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最強勇者は強すぎた  作者: MTL2
裏切りの十聖騎士
152/421

【2】


【2】


 ――――時は、巻き戻る。月が沈んで朝日が昇り、正門前で何処ぞの魔族達が叫んでいる頃より少し後へ。

 視点も、場所は変わらず帝国城内だが、少し下がって地下牢へ。そう、牢獄の中に捕らわれているフォールへと。

 僅かな陽の光ばかりが差し込み、苔生し蟲這い、鼠が歯牙を鳴らす牢獄の中にいるーーー……、孤独なる男へと。


「あの、看守長。あっちの男がひたすら白黒模様の服を要求してくるんですけど……」


「ほっとけ。さっきは鎖と鉄球だった……」


 訂正。

 若干楽しんでる男へと。


「ったくあの野郎、イトウ第四席様が連れて来たと思ったら怯えも抵抗もしやしない。どころか不躾に要求までしてくる始末だ……。不気味ったらねぇな。ったくよぉ」


「でも確か、戦闘部隊の人達が毒殺されたって聞きましたけど……」


「殺されてないよ、入院はしたけどな。……まぁ、油断ならない奴っていうのは間違いない。いいか、絶対に近付くんじゃないぞ。幾ら装備を奪ってるからとは言え、危険な奴に違いはないんだ。牢屋から必ず五歩は離れた位置にいることを心掛けろ」


「は、はい、解りました」


 なんて、看守長と牢守が言葉を交わしていると早速フォールの牢屋から音が。

 かんかんかん。鉄格子を三度叩くのは何かを要求する時の合図だ。投獄されて一晩程だと言うのに、いったい何処で憶えたのやら。

 こうなっては流石に看守も見に行かないわけにはいかない。万が一急病だったりすると嫌だったなんて話では済まなくなるからだ。


「か、看守長、お願いします……」


「私かぁ!? お、お前が行け! さっき注意事項は教えただろう! 実践だ、実践!」


 かんかんかん。


「嫌ですよ看守長! いつもそう言って僕に嫌なこと押しつけるじゃないですか!!」


「お前の為を思ってだお前の為を! 何事も経験から学ぶものだぞ!!」


 がんがんがん。


「お前の為をって、いつも上の売店に酒の摘み買いに行かせるのは経験じゃないでしょ! 労働時間シフトじゃないのに牢獄に入り浸って、一室を私有化してるし!!」


「仕方ないだろ妻さんが怖いんだからぁ!! この前なんて酒買っただけでどやされたんだ! いいじゃないか、仕事終わりの一杯ぐらい!!」


 がんがんがん!


「禁酒すれば良いでしょ禁酒! 奥さん言ってましたよ、旦那が酒臭いって!!」


「あーやっぱりアイツここに俺の着替え持ってきたな!? 取りに帰るって言ってたのに!!」


 がんがんがん!!


「そうやって奥さんないがしろにして! 言っときますけど僕たち牢守下っ端は奥さんの味方ですからね!! あの人が持って来てくれるクッキー美味しいんですから!!」


「あぁお前裏切りやがって! やらんぞぉ、俺の妻さんは俺のだからな!! なーはっはっはっはっは!!」


 がんがんがんがん!!!


「知ってますよだから偶には家にっ……」


「だったらお前等からも酒ぐらいっ……」


 がんがんがんがんがんがんがんがん!!!!


「「えぇい、うるさい!!」」


 ――――がんっ。

 怒号と共に振り返った看守長と牢守の前にいたのは、鉄格子の破片を叩き会わせる一人の男だった。

 二人の血の気は一瞬の内に消え失せ、顔は真っ白になり、自分達を見下ろす悪魔を前に意識はふつと途切れ果てる。

 男は、自身の目の前で呆気なく二人に倒れられたものだから、刃のように鋭い真紅の眼を丸めつつ、こてんと首を傾げてみせた。


「……まぁ、気絶させる手間が省けたから良いか」


 フォールは彼等の懐を探り、牢屋の鍵と城内の見取り図を手に入れる。

 この男、当然だと言わんばかりに脱獄に成功しやがった。城外で繰り広げられている救出への葛藤劇など知ったことではないらしい。

 下手をすればこのまま城内殲滅及び聖女暗殺に乗り出しかねないが、さて。


「ふむ……、油は持ってないようだな」


 放火は基本。

 下手しなくても乗り出す気満々である。


「しかしどうしたものか。まさか向こうから接触してくるとはな……。それにイトウが第四席とは、また厄介なことになった」


 しかもここは敵の本拠地である。

 如何に放火魔、もとい暗殺者、もとい勇者であれど流石に敵地ド真ん中で強行に走るほど無謀ではない。

 ――――と言うことで、まずは看守長ーーー……、は立場的に面倒なのでもう一人の身包みを剥ぎ、変装。次に彼等が口にしていた労働時間シフトの表を確認し、次の交代が来るまでの制限時間を確認。さらに看守長の近くに彼の仮住居らしきところから酒を持って来て中途半端に杯へ注ぎ、机に伏すように寝かせた看守長の側に置いて偽装。軽く衣服に酒を染み込ませ、酒臭さを演出しておく。後は身包みを剥いだ男を自身が脱獄してきた牢屋のベッドへ毛布を被せて放置。

