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どうやら魔王の子供に転生したようです  作者: 緑米
第1章〜次世代魔王決定戦〜
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第四十八話〜決定戦その1〜

長いっすな…

ゆっくりしていってね!

 ………私は追い詰められていた、目の前に立ちはだかる男に、手も足も出ないでいた…


「済まなかったな…だがこれも俺が魔王にならなければいけないから。一度死んでくれ」


~~〜~~~〜~~〜~〜~〜~〜~


 時は遡ること1時間…私は大会会場の控え室にいた。控え室はとても豪華で1人一部屋とか素晴らしい。1回戦は

私とワイト

サウザント兄とロー

ヴァン兄とハイン

イブとデモン

 だ…


「よし…整理おっけー…というかスキルのおかげで整理だけで済むとか本当に楽な能力手に入れれたな〜」


 私は受付員からもらったブレスレットを腕にはめる。効果は一度死ぬと一定の場所に生き返り瞬間移動する…と書いてある。正直死ぬのは嫌だな…だけど安心だ


「エールさん、出番ですよ」


 するといつから扉を開けていたであろう、係委員がそう告げる


「確か対戦相手は…ワイト・デーモン…イブ・デーモンの兄か…」


「よう!お前が今回の相手か!」


 黒髪にオールバックの男性が話しかけてくる…ワイト・デーモンだ


「すまんが俺は最年少だろうが女の子だろうが手加減はしないからな」


「私こそ、その方が全力が出せるわ!」


 そろそろ入場だ


「よろしくね!ワイトさん」


「ワイトでいい、こちらこそ正々堂々とな!」


 どこぞのローとは大違いである


『さ〜始まりました!第1回戦ワイト選手とエール選手だ〜!!!』


 わー!!!っと観客が騒いでいる…緊張…いや、楽しくなってきた


「いい笑顔だ!ここでは死んで大丈夫だ!お互い全力で楽しもうぜ!」


 ワイトがそう言う


「始めっからそのつもりよ」


 カ〜〜〜ン!!!


 ゴングが鳴った…


「アイススピア!!!」

「死神ノ鎌」


 私はワイトに向かって無数に槍を正確に放つ…しかし


「空間圧縮」


 その一言により、この場の流れが一瞬でワイトに持っていかれたのは、誰もがわかった。無数の槍が圧縮され、粉微塵になる。空間の名がついていることから無属性なのだろう。


「アイスランス!!!」


 3本同時に氷の大槍を出現させ、放つ…がこれも虚しく圧縮されて終わりだ。このままだとグレイシャ=ヒドラも同じ結果だろう…


「空間爆破」


 そう考えているとワイトがそう叫んだ。その叫びとともに私のすぐ横が圧縮されていくのがわかる。引き込む力が強すぎて、逃げれないことを悟った私は光属性のシールドを張る


 キュィィィィィィン


 恐ろしい音が聞こえる…もうすぐで爆発するのだろう…

 その爆発は無音だった…いや音はあったのだろう。私の耳がキーーーンとなって鳴り止まない…


「%@=&+」


 ワイトが何を言っているかわからない。だが離れなければ!そう思い私は空を飛ぶ。…さっきまで私のいたところの横で爆発が起こる。恐ろしい威力だ…まだ聴力が回復しないが整理をしよう。空間シリーズマジチート…


「%@=!*$」


 また何か言っている。…とワイトが鎌を振った…鎌は空を切った…はずなのに私とワイトの距離が縮まった…


「な!?」


 私が驚いているとワイトは連続で、鎌を振り回し始めた。どんどん距離が縮まっていく…私の飛行でも遠ざかれない。むしろ縮まっていく…


「空&+#=@つ」


 ようやく聴覚が戻ってきた…え?

