第四十六話〜たった一人の老人〜
今回が一番長いんじゃないかな…と思います
ゆっくり読んでいってね!
私たちは一気に城下町を走りきる。途中人間が切りつけてきたりしたけど兵士が助けてくれたりすごい助かったりした。
「普通に行けば…あと最速でも…15分…かかるな」
ヴァン兄が息を切らし始めてきている。私もやばい
「私は飛ぶ」
「おう!行ってこい!」
ヴァン兄から了承を得た。私や飛べる兵士たちは魔王城まで一気に飛ぶ
~~〜~~~〜~~〜~〜~〜~〜~
5分後…
スタ…
華麗な着地音が聞こえる…
「さあみんな!魔王城を取り返すぞー!!!」
「「「「「「おー!!!」」」」」」
人数は私含め9人程度か
「開けるよ…」
……ギィィ…
静かに大きな扉が開く…
コツン…コツン…
自分の足音がはっきり聞こえるくらい静かだ…はっきり言って気味が悪い。魔王城は砦のはず…
私たちは玉座の間に着いた…おそらくいるとしたらここだろう…私の本能がここにいるって言ってる
ギィィ…
ゆっくり扉を開ける…そこには椅子に座るヒゲをはやした白髪の老人がいる
「遅かったな…」
「…魔王城にはあなただけ?」
「ああもちろん」
嘘をついている様子はない
「ここを守ることぐらい私ひとりで十分よ!」
そう言い老人はレイピアを抜く…
「ハァ!」
老人の雄叫びとともに玉座の間が戦場と化する
~~〜~~~〜~~〜~〜~〜~〜~
……く…こっちの負傷者が多い…
「アイススピア!」
無数の氷がガトリング状に撃たれる
「ふん!生ぬるい」
老人はいともたやすく避ける。厄介な相手だ…
「ハァ!」
私は氷の棒を出し、物質強化で強化し、老人に叩きつける
「おかしいな…確か赤髪の子は刀持ちと聞いたが…」
「あいにく種族問わず殺生は嫌いなんでね」
「ほう…その強がりが…いつまで続くかな!!!」
ガキン…と弾かれる
「ふん!」
老人がこっちにくる…私は雑だが魔方陣を描く。質は落ちるがこれで十分だろう。私はそれを足場に設置し後ろに下がる。老人が通ろうとする時…発動させる!
「む!?」
その炎は老人の周りの包み込むようように燃え上がる。私指輪を外し相性無から風に変える
「カマイタチ!!!」
氷の棒を振ると同時に唱える。降った衝撃により起こる風+カマイタチによりものすごい衝撃波が老人を襲う
「甘いわ!!!」
その叫びとともに炎の渦から同じ…いやそれ以上の衝撃波が襲いかかる
「…ッ!」
私のカマイタチじゃ防ぎきれないことを悟った私は慌てて氷の壁を貼る
ガキン…ピキ…
氷の板にヒビが入る。指輪をはめ私は錬成を唱え、無限収納内にある材料から上級ポーションを作る
「みんな!これを!」
私はみんなに渡していく…
「助かった…」
私は炎の渦を見る、威力が弱まってきている。一体老人は何をしているのだろうか…なにやら嫌な予感がする…
バタン!
突然扉が開く
「エール!大丈夫か!?」
「私は大丈夫!みんなを連れて避難を!」
「敵は!?」
「あの中にいるひとり!なんか嫌な予感がする!早く!」
「俺達兄弟以外は避難だ!早く!」
「何言ってんの!?兄さんも…」
そこまで言いかけた…炎の渦が解け、私はそちらに目をやる………〝老人は笑っていた…〟その不敵な笑いが視界に入った直後、避難し遅れた兵士2人が切られる
「……………ッ!?」
それを確認する前に…
「グハァ」
ヴァン兄が切られた…
「ヴァン……」
言い終わる前に私は右からくるすごい衝撃に壁に飛ばされ、めり込む…
「か…はぁ…」
口から血が出る…
「見ろ少女よ!これが殺さずを行おうとした貴様の運命だ!」
老人はヴァン兄にレイピアを構える
《ヴァン兄が殺される…?嫌だ!もう家族は失いたくない!》
「うわぁぁぁぁぁ」
私は壁から抜け、無限収納にしまってあった秘刀「冷撃」を取り走りながら抜刀の構えをする。間に合う距離ではなかった…しかしとある呪文が私のの脳内に流れた。私はそれを叫び、唱える。
「時間操作【神速】」
唱えると同時に私の速さは音をも超えた。
スパン
私の刀が老人の体を切る…嫌な感触だ…
「ほらな…嘘つきめ…」
そう呟き老人は崩れ落ちる
「あんたのせいでしょ…」
私はそう返した…
「…く」
パキン…
首につけていたネックレスの宝石が割れた…もしつけていなかったら今頃私の首はレイピアに貫かれていたであろう…ぞっとする…
足がぐらりとする…魔力が4割も持ってかれた…おそらく効果としては5秒間私のスピードが音速を超える…でも憶測だが魔力は最大魔力の4割持ってかれる…だろう。…と解説してる場合じゃない
「ヴァン兄!」
私はヴァン兄に駆け寄る
「錬成!」
私は上級ポーションを作成し、ヴァン兄に飲ませる。兵士2人は…死んでいた…
「私が弱いばっかりに…」
そう自分を責める…
「そう責めんなよ…お前のおかげで魔王城は奪還できたんだ…」
「ヴァン兄!?大丈夫!?」
「大丈夫…に見えるか?」
「良かったー!!!」
私は泣きじゃくった…ヴァン兄が私の頭を撫でていた…その後のことは途切れ途切れでしか覚えていない。兵士達の雄叫びがかすかに聞こえる…奪還成功したのだろう
そう確信し、安心したエールは意識を手放した…
五十話までに次世代魔王決定戦〜ダサいので魔王になったら名前変えよう〜を終わらせたいですね〜
次話まで楽しみにしててね!!!!