 以上、勇者で学ぶ脱獄偽造講座でした。本当に勇者かこの男。


「よし、まずは装備を取り返すとするか。こういったものは……、大体倉庫にあるのだろうが、如何せん倉庫の数も多い。全て虱潰しにするには時間が足りんな」


 さて、どうしたものか。

 フォールは思案の息をつき、揺れる蝋燭の焔に目をやった。

 何気なく目をくれただけだったが、そこには彼の道を示す一つの証しがあった。


「……む」


 蝋燭の炎が揺らいでいる。不規則に、風のない牢獄の中で揺らいでいる。

 そしてその元の蝋も、また、不可視の糸らしきものを伝って天井から一つの檻へと流れている。

 フォールはその蝋が続く牢屋へと歩んでいき、そして。


「へっへっへ、あの時と錠の形は変えたようだがこっちの技術も進歩してんだよぐっへっへ……」


 必死に脱獄を図る、一人の盗賊に出会うのであった。


「…………何をしている」


「………………………………えっ」


 沈黙数秒、微笑み一瞬、逃亡刹那。

 金髪の男はそのまま牢獄の中にある物を使ってバリケードを作成、銃を構えて徹底抗戦の構えを取る。

 vs疫病神。難易度は、ヘル・カム・ユー。


「くぅ……、くっハァーハァー、ハァーーー」


 ――――オ、オレは何回会うんだ!? 次はど……どうやって……、な、なぜ『襲って』くるんだ!? オレは! オレはッ!


「オレの側に近寄るなああーーーーーーーーーーッ!!!」


 発砲、された弾丸を鷲掴みにして圧砕。

 フォール、ものの数動作で彼の心を折ることに成功する。


「ほう……、監獄の中に武器を持ち込むとはな。どうやって持ち込んだ?」


「いやだぁあああああああ死にたくないぃいいいいいいいいい死ぬ時は『魂のレクイエム』(※自作歌)を流しながらスローモーションで倒れながらモノローグ入れるんだやだぁあああああああああああああああああ!!!」


「……ははっ」


 流石のフォールも苦笑い。

 ただし相変わらずの無表情である。


「兎も角……、死ぬのは結構だが答えてから死ね」


 メギメギメギという、炸裂音とも湾曲音とも取れる鉄柵が破壊される音。

 顔を上げた金髪の男の先には片手がやっと通る隙間であるはずの檻を、人一人分ほど開けた男の姿があった。

 どうしようもない、疫病神の姿があった。


「…………分解して、靴の裏とか服裾とかに埋め込んでたんだよ。別に難しいことじゃない。銃の分解を半秒以内に終わらせて、騎士どもに見付からず隠せるのならな」


「成る程、流石の手腕だな」


「ケッ、お前に憶えられてても嬉しかねーやい」


「カネンダー」


「憶えてねーじゃねーか!!」


「カネンブツ……、カーネル……、チキン……?」


「離れてる離れてる! カネダだよカネダ!! 何でお前は毎度俺のこと忘れんの!? 何なの嫌がらせなの!?」


「すまない、うっかりしていた。チキン・カネダ」


「完全に悪口じゃねーかッッッ!!」


 折った心にドロップキック。慈悲はない。


「ともあれ、カネダよ。貴様のその手腕を見込んで頼みたいことがある」


「やだよ」


「そうか、引き受けてくれるか。有り難い」


「やだよ?」


「…………」


「…………」


「……そうか、引き受けてくれるか。有り難い」


「引く気ねぇなお前?」


 勇者、粘る。


「あのなぁ、解るだろう? 俺はこのまま一人でも脱獄できる。お前が檻を壊さなくたって、あのまま蝋と天井に仕込んだ糸から合い鍵を造ることができた。牢守だって銃がなくても仕留められるし、万が一バレても檻の外にさえ出れば俺のモンだ。その後の脱獄にしてもここの構造はよく知ってるし、逃げるルートだって確保できてる。別に難しいことじゃない」