 空間は縮小しながら私を引き込み、そして爆発する


「がはぁ…」


 私は地面に叩きつけられた。


「済まなかったな…だがこれも俺が魔王にならなければいけないから。一度死んでくれ」


 そう言い残すとワイトは鎌を振り上げ、エールに突き刺さ…らなかった。


「……まだまだ…甘いね!」


「…ッ!?どうやって!?」


 方法としては簡単。ワイトが喋っている間に気づかれないよう丁寧に瞬間移動の氷の魔方陣を床に張り、発動。それだけ


「おる"ぁ!」


 その叫びとともにワイトの鎌がでかくなり、空間が切られる。やはり大幅に空間が削れる量が増えた。


「いつまで逃げる気だ!?正々堂々戦うんじゃなかったのか!?」


「考えるくらいいいでしょ!がむしゃらに攻撃するのこそ失礼じゃない!」


 う〜む…本当にどうしよう…グレイシャ=ヒドラでも結構遅いからたどり着く前に圧縮されて終わりだろうし……う〜ん…成功するかどうか…あれするしか…


「おぉ!その顔はなにか思い浮かんだって顔だな!勝負だ!」


 ワイトはニッと笑い、再び鎌を振る。…一カバチか…


「すぅぅ………」


 私は両手に魔力を込め、弓を左手に弓、右手に矢を出現させる


「氷河の弓(グレイシャ=アロー)!!!」


 イメージはできてる…大丈夫…

 私は弓を放つ。グレイシャ=ヒドラも早くワイトに向かう…防げないのを悟ったのかワイトは横に飛ぶ…が遅かった…私がイメージしたのは〝着弾したところから中心に凍る〟だ。避けるのが遅かったな

 よく見るとワイトの足が凍っていた


「グ…」


 しかしワイトは鎌で足も巻き込んで氷を切り刻む。どうやら自分は切れないみたいだ。ならば!


時間操作(タイムマジック)『神速』!!!氷河の弓(グレイシャ=アロー)!!!」


 私は神速と氷河の弓(グレイシャ=アロー)を同時に発動する。私は弓矢を放つ…ここまでは一緒だ。前と違うのは…


「着弾地点が凍る矢の雨とか!!!せこいだろぉぉぉ!!!」


 私の放つ速さが速すぎてまるで矢の雨になることだろうか…しかも命中率は99%の


「圧縮…圧縮…く…くっそぉぉぉぉ」


 ワイトの体が凍っていく…圧縮では間に合わなかった。圧縮にも制限があったのだ。ワイトは完全に凍る。私は無限収納(アイテムボックス)から冷撃を取り出し、斬った…心の中で謝りながら凍ったワイトが消滅するのを見ていた…後で謝ろう。


『なななんと!!!この勝負を制したのはエール・マーキュリーだー!!!』


 観客席からわー!と声が上がっている。


~~〜~~~〜~~〜~〜~〜~〜~


「ありがとうございました。あとすいません!」


「いやなんで謝るんだよ…」


「いやだってワイトは私を倒す前待ってたし…」


「あぁあれはただの俺の油断だよ…ほんとにしくじった…正々堂々と言ったのにな…むしろ俺が謝るべきだ!ごめん!」


「え…いや…あの…」


「ん〜…じゃあお互い様ってことで…」


「………はい!」


「よ〜しじゃあ次はお前の兄さんの試合だろ?見に行こうぜ」


「行きま…しょ…」


 足元がふらつく…まあ結構魔力使ったから当たり前か…


「おいおい大丈夫か?ったくよーお前が勝ったのに俺が買ったように見えるじゃねーか」


 ワイトはハッハッハと笑っている…


~~〜~~~〜~~〜~〜~〜~〜~


 さてサウザント兄は…と、え!?ローと…頑張ってサウザント兄…


~~〜~~~〜~~〜~〜~〜~〜~


 たしか…エールの話だとエールとヴァン兄さんを殺そうとしたやつだよな?まじか許せん…ヴァン兄さんはともかくエールを殺すなどと…


「やあ君が次男のサウザントか…」


「てめ〜エールを殺そうとした罪…大会で晴らしてくれるわ!」


「そんな昔のこと…別にいいじゃないか…」


「俺はなぁエールのおかげで人前での緊張というクソみたいな性格なおせたんだよ!お前があそこでエールを殺してたら俺は一生引きこもりだったんだ!」


「いや知ったこっちゃないです」


 んのやろぉ…まあそうか…


「まあ試合ではボッコボコにしてやるよ!」


「楽しみにしておきます」


 ローはニコッっと微笑みそう言ってステージに上がっていった…


「余裕たっぷりだなほんと…」


 呆れながら俺もステージに上がる


『それでは第2回戦!サウザント選手とローレイ選手!レディ〜ファイ!』


 カァァン!


