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最強勇者は強すぎた  作者: MTL2
最智との邂逅(後)
255/421

【1】


【1】


「まさか殺されかけるとは思ってなかった」


「いや妾はいつかやられるなって思ってたよ」


 傷が一つ増え、腹に包帯を巻くハメになった勇者フォール。彼の隣で誠心誠意全力全開の土下座を見せるのは四天王シャルナ、そしてそんな彼等に心の底から呆れるのは魔王リゼラだった。

 どうやら彼女達、グレイン海賊団から現状を耳にするなりこの街へ戻ってきて巷の目撃情報や足取り、後は主にシャルナの嗅覚と察知力でフォールを探し出したらしい。まぁ、その結果が痴女、ならぬ痴情のもつれによる重傷なのだから惨劇と言うより他ないのだけれど。


「す、すまないフォール、ついカッとなって……!」


「流石に傷口へ覇龍剣の横殴りは応える。肋骨が数本逝ったかと思ったぞ」


「むしろなんで逝ってねぇの?」


「死ぬ時はスライムで死ぬと決めている。……それよりすまないな、アクリーン。床を汚してしまった」


「い、いえ、大丈夫ですよ、あはは……」


 にこやかに微笑んでいるが、アクリーンの眉は僅かに痙攣を見せていた。

 ――――まさか勇者フォールの仲間が合流してくるとは。それも魔王リゼラに四天王シャルナ! あの海賊団共から異変を察知するのは計算済みだったが、まさかこんなに早く発見されるとは。

 いや、だがそんなに慌てることではない。所詮は事態も把握しきれておらず、自分が探し求めるもう一人の顔役と把握できていないような間抜け達だ。確かに戦力で考えれば状況は絶望的になったが、そんなモノは関係ない。そう、自分の武器は冷静さと明晰さだ。こんな状況、幾らでも切り抜けられる。

 まずは落ち着くことから始めよう。そう、ゆっくりとアイスティーでも呑みながら状況を理解すれば良い。何も慌てることはないのだーーー……。


「あっ!!!」


「ん? どうした、アクリーン」


「ななななな、なんでも? なんでもないですぅ!?」


「そうか? ……ふむ、しかしルヴィリアめ。本当に面倒な策略を立ててくれたな。まさかこんな形で史上最大のピンチが訪れるとは思ってもみなかった」


「いや覇龍剣のは自業自得じゃろ」


「確かに生命的には最大のピンチだったがそれではない。この状況が、だ。帝国で数を敵に回さぬよう立ち回っていたが……、奴め、半魔族達の特性を利用して十全に数で攻めるつもりなのだろう。発情期で本能と直結したこの島の半魔族全員に襲われてみろ、逃げ切れるかどうか」


「何なの御主。痴情のもつれの次はエロ同人設定で死にかけてんの?」


「そろそろはっ倒すぞ貴様」


「し、しかしだフォール。そのは、はつ、はつじょうき、だが……。我々に効果はないの、だな?」


「あぁ、ないだろうな。恐らく『満月の蜜』という花が原因だ。しかしグレイン達の証言を合わせるならば恐らく夜、いや名前からして月だな。月も関わっていると考えるべきだろう。違うか、アクリーン?」


「はいそうです!(いえ何のことか解らないですね) ……ぅっ!?」


 アイスティーの効果はバッチリなようです。


「ふむ、そうか。すまない。……とは言え、その満月の蜜なる花が何処にあるか解らない以上は捜索するなど無謀の極みだな。そんな事で時間を割きたくはない」


「実質、制限時間は明日の夜まで……、つまりあと丸一日になるわけか。それまでにあの三人の、ククル、ワフム、ニアンだったか? を、倒しダキともう一人の顔役を発見しなければならない、と。さらにルヴィリアの魔眼による猶予は残り二日……。何とも厳しいな」


「実際は対策が思い浮かばないわけではない。適当な場所を爆破してダキへ犯行声明文を送りつけてやれば顔役の奴は出て来ざるを得まいが……、流石にもふもふを犠牲にするのは心が痛む」


「御主に心なんてあったんですかぁあああああああああああああああ頭がぁああああああああああああああああ!!」


「有り体に言って手詰まりだ。まさかこの様な形で追い詰められるとはな」


 魔王の頭にアイアンクローを決めつつ、投げ出すように壁へ背中を預けた勇者フォール。

 確かに彼の言う通り今は途轍もないピンチだ。街全体の半魔族が発情期に入る夜までの僅か一日という猶予の中であの凶暴な三匹の獣を倒しダキに出会うだけならまだしも、裏の顔役まで見つけるなど至難の業だろう。さらにはその裏の顔役も説得しなければならないのだから。

 ――――が、そのもう一人の顔役(アクリーン)は今現在とんでもない危機に瀕していた。そりゃもうフォールのピンチなど比でないぐらいの危機だ。

 自分の体は半液体状だからこのアイスティーの効果は薄いし排出するのは難しくない。難しくないが、時間が掛かる。難しくはないが、催眠効果までは防げない!