「……構造を知っている、か。貴様、初めて捕まるわけじゃないな?」


 その言葉を聞いた瞬間、金田の表情が鋭く、深く歪み落ちた。

 苦虫を噛み潰したと例えるよりは歯牙を食い潰したと例える方が相応しい。口内に拡がっていく鮮血の味を睨め回し、傷口に舌先を突っ込むかのような表情だ。

 図星ーーー……、それもその経験は彼にとって何より屈辱的な経験モノであることは間違いなかった。


「……昔の話だ。それより改めて言うが、俺はお前に協力するつもりはない。元よりそんな、仲良しこよしするような仲じゃないだろう」


「…………どうしてもか」


「あぁ、どうしてもだね。良いか? そもそも俺はお前と関わるとロクな事がなかったんだ! もう思い返しただけで胃液が食道に穴を開けそうだよ!! だから今回お前と組むつもりはないし、組みたいとも思わない。話はそれだけだ!」


 カネダはぶっきらぼうにそう言い放つと、自身の造ったバリケードを越えてフォールの隣を通り過ぎ、牢の向こう側へと歩き去って行った。

 ――――まぁ、彼からすればフォールは疫病神そのものだ。確かに一度は協力したこともあったが、あの時はあの時で散々な目に遭ったものだ。

 盗賊は危険なところに踏み込み危険なところに手を出すが、だからと言って危険なモノを好んで使うわけじゃない。危険だからこそ安全で確実な手段を執るのだ。

 その点、フォールとカネダは相容れることはないだろう。存在自体が不安定なこの男を、カネダが使うわけがない。彼が立ち去ったのは必然的な結果だったのだ。


「…………ふむ、仕方あるまい」


 フォールは小さく肩を落としながら踵を返す。

 カネダの協力が得られない以上、虱潰しに倉庫を探すより他ない。手間が掛かるし時間も足りないだろうが、装備や魔道駆輪の鍵、調味料と取り返さなければいけないものは多々あるのだから。

