第十九話〜ヴァン兄の実力と修行〜
前回までのエール
「何この人イケメン!?」
今回もゆっくり想像して読んでいってね
ヴァン兄は戸惑っている…もしかして今回初めてモンスターと戦うの!?……どうやらそうらしい。スライムの突撃で体力が減る…まじかよ…基礎から叩き込まねば…
「え…君の兄さんよw…」
「それ以上はいけない」
…そう、それ以上言ってはいけないのである。言ってしまったらやる気が1発で0まで削がれてしまう…もしもの時用の兵士が止めに入る。もう見てられない…
「あのレベルの人もいるけど…それでもいい?」
念のため聞いてみる
「大丈夫!俺がきっちり基礎から叩き込んでやる!」
「あぁいいよ!私がやるから!」
「それじゃあ俺も手伝うよ」
いい人だな…
そんなこんなでヴァン兄が戻ってきた
「ヴァン兄こ…」
「だめだ!!!」
…まだ何も言ってないんだけど…
「お前が教えてくれるって言ったんだ!お前が教えろ!」
あれ?これは俗に言うツンデレってやつかな?
「そっか…残念だね…じゃあね嬢ちゃん、そしてお兄さん…」
すごく悲しそうな顔してる…可愛そうだな
「まず魔法の使い方から教えてくれ!」
……!?そこからかよ!?恐ろしいやつだ…
「それじゃあまずは森に行こう。行こう!ベス」
「わん!」
そして私は流れるようにベスの背中にダイブする。
~~〜~~~〜~~〜~〜~〜~〜~
…ようやく着いた…ヴァン兄体型の割に体力無さすぎでしょ!まぁ…そんなことよりまずは…魔法使う方法だっけ?……う〜ん…どうやるんだっけ?
「とりあえず手の方に集中して力を試してみて」
たしか生後10日で使えたけど感覚なんて覚えてないしな〜…
10分後…ベスは狩りにでかけている…
「おい出ねぇぞ!」
「こっちも今思い出してるの!!それにすぐ魔法が出るとも限らないでしょ!!」
そうなんだよなぁ…う〜ん…
ガサガサ
草むらが揺れた…
「よう!また会ったな!」
「あ、金髪の…」
「魔法の使い方かい?それはね…」
…すごい…私にもわかりやすい説明で的確に次どうすればいいかを説明してる…あ、ヴァン兄の手に魔力が集まった感じがする…
ポゥン
ヴァン兄の手から出てきた黒い玉はゆっくりと飛んでいき、木に当たったと思ったら触れた部分が消滅…いや吸い込まれている。その証拠に黒い玉が消えたと同時に何か茶色い玉が落ちたからだ、おそらくさっき吸い込まれた木だろう
「凄いじゃないか!!ここらでは滅多に見ない重力系魔法だぞ!!」
「それは特異属性なのか?」
「いや…残念ながら違う。だが滅多に見ない技だ!誇ってもいいぞ!」
ヴァン兄は嬉しそうだ…頬を赤らめている。この金髪の青年は弟の相手などが得意そうである…
「ありがとな…えっと…」
「あぁそうだった。自己紹介がまだだったな。俺はローレイ・クリスタル!気軽にローと呼んでくれ!ちなみに次世代魔王決定戦出場者だ!」
「………!?」
「………!?」
「……?どうしたんだ?兄弟揃って…」
「……私はエール・マーキュリー…魔王の子であり次世代魔王決定戦の出場者でもある…」
「俺はヴァン・マーキュリー、エールと同じだ」
「な〜んだ!そうだったのか!これからよろしくな!」
そういうとローは手を差し出した…だがその言葉に殺意がこもっているように感じる…私たちは…緊張を解けない…例え私が特異属性だからといって相手はおそらくAランク冒険者だろう…というかそうだ。ヴァン兄を指導している時に金プレートが見えたのだ。いくら私でも至近距離では勝ち目がない。ヴァン兄もわかっているらしい
「なぁんだよぉせっかくここでお前ら出場者2人消せると思ったのになんで引っかからないんだよぉ」
嫌な笑顔で問いかけてくる
「さっきからそんなに殺気出してたらバレるだろうが!」
ヴァン兄が言う…
「まあいいよ…ここで2人とも殺してあげる…よ!!!」
ローは言い切ると同時に一気に踏み込み、私の目の前に現れた…
ローの性はクリスタル…そう、母親の性だ…
次回もゆっくりのんびり待っててね