 その時間内に確信的な質問を投げかけられたりしたらーーー……、間違いなく殺される!!


「ところでアクリーン、聞きたいのだが」


「ひゃ、ひゃい!?」


「こうして匿ってくれている事には礼を言いたい。だが貴様は大丈夫なのか? 仮にもダキはこの街の顔役、反抗するような態度は何かしら不利になるような事になるのではないか?」


「え、えーと、えーと……」


 ――――考えろ! 言い方を選ばず白状しようものなら即殺!

 考えろ考えろ考えろ! 兎に角考えろ!! ダキと自分の関係を極限まで薄めた言い方を!!


「だっ……、大丈夫ですよぉ。ダキ様は確かにこの街の顔役ですけど全てに眼が通っているわけではないですからぁ。それに私が不利になるわじゃありまっ……、ふ、不利になるのも承知のことですぅ! 困ってる貴方を見捨てるわけにはいかなかったので!!」


「そうか……、すまないな。迷惑を掛ける。今はまだ何かを返すことはできないが、全てが終わった暁には返礼がしたい。欲しいものはあるか?」


「この街の全権ですね!!(この街の平和ですね!!)」


「や……、野心があるのは良いことだ」


「はい、その通りです!!(し、しまっ……! 違う! 違うわよ!!)」


「しかし、うむ。そ、そう言えば先ほど何か持って来てくれた気がするがアレは何だったのだ?」


「テメェに飲ますモンだよ!!(あ、アレは違うんですよぉ)」


「自分で飲んでいたような……。い、いや、そうだな、うむ。ところで先ほど裏で話し声が聞こえてきたような気がしたが、誰か尋ねて来ていたのか?」


「下僕達です!!(友人達です!!)」


「……そうか、特殊な人付き合いをしているのだな」


「ひゃあい!!(あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!)」


 未だかつてこれほど惨たらしい会話があっただろうか。いいや、ない。

 とまぁ、そんな彼等の本音も建て前もぐちゃぐちゃになってもう拷問レベルな様子を不安げに見つめる瞳があった。

 そう、最早誰であろうと言うまでもない。シャルナである。


「シャルナ……」


「あ、ち、違うのですよリゼラ様! そんな、えっと、違います、違いますから!!」


「トドメ刺すなら今じゃぞ」


「いや本当に違いますので」


 違う、そうじゃない。


「実はその、彼女……、アクリーンについて……、あの……」


「む? あぁ、スライムの半魔族じゃからフォールが何か反応するのか、と? ……確かに親しげではあるが、うむ。予想しとったよりも何か平然としとるな。何かスライム発見したらもっとこう、溢れでるパゥワァみたいなのが世界を滅ぼすとか」


「それもう勇者じゃな……、いや大分前から勇者ではないですけども! そうではなくて、その、フォールにとってスライムの存在は全てに優先されます。だから、あの、彼女のことも何と言うか、優先されるもので、えぇっと……」


「シャルナ、思い出せ」


「え?」


「今までの旅でな、様々なことがあっただろう? だがその中でな、妾は思うのじゃ。フォールは無表情だし暗殺者だし事あれば放火か爆発か投毒だし何かもうどうしたって勇者じゃねーしどう足掻いてもスライムだし聖女の預言とかクソほども関係ないが……、ただ一つだけ言えることがある」


「な、何でしょう……?」


「あ奴にそんなスウィーツ(笑)思考あるわけねぇじゃん……」


「……ですよね」


 想像していただきたい。フォールが顔を真っ赤にして『や、やめろよ!』と女性の裸から目をそらす姿を。ラブレターを貰って『やった、誰からだろう?』と喜ぶ姿を。誰か悪しき者を前にして『どうしてこんな事をするんだ!?』と正義を説く姿を。