 ゴングがなる…と同時に


「身体強化 (Lv.5)」


 そう言いローは強く踏み込んだ。

 ハァ!?5!?意味わからん!…俺は戸惑いながらも避ける……刹那俺の左腹が切られる


「グ…!!?」


「まだまだだよ〜茨地獄!」


 そうローが唱えるとステージに生えるわけがないであろう極太の茨が俺の足元から生え、体に巻き付く


「なっ!?」


 俺は脱出しようともがくが茨の針が刺さってじわじわダメージを受けていく…


「さぁ…どうだ?ボッコボコにする予定だった相手にここまでボロボロにされるのは…?」


 こいつ…ゲスすぎる…おそらく父さんを倒したあの偽勇者よりも腐ってる…


「なあ…どうだ!?なんか言えよ!」


 俺は必死に魔力を右手に込める


「なんにも言わねぇのか…チ…死ねや!」


「うぉぉぉぉぉ!!!」


 俺は手から無数のカマイタチを放つ。茨が切れ、ローの頬も少しだが切れた…


「どうだ!ざまあみやがれ!」


「よくも…よくもこの俺に傷をぉぉぉぉ!!!」


「くっ…」


 凄い殺気だ…観客席にまで届いているんじゃないか!?


「殺す!殺す殺スコロスコロスコロス」


 もう狂ってると言っても納得できるほど狂っている…


「あ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"」


 ローはクソ気味悪い闇を纏う門を出現させた。


「な…なんだこりゃ…」


 俺は絶句した…門から見るからにS級はありそうなモンスターが5体も出てきたのだ


「ドウダ、ビビッタカ!?」


「あぁ正直お前の表情とめんどくさそうなモンスター5体に絶句してるところだよ!!!クソッタレ!」


 本当に洒落にならない…早めに決着をつけなければ…だがどうやって?こいつがキチガイになる前でも苦戦してたのに?………まてこりゃ俗に言う詰んだってやつだろ…


「イケェェェソイツヲコロェェェェェ」


 ま、まじかよ…しょうがない…とっておきを出すか…


「サウザントライトアロー」


 名前が長いってツッコミはなしな。だがちゃんと1000本の光の矢はあるぞ!光も闇も、お互いが弱点だからなんとかなる…いやなってくれ…


「キヒャヒャヒャヒャソンナンデナニニナル!?アシドメカ!?ムダダヨォォ!!!」


「くっそ文字読みにくいじゃねえか…んにゃろ〜」


「モジガヨミニクイダッテ!?マアイイ!スグコロシテアゲルカラコロシタラヤメルヨ!」


 簡単に殺されるか!というかエールの仇をとるんだ!


「私は死んでなーい!!!」


 …今日はよく心を読まれる日だ…

 そうこうしている間に俺の放った光の矢はS級クソデビルどもに簡単に撃ち落とされる…まじかよ…


「アヒャヒャ…アトハオマエダケダナァ?」


「いい加減直せよそのしゃべり方…嫌われるぞ?」


「ウルサァァァァァイ」


 めっちゃ気にしてるやん…


「シネェ!」


 そしてモンスターに八つ裂きにされながら、俺の意識は途絶えた…目を覚ますとそこは病室だった


「ここは…あいててて…」


「動かないで、いくら生き返ったとしてもダメージは負ってるのよ」


 ナースが忠告をする


「少なくともあと5分はここで寝ていなさい」


「あ、はい」


 コンコン


 扉がなった


「すみませーん。ここってサウザント兄の病室ですか?」


「そうよ」


 ナースが答える…まじかエールにこの姿見せるのか…嫌だな


 ガラガラ


 扉が開く


「サウザント兄!」


 エールが飛びつこうとするが、何かを察したかのようにピタリと止まる


「まだ負傷中だったね…」


「まあな。それとごめんな。ローの野郎をぶっ潰せなくて」


次回は準決勝…宿敵ローとの対戦です

明日に出せるか心配ですが…楽しみに待っててね!!!

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