 さぁ、ここからが正念場である。如何にして装備を取り戻し、脱出するかーーー……、と考えている彼の前に、全力で走り戻ってくる男が一人。


「やぁやぁフォール君、僕達は友達だよネ!?」


「いや、別に……」


「照れなくて良いのさHAHAHAHAHA! うん気が変わった協力しよう二人仲良くレッツ脱獄!!」


 先程までの冷徹な態度は何処へやら、急に馴れ馴れしくなったカネダはバンバンとフォールの肩を叩いて随分と嘘くさい笑みを浮かべている。

 何故か、など問う必要はない。その答えは階段から聞こえて来る僅かな足音が語ってくれた。

 カネダの慌てようからして雑兵でないことは目に見えている。間違いなく、上位騎士のそれだろう。


「……それは有り難いが、どうする。交代までならば余裕もあったが、まさかこんなに早く来るとは思っていなかったから偽装の準備が一人分しかできていない」


「偽装の準備までしてたのかよ抜け目ねぇな!? ……ってそれどころじゃない、こうなったらもう逃げた方が早い! 偽装するにゃ時間がなさ過ぎる!」


「だが、バレては後々首を絞めることに……」


「ここで物理的に首が飛ぶよりマシだろ!?」


 言い争っている間にも、足音は段々と大きくなってくる。

 もう数秒もすれば足音の主はこの牢獄へ足を踏み入れるだろう。そうなれば戦うにしろ逃げるにしろ、騒ぎになってオシマイだ。

 だがこのままでも聖堂騎士により脱獄が露見するだろう。

 正にドン詰まりの行き詰まり状態になったワケである。


「んらぁ……、逃がすかぁあ……」


 が、捨てる神あれば拾う神あり。疫病神いれば幸運の神あり。

 口論する彼等の直ぐ側で、先ほどフォールが気絶させて偽装した看守長が目を覚ましたのだ。

 流石は看守長、悪魔を目撃した恐怖による復活からの目覚めが早い。この職業についているだけのことはある。

 もっとも、今回ばかりはそんな復活の早さが疫病神に目を付けられることになるのだけれど。


「……カネダ」


「あぁ、俺も同じこと思ってた」


 意識に掛かった靄を振り払って立ち上がる看守長、その後ろで彼の肩へゆっくり手を伸ばすカネダとフォール。

 その後、何が起こったのかは言うまでもあるまい。一人の哀れな看守長が今まで眺めていた鉄の棒を内側から眺めることになったわけである。

 ――――そして数十秒後、かび臭い牢獄へと一人の男が踏み込んできた。

 白衣を靡かせ、眼鏡の奥に酷く隈深い眼を持つ男だ。


「…………」


 彼は辺りを見渡したが、いつもいるはずの看守達の姿が見えない。

 その代わり、机の上には先程まで遊んでいたのか、散乱したトランプと酒瓶が二本。ご丁寧に看守帽まで置かれており、安酒の匂いが鼻につく。


「……手洗いにでも、行ったか」


 白衣の男、イトウは深く考えることなく奥の牢へと足を運んでいった。

 牢獄の中は日の加減もあって、薄暗く人影は見えてもその表情までは見えはしない。

 彼は暫しその様子を見続けていたかと途端に興味を無くしたかのように踵を返し、上階へと戻っていった。


「……ふぃー」


 と、そんな様子を眺めていたカネダは深く息をつく。

 彼が這い出てきたのは、牢の中でも屋根の門でもなく、机の下からだった。それに続いてフォールものっそりと姿を現す。

 机に載ったトランプや酒瓶に気を取られて気付かれない事を見越した、特続特有の隠遁術である。


「どうにか見付からなかったな……」


「不安ならば屋根裏にでも隠れれば良かったんじゃないか」


「アホ、ここの構造でそんな事してみろ。上の床をブチ抜くぞ……。っと、それより早く移動しないとな、さっきのに見付かるとヤバい」


「さっきの……、は、イトウか」


「よく知ってるな。ま、大方会議前に様子を見に来たとかそんなトコだろ。さぁそれより脱獄だ」


「待て、会議とはどういう事だ」


 フォールが彼を引き留めようと脚を掴んだ瞬間、カネダは見事にスッ転んだ。

 それはもう芸術的な程に顔面からどてん、と。石畳との熱烈な音は酷く鈍々しい音を響かせる。


「む、すまん」


「……ごろじでやる」


「すまなかったと言っているだろうに。それで、会議とは何だ?」


 カネダは真っ赤になった鼻先を押さえつつ立ち上がり、やや渋い顔色で眉根を顰めた。

 先程の図星を疲れた時とはまた違う、痛いところを突かれたというよりは踏み込みたくない足場に袖を引っ張られているような表情だ。


「……聖堂騎士幹部、十聖騎士(クロス・ナイト)が集まる会議。この帝国城の上階で開かれるそうだ」


「ほう、幹部の……」


 フォールは少し思案し、そして。


「待て、何だその十聖騎士(クロス・ナイト)というのは」


「聖堂騎士の幹部共だよ。第一席から第十席の……」


「いや、名前……。酷いセンスだな」


「言うな。帝国民の七割が思ってる」


 そして再び、沈黙。

 やがてまた、フォールは口を開き。


「行くか」


「……ん!?」


「行くか、と言っている」


「ふ、ふざけるな! 嫌だからな、行かないからな!! 絶対に行かないからな!!!」


「ならば……、代わりに貴様の目的を手伝っても良い、と言ったらどうする?」


 瞬間、カネダの歪んだ眉根がさらに深く堀を作る。

 ――――またしても、図星。嫌なところに袖を引っ張り込まれていたかと思えば、いつの間にか背中を蹴り上げられていたようだ。

 嗚呼、その通りである。全く持ってその通りである。

 彼はこの牢獄でフォールと出会ってから脱獄という言葉を繰り返しはしたが、脱出とは一言も言わなかった。

 それはこの檻から出ても外には出られない理由があることを示す。

 それだけの目的がある事を、示す。


「……チッ。その通りだよ、クソッ。仲間が一人捕まってる。アイツは捕まる時に暴れたから隔離独房に入ってるんだ。別に見捨てても良いんだが、一緒に捕まった以上、そうするのも後味が悪い。残してきたもう一人の仲間に何て言われるか解ったモンじゃないしな」


「成る程、そういう事か」


「ったく、遠征帰りの第一席と遭遇さえしなけりゃ……。いや、愚痴っても仕方ないな。解った、その交換条件を飲もう。ただし助ける必要はない、直前の状況を作るまでで結構だ」


「何だ、遠慮せずとも助けるところまで行って構わないが」


「ウン、ソウダネ。アリガトウネ」


 そこまで行ったら全部無駄になるんだよバカヤロウ、とカネダは心の中で毒突いた。


「さて、それじゃあ急ぐとしよう。この格好でも途中までなら問題なく行けるはずだ。余り長くいるとボロを出すけどな……」


「そうだな、そうしよう。さて……、それでは」


 彼等は牢守と看守長の服襟をそれぞれ調えて、無言の合図と共に階段を上っていく。

 ――――これから先、起こるであろう危機に覚悟の双眸を浮かべながら、と。

 だから彼等は気付けなかった。いいや、或いは集中していたとしても気付くことは難しかったかも知れない。

 階段を上がっていく彼等の足音が消えた頃に、何もなかったはずの空間から姿を現したーーー……、白衣を纏いし男のことを。


「…………」


 男は何を言うでもない、無言のままに消え去った足音の残響を味わっていた。

 その双眸は依然として隈に沈み、深緑の瞳も相まって薄黒く、闇の中に喘ぐ泡沫を思わせる。

 然れど泡沫は得てして浮き上がるものだ。或いは、何処かで消え入るものだ。

 男の存在もまた、そんな儚く揺蕩うが如く、物憂げに消えていく。

 残響に沈むが如く、静かに、ゆっくりとーーー……。



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