 実際は『太ったな。明日から貴様は減塩食だ』『ラブレター? 文体がおかしいな』『そうか貴様が悪役か死ね』である。


「じゃが先も言うたがあ奴、意外と平然なんじゃな。確かにスライム娘と言えば半分は魔族だったり人間だったりするがスライムはスライムじゃろーに。何か違うモンなのか?」


「ひ、人型……、だとか……?」


「それも違うような気がするが……」


 フォールの意外な冷静さに首を捻る魔族二人だが、そんな彼女達の隣で一人の女性が起き上がった。

 彼女は自身が手当てされていること、目の前でフォール達がそれぞれ話し合っていること、そして何より見覚えのある半透明の人物がいることで大体の状況を把握する。

 いや、自身の体に蠢く抑えがたき感触を含めれば、嫌でも把握できようというものだ。


「……どうやら、ご迷惑をお掛けしたようですね」


「む、マリー。起きたのか。怪我の具合はどうだ」


「怪我……、あぁ、脚を擦り剥いたぐらいのものです。大したものではありませ……、いや失礼大したものです凄まじい出血が」


「案ずるな、貴様の血ではない。俺の血だ」


「まさか此方を庇って……!?」


「え、いや、うむ。まぁ、ある意味では?」


 なおシャルナが既に土下座スタンバイしているのは言うまでもない。


「それより……、うむ。マリーも目覚めたのなら丁度良い。これからについて話しておく。ククル、ワフム、ニアンの三人の対処と……、ダキまで到達する手順についてだ。それとアクリーンはすまないが席を外して欲しい。ここまで巻き込むわけにはいかないのでな」


「私もそれ聞いて動くんだから聞かせろやこのトーヘンボクゥ!!(そうですね、失礼させていただきます。私がいちゃお邪魔ですものね!!)」


「まさか協力までしてくれるのか? 有り難いな、人手は幾らでも欲しいところだ」


 もう大体慣れたフォールと未だ悲鳴を上げ続けるアクリーン。

 アブナイ薬は悲劇しか生まないものである。


「まずククル……、鳥の獣人だが、こちらの無力化は難しくないが最優先事項として留意しておく。空を飛べるだけで奴等の眼として機能するし、俺一人を持ち上げるだけの羽力も脅威だ。まずは奴だな」


「おい待て、空飛ぶんじゃろ? そいつ。妾達にそこまでできる奴はおらんぞ?」


「問題ない、考えはある。次にワフムとニアン。奴等はそれぞれ犬と猫の獣だが、この二人も脅威だ。特にワフムは俺の体を嗅ぎ回っていた事から嗅覚があり、尚且つ俺の匂いを憶えられたと考えるべきだろう。恐らく今は屋内だから問題はないが、外に出れば直ぐにでも見付かるはずだ。そして発見されればニアンの素早い攻撃が飛んでくる。……奴等の連携は全く厄介だ」


「成る程、ククルの空の眼、ワフムの地上の眼とそちらも互換性があるわけか……」


「あぁ、奴等個々人の戦力もさることながらその連携力と互換性が何よりの脅威と考えられる。しかも発情期で本能的な身体能力が呼び覚まされているせいで脅威は何倍にも膨れ上がるだろう。……さらに言えば奴等め、表面上は協力しているようでも互いに獲物を取り合う習性があるらしい。これが一番厄介だ」


「何でじゃ? 取り合うなら仲間割れとかさせれば良かろう」


「馬鹿め、もし貴様が孤島の中で飢え死に寸前として仲間達と狩りに行ったらどうする?」


「龍が美味いかどうか試す」


「リゼラ様? 違いますよねリゼラ様? 私のことじゃないですよね!?」


「……貴様に聞いた俺が馬鹿だった。単純に獲物の横取りを心配するのだ。獲物の横取りをされたくないから互いに監視し合う。だからカバーできるし、誰か単独でなければ捕らえられないような状況を作らない。俺の時は運良く取り合いが起こったから良かったものの、そう何度も犯してくれるミスとは思えんな」


「単純で野性的故の強固さ、か。難しいな……」


「それと個人的な問題だが獲物が俺に限定されているのも面倒だ。動きが大幅に制限される。奴等が互いに補っている以上、誰か一人でも逃せば無力化が失敗する可能性が高い。なので全員一挙にやりたいが……、流石に俺一人に集中してはやれる事もやれん。俺の分を補うとなれば並大抵の人数では不可能だ」


