを込めてくれたおかげさまで、我が道をできる限りは一心に突っ走りました。


好きなものは漫画とゲーム、あと声優さんも漫画から派生したミュージカルも好き!


どちらも乙女からBLまで、どっちも大好き!!


特にBLは友達にはまだ全部話せてないけど、結構ディープなところまで足を突っ込んで底なし沼から這い上がれないのに、その悦びを誰にも話せず共感できずのさみしいソロプレイヤー。


家族と同居時はパソコンにソフトが入ってるから、いつ私の腐生活がバレないかとヒヤヒヤしたっけ。


まぁ、オタクってことで一括りにされてた感じだけどね。


プラトニックラブ系から始まって、色々手を出し走り回る中でだんだん18禁マークがついてないと満足しなくなり、BLなのに女体化ものにも足を突っ込み、何が自分のツボなのかいまいち分からないながらも色んなジャンルに手を伸ばしてきたかなりの雑食!!


あるジャンルはケンカップルに萌え、同じようなケンカップルの王道がある他のジャンルなのにそこでは主従萌に走ったり。


主人公総受かと思いきや、乙女ゲーではその主人公の攻姿勢にも萌を出す。


ーーーーーーーが、悲しいかなオタクを語れる友はなく、ネットでも人に知られるのを怖がり、密かに皆さんとの共有を心の中で全力で萌え叫ぶことを楽しみにネットでPixivとゲームなどをめぐる日々。



結局他の人には一切カミングアウトもできず、かといってろくに彼氏もできずそうして今に至るはなんとも中途半端な腐女子見習いレベル1。


恋愛しても臆病で感情を溜める癖があるゆえに片思いで満足してしまい、ありえない妄想を日々膨らませ、想いを告げようとしてもさりげなくかわされ告白すらもさせてもらえないただただ重い重すぎる関わりたくない女レベル99。


どうせ恋愛できないなら、いっそ中途半端な女性にせず元々男性に生まれて近場での生BLをこの目で見てみたかったです。


その時は腐女子ではなく、腐男子になるのか?



うん、これ今の流行りだしいいかも!



燃え上がる禁断の恋!!を側近くで見守れる私!!いや俺!!




自分が当事者でなくていいのかって?


いやいや、性別が変わろうとわたしの中身が変わらなきゃモブ以下のただの通行人Aですよ。


それよか、そのきらびやかな主人公達を影からそっと見守る応援隊AとかBでこの際十分です!



イケメンは観賞用が一番!



わたしに恋愛は、やっぱり難しいみたいだからね。



今度こそ、腐女子として胸張って堂々としながら全力で萌を語りたい!!


そして、それを共に語れる仲間が側に欲しい!!






『えっと、あなたの希望の転生先は・・・・・・って、これはわざわざ聞かなくてもここで決まりよね〜〜♪』



「へ??」




あれから大した質問もされず、あっという間に書き終わったらしい書類をムチムチボディーの愛くるしい赤ちゃん天使にほっぺにチュー付きで渡すと、不◯子ちゃん天使は満面の笑みで私に笑いかける。




『さぁ、迷える可愛い魂ちゃん♪新しい世界でも思いっきり楽しんできてね〜〜〜!!』



「!!??」




その笑顔を最後に、『わたし』の意識は意識を失った。











ちなみに転生先は、『エンジュライト』。


それは『甘い夢』という意味のあるパワーストーンと同じ名前を持つ世界観の恋愛ゲームの名前。


大天使・天使の名をつけられた幾人もの麗しきイケメン男性が集う、ファンタジー溢れる剣と魔法の学園『アンジェロス』。



ある日、この学園に季節外れの転校生、ハニエル=ハーモニーという明るさと元気と歌が取り柄の青年が訪れ物語はスタートする。






そして、この学園は男子校。






道子の転生先はこの学園にひっそりと通い、そんなイケメンを遠目から羨望の眼差しで見つめながら、へたに目立たぬようにと周りからすればわりと地味めな学園生活をそこそこ楽しんでいる、今年春に新1年生として入学した男子生徒。



ロード=シュトラーゼ。



本来ならば、ハニエルの友人Aとして時々会話に混ざるだけのモブの1人。


スチルの絵にもハッキリと顔が描かれない、そんなぼんやりしたキャラクターである。


道子がロードとして転生し、男性として健全に生きた先で道子としての記憶を取り戻すのはこの学園に入学したばかりの頃。


ハニエル=ハーモニーが転校してくる半年前のことであった。



そして何より重要なことは、道子はこのゲームをその絵の美しさと大好きな声優さんばかりの贅沢なボイス、主人公の行動によってエンドどころか攻め受けも自由自在のBLゲーム。



さらに、買ったばかりでまだ一度も手をつけずに道子としての生を終えてしまったということ。




BL、そういえば自分で連載は初めてかくかも。二次創作とかはしてたけど。


そんなわけで、書くのは初心者マークバリバリですのでよろしくお願いします!!

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