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最強勇者は強すぎた  作者: MTL2
花の街(後・B)
352/421

【プロローグ】


 これは、永きに渡る歴史の中で、戦乱を凌ぎ続けてきた勇者と南四天王。

 奇変なる運命から行動を共にすることになった、そんな彼等のーーー……。


「おかしくない?」


「何がだ」


「僕が! この催眠専門の僕が!! いない間に!! 洗脳イベントとかさぁ!!」


「何だ、洗脳ならいつもやってるだろう」


「自覚はあったんだね!? ……いやそうじゃなくてさ、やっぱ洗脳と言えばホラ、アレじゃん? ね? おっ? 言わなくても解るでしょ? えへっ、うひひっ。ねっ? エロイベントっていうかさ、やっぱ洗脳って言えばさ、もっとさ、ね? 常時全裸とかエロエロ光線とかアヌビ」


「言っておくが今回の洗脳はリゼラによるものだからな。ろくな事は期待するな」


「信じて送り出した四天王二人が…………!!」


「そこまで言うなら俺がスライム神様の素晴らしさを教えて戻」


「無事に帰ってきてくれたらそれだけで充分です……」


「……スライム、だめか」


 狂動の物語である!!



【プロローグ】


 ――――魔王リゼラは追憶する。

 それはこの滅亡の帆(ノア)に訪れる前の出来事だ。いや、或いはフォールに出会う前の出来事とさえ言えるであろう。彼女の根本的な、始まりに位置する部分にあると言っても良い。全ての物事に始まりと終わりがあるように、フォールとの出逢いを終わりとするのなら、これは間違いなく始まりだ。

 まず前提として、魔王リゼラは最強の魔王である。それは歴代最大の魔力量と最高の魔道知識による裏付けがあってこその実力だが、いや、その始まりはもっとーーー……。


「……これは、妾の始まりと言」



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