「自慢っぽく聞こえるが事実なのが腹立つなコイツ」


「だ、だがフォール、えっと、アクリーン殿だったか? 彼女もいるのだろう」


「それとマリーもだ。協力してもらえるな?」


「……不本意、ではありますがこれはダキ様の暴走が生んだ状況ですし、不覚にも此方がご迷惑を掛けたようですしね。断る理由はありません」


「と言う事だ。もっとも、できればあと数人は……」


「…………それなんですけどね、フォール様」


 ふと、今まで黙って話を耳にしていたアクリーンが発言する。

 つい先刻はアイスティーの薬による自爆で悶え苦しんでいた彼女だが、冷静さと明晰さが武器と自負するだけあってもう落ち着きを取り戻したようだ。

 いや、それどころか彼女の微笑み深い眼差しには既に野望の火が灯っている。この立ち直りの速さは流石と言う他あるまい。


「先ほど話していた下僕達……、五人ですが、使ってみませんか?」


「良いのか? 巻き込むことになるが」


「はい、私達は運命共同体ですので♡」


 随分と悪どい邪気が感じられるが、薬の効果は発揮されない。

 一応本心なりの言葉なのだろうが、そこからさらに奥にある考えまでは薬の効果も及ばないようだ。


「……解った、そういう事なら是非とも頼みたい。ただしその下僕にも一応確認は取ってくれ。反逆行為になるわけだからな」


「はい、もちろん。それでは確認しに行ってきますね!」


 ぺたぺたと半液状の脚で駆けつつ、アクリーンは台所がある一室へと消えていく。

 そして、彼女の背中を追うようにしてマリーもまたベッドから起き上がった。


「此方も少々席を外させていただきます」


「待て、マリー」


 と、彼女を止めたフォールだがその頭を後ろからリゼラの拳がぽかり。

 まぁ先程まで眠っていた女性が徐に席を外すのだ。何処へ行くのかは大体予想が付くというものだろう。

 しかしフォールもそんな事は解っていると言いたげな視線で応える。では何だと言うのか。


「あぁ、つまりだ。貴様の行為を理解しないわけではないし、否定するわけでもないが……。スープはどうだ? サラダもある。ルヴィリアにも好評だった野菜ソースも作ろう。どうだ、それで良いんじゃないか?」


「あの、何の話を……?」


「……いや、聞いたことがある。兎は栄養摂取を補うために食ふ」


 マリーの放つ一撃は彼の顔面を捕らえ、尚且つ折り返す拳で後頭部を強打する。

 通称ラビットパンチ。各種格闘技でも上位の禁止技に配置される殺人パンチである。


「では、失礼します」


「どうするシャルナ? トドメ刺すなら今じゃぞ」


「やっちまいましょう」


 と言う訳で自業自得な目に遭う勇者を背に、マリーは一室を後にする。

 しかし彼女が向かうのはお手洗いではなくアクリーンと同じく台所だった。そこから裏口へ抜ければ、黒衣を纏ったままの半魔族達が何人か見受けられる。

 彼女達はマリーの突然の登場に身構えたが、それを半液体の腕で制止したのは他でもない、アクリーンだ。


「これはこれは、側近様じゃァありませんかァ! ご苦労様ですわねェ!!」


「嫌味は結構。……しかし、まさか貴方までこういった思い切りの良い行動を取るとは思いませんでした。少し意外です」


「ギャヒヒッ! 結果は行動なしに付いてこないものよ!! そしてそれは決して内心で思いを巡らせるだけじゃ務まらない。欲しい物があるなら危険を冒す! 当然でしょォ?」


「……貴方の野心や心情に関して意見はありません。此方は計画遂行が全てですので。それに、何か行動を取ることはルヴィリア様も予測されていたことですし。……とは言え、解らないことがあります。どうして今この場面でフォール様に協力を? 彼等とダキ様が潰し合えば残るのは貴方だけではありませんか」


「ケヒッ、ケヒャヒャヒャヒャッ! これだから育ちの良い獣人半魔族は知恵が浅い! 憶えてないのかしらねェ、ルヴィリアから私に下された命令は『勇者フォールを懐柔せよ』だ。ダキの『勇者フォールをこの街の虜にせよ』とはワケが違う! 聞けば奴は狂信的なスライム好きだそうじゃねェか! これを利用しねェ手はねェなァ!! ただ潰し合わせるだけじゃ勿体ない(・・・・)ってもんよォ!!」


「……フォール様が慎重だとすれば、貴方は狡猾ですね。姑息とも言います」


「どうとでも言うが良いわァ! あの男は利用できる!! それだけは間違いねェンだからねェ!! ギヒヒ! ゲーッヒャッヒャッヒャッヒャ!!」


 下卑た笑いに黒衣の半魔族達は同意するでもなく、ただ佇んでいた。

 何と醜いことか。マリーは不快さを吐き捨てるように大きくため息をつく、が。


「奴は使えるぜェ! こんな頼り甲斐のある(役立たずな)部下の方が(より)よっぽどなぁ!! ……あっ」


「こういう人なんです」


「成る程……」


「待て、違わない!(違う!) 違わないぞ!!(違うぞ!!) ちーがーわーなーいぃー!!(ちーがーうー!!)」


 黒衣の者達から半透明のほっぺをぷにぷにされつつ、アクリーンは怒りに暴れ回る。

 まぁ、その度に体を構成する液体が散って段々小さくなり、最終的には部下達とマリーによって慌てて台所の水釜に放り込まれたりすることになるのだけれどーーー……。

 何とも緊張感のない悪党一団の悪巧み話は、また別の機会としておこう。



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