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最強勇者は強すぎた  作者: MTL2
平原の旅路
108/421

【1】


【1】


 夕暮れ時、彼等の魔道駆輪は先程とは打って変わって、草原を遊覧するようにゆっくりと運転している。

 あの猛牛達から逃げるのに丸半日だ。勇者に変わって操縦桿を握っていた魔王はそれはもうゲッソリと疲弊しきっていた。

 それこそうつらうつらと船を漕ぐほどに。もう今すぐ眠ってしまいたいほどに。


「だいじょーぶ? リゼラちゃん。僕と席変わる?」


「……地獄のファンシー部屋はNG」


「そう? 可愛いけどなぁ」


 彼女が眠れない理由は一つ。ルヴィリアの加入という、完全人数オーバーのせいで寝っ転がることもできないのだ。

 誰かに膝枕してもらえば、まぁ、寝れないことはないだろう。だが、ルヴィリアに膝枕などさせたら何があるか解らないし、シャルナにさせたら硬くて眠れないし、フォールは論外。

 かといって座ったまま眠るなどという器用なことができるわけもなく、この有り様なわけである。


「ふぉ、フォール、その、今日は早めだが、もう休息を取ろう。リゼラ様もお疲れのようだし……」


「……そうだな。どのみちそうなりそうだ」


「えっ?」


「見ろ、行列だ」


 フォールの視線の先には、リゼラの眠気も吹っ飛ぶほどの大行列があった。

 微妙に曲がった道のせいで、壁のようにも見える。今まで大軍という大軍には数多く遭遇したが、これはその比ではない。

 果てが見えない。馬車という馬車が永遠と続いている。地平線まで、何処までも。


「……何じゃ、こりゃ」


「行商人……、のようですが。旅人らしいのも何人か見えますね。どういう事でしょう?」


「すンごい行列だねぇ。ひゃー、魔眼でも果てが見えないってどんだけさ!」


 彼等の魔道駆輪は永遠と続く行列の一番後ろについた。

 すると、やはり魔道駆輪は珍しいのだろう。前方の馬車から独りの剛胆そうな女性が見物に降りてくる。

 彼女は一通り魔道駆輪を見定めると、ほほうという声と共に大きく頷いた。


「凄いねぇ、あんた達。魔道駆輪なんて初めて見たよ。あんた達は……、旅人かい?」


「そうだが、そちらは商人のようだな。この大行列は何事だ?」


「あら、あんた知らないのかい」


 女性が教えてくれたのは『聖剣祭』について、だった。

 ――――それは帝国で行われる一種の祭典である。聖堂教会に奉納された聖剣を世界各地から集う挑戦者達が引き抜く、という祭りなのだ。

 それは一年に一度開催される帝国最大級のお祭りであり、聖剣への挑戦者ばかりではなく行商人や物見の旅人も多く集まるとされる。当然、屋台や宿なんかも大繁盛なので行商人は決して逃せない大チャンスなのである。


「まっ、聖剣を抜けるのは勇者様だけなんだけどね。昔はほら、聖堂教会なんてモンはなかったそうで、今じゃ聖地になった丘にある剣を抜くことで勇者を選定してたそうじゃないか。だからこそれはその名残りのお祭りなのさ。今となっちゃ、聖堂教会の巫女様が神託で勇者を言い当てちまうからねぇ」


「成る程、そういう祭りのせいでこの行列か。さっさと聖剣が抜かれれば話は早いのにな」


「「「…………」」」


「……何だ貴様等、どうして俺を見る」


 お前が言うな、と。

 と言うか聖剣ぐらい引き抜いてこいという話である。


「いや、行列はそれが原因じゃないんだよ」


「ほう」


「どうにもこの先で聖堂教会による検問があるみたいでね、理由は解らないんだが……。けどね、まぁ祭りで行商人達も浮かれてんのか、ここで酒盛りするわ踊り猛るわの大騒ぎよ。私達は行商人だから喰いモン飲みモンは何も困らないからね。買って売っては専売特許だもの。……どうだい、あんた達も。香辛料買う?」


