第四話 召喚者の憂鬱
おはようございます
お待たせいたしました。
久しぶりの更新です
その頃、フォレスト王国の王都に集められていた、教会から派遣された魔法使いや王国に仕える魔導師、王族の血筋すら使ったと言うのに勇者召喚は失敗に終わっていた。
文献に載っていた条件は全て揃えたというのに……
勇者召喚を統括する者は自らの失敗に顔を青ざめさせ、召喚の為に魔力を使い果した魔法使いの一部は死んだ。
国に仕える魔導師も魔力の殆どを失い、二度と魔導師に戻れなくなった者や、気絶する者も居た。
そして、その現状を知ったフォレスト王国第一王子は召喚の為だけに血を流し、死んだ自らの妹を思って泣いていた。
その様をヴェークは冷静に、ただ見つめていた。
勇者召喚が行われた彼等の居る地下で。
勇者召喚の失敗と魔法使い達と魔導師達の半数の死は当然王様にも伝わり、再召喚は出来ない事が判明した事で一時の間フォレスト王国は絶望的な雰囲気でいっぱいになっていた。
数日後、フォレスト王国の王城に訪れたある人物が勇者召喚は成功しているが、何かの問題で別の場所に召喚されている可能性を示唆した。
それを聞いた王様は示された可能性に僅かな望みを賭け、勇者を探す様に部下に指示する。
それから数日以内に王城から小さな捜索隊が組まれ、出発した。
一連の流れを傍で見ていた白猫は迷惑そうに、そしてこの先の未来を憂う様に悲しげに顔を歪め、一声鳴いた。
にゃあー
僕の役割は何も王国を滅ぼす事じゃない。
その日、白猫が勝手知ったる様子で堂々と王城内の様々な場所で昼寝し、フォレスト王国の王族を見つめ、闊歩しているのが目撃された。
内容がようやっと纏まって来たのかもです




