第二十話〜5人目の出場者〜
前回までのエール
「ローって母さんと同じ性じゃない!?」
今回もゆっくり想像していってね
ローは一瞬にして私の目の前に現れた。
「くっ…!」
私はなんとかローの斬撃を回避する
…!?あぶな!……まさに紙一重である
「よく避けたねぇ…でも…ヴァン!てめぇじゃよけれねぇだろ!?」
……やはり気づかれてしまった…こうなったら…
「アイスバーン!」
エールは地に手をつき唱える。この技はサイクロプス亜種にも見せた相手の足場を悪くする妨害魔法だ。踏み込みが強いローにはいい選択だと思う…思っていた…
「こんな薄い氷で俺を滑らそうなんざ6年と3ヶ月早いわ!!!」
そう言いローは氷を割るほどの力で踏み込み、姿勢を低くする。もはや脳内ツッコミすらできないほどに焦っていた…
「やめ…」
エールがそう言い終わる前にローは目に見えぬ速さでヴァンの目の前に現れる。ローが剣を振り下ろす…刹那、誰からも気配を隠しローに向かって突撃をしたモンスターがいた…ベスだ。ベスはローに突撃し、ローを吹き飛ばす
「このクソ犬が!」
「やめて!ベス!逃げて!」
そう叫ぶがもう遅かった…ローはもうベスの前に来ていた…
………………だが一向にその時が来ない…エールは恐る恐る目を開ける…そこには白と黒で構成され、自分以外の誰も動かない世界が広がっていた…そう、時間が停止しているのだ…
「何…これ…どういうこと…」
エールはこの世界が何なのかを理解出来ていなかった…ただ一つだけわかること…それは今しかないチャンスがあと数秒で終わる…それだけだ
「ベス!!!」
エールは無我夢中に走り、ベスを押す…と同時にエールを中心に色のある世界が広がっていく。そしてすべてが動き出した。エールはベスを押し出し、ベスを助けることができたが、代わりとして…エールはローに切られてしまった…ローも驚いてはいたが
「ははは、どうしてかは知らないが君が斬られに来てくれるとは…嬉しいねぇ」
エールはお腹の左あたりをぱっくり切られていた…
「……ッ!いた…い……」
「ははは!そうだろう!そしてお前はこれから死ぬんだよ!じゃあな!恨むんなら自分が魔王の子だったことを、参加者だったことを恨むんだな!」
こいつだけは…殺す…コロシテ…コロシテヤル…その時エールに頭にある文字が浮かんだ…それをエールは迷わず唱えた。
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ははは!一番厄介そうなやつを殺せて本当に良かったよ。あとはヴァンとかいう雑魚だけだな。………ん?なんか胸騒ぎがする!やばいさっさとヴァンをころ………そう踏み込もうとした時だった…視界の端に色のついた氷で出来た女性がたっていた…その女性は鎌を持っていてたいした魔力も持っていない雑魚見える…だがなんだ!?俺の脳が危険信号を出している!〝やばい!逃げろ!逃げろ逃げろ逃ゲロニゲロニゲロニゲロ〟
俺は距離をとった…はずだった…俺はちゃんとその女性とは反対側に飛んだのである。だが女性が鎌を振ると〝まるで空間がくり抜かれたように〟切られた部分が消滅し、一瞬にして距離を詰められるのだ。…いや、俺が引き寄せられたのだ…俺は焦った、焦ったが思考は至って冷静だった。その冷静な思考が出した答えは…今の俺には手も足も出ない、だから逃げろ!…だ……さっきの一瞬でもやばいのにまだ何かがある…そう思うのだ…いや、思えてしまうのだ。
「……チッ、仕方がない。撤退するか。だがもうあの女は死んだだろう…それだけで充分いい成果だ」
俺は余裕そうな一言を吐き、全力で逃げた…
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おいおいなんだよこいつ…急にエールの手から魔法陣が出たと思ったら変な女性が出てきてローを追い払ってっちまったぞ…どうやら俺とは敵対してないらしい…よかった…ん?何かし始めたぞ?回復魔法?しかも見ただけでも上級、いやそれでは言い表せれないようなレベルだ!エールの傷がみるみる治っていく………そして、エールの傷が治った途端に姿を消した……
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……ん?痛く…ない?どうしてだろう、たしか切られた…はず?ない、傷口ないんだけど!?どういうこと?あ!そういえばローは!?……………いない………死んだと思って帰ったのかな?いや意味がわかんない!私は切られた!そしてローは帰った…あれ?なんでヴァン兄を始末しないの?もしかして………敵とみなされてない!?……あぁ可哀想なヴァン兄…
私は哀れみの目でヴァン兄を見る。とても何か言いたげな目だ…さてはともあれまずは魔王城に戻って報告をしよう…考えをまとめるのはそれからだ…
さあ…次回がまだ決まらないのですが…無事、私は明日までに次回を出せるのだろうか!?
次回までゆっくりのんびり待っててね!