「そうだな、最近少し買い溜めできていない。色々買わせてもらおうか」


 そのままフォールは女性と商談を始め、多量の香辛料だの酒だのを買い込んでいく。

 そんな彼はともあれ、この様子を見るにしばらく進めそうにはない。この大行列を待っていては、はて何ヶ月かかることやら。


「ぬぅ……」


 リゼラは首を捻る。

 『聖剣祭』という祭りやら、この大行列やらは気に掛かるが、それ以上に聖堂教会の検問が気になって仕方ない。

 当然、多くの人が出入りするのだから検問するのは解る。して当然のことだ。

 だが、それを行っているのが聖堂教会とはどういう事だ? 帝国ではなく、聖堂教会?


「だよねーん。おかしいよねーん」


「ルヴィリア」


「聖堂教会はあくまで宗教団体だよん? それが何で検問なんか……。幾ら影響力の大きい世界最大宗教とは言え、帝国の役割まで奪っちゃうのはちょっとやり過ぎだと思うのよ、僕」


「聖堂教会に何か起きている、或いは企んでいる、ということか?」


「さぁね……。ま、僕達には関係ないし、どーでも良いんじゃないカナー♪」


 不穏を杞憂と願いつつも、色々と話し合う魔族達。

 と、数分ほど経ったところでフォールが女性との会話を終えたのだろう、運転席へと背中を戻した。

 曰く、商談が上手く行ったので後で品を取りに行くとのこと。


「それと、辺りでキャンプが行われているそうだ。そこなら商人達が屋台を出していて前夜祭のような騒ぎになっているようだし、場所も広く使えるらしい。このまま魔道駆輪で押し詰めになるよりは良いだろう」


「つまり、そちらに移動するということか?」


「そうなるな」


 どうやらあの女商人から聞いたところによると、行列は日に一度進むか進まないかというほどに停滞している、らしい。

 聖堂教会の検問が原因なのだろうが理由を聞いても門前払いだし、仕方なくキャンプや屋台を開いているのだとか。ふざけんじゃないよ、と。

 ――――まぁ、この足止めは装飾品や魔道関係を扱っている商人ならまだしも、腐食していく食品関係を扱っている商人には死活問題だろう。屋台の品物として消費するのは賢い選択だろうが、本来、帝国での『聖剣祭』で得られたはずの利益とは比べものにならない程度の収益だ。

 彼女達の怒りは当然とも言える。


「……商人の意向はともあれ、停滞状況だけは間違いあるまい。狭苦しい魔道駆輪でこれからの日数を過ごすわけにもいかん、キャンプに行くべきだと俺は思うが」


「えー、面倒くさい。ンなもん御主なら検問ぐらい楽々突破できように」


「私も賛成しかねるな。何やらキナ臭い気配がする……。少々強引だが、リゼラ様のご意見に同意だ」


「うーん、僕としてはお祭り騒ぎ大好きだし滞在しても良いんだけどナー。二人が反対じゃ2対2だしなぁ」


「なお滞在中は小遣い制とし、屋台で遊ぶことを許可する。そして移動しない以上、酒に合う料理も作れるので飲酒も許可だ」


「「キャンプに一票」」


「よし、決定だな」


「君、悪の教祖とか向いてるんじゃない」


「何の話だ」


 Q,勇者の固有スキルを述べよ。

 A,人心掌握と洗脳(スライム限定)。


「よし……。では各自、必需品を持って移動する。恐らくそこそこの滞在になるだろうから、生活に欠かせないものを持って来い」


「「「はーい」」」


 と言う訳でフォールの言葉に従い、それぞれが魔道駆輪を漁って必需品を持ち出してくる。

 フォール、全員の生活用品一式(衣類、歯ブラシ、その他諸々)。それ以外は特になし。

 リゼラ、おやつ(3日分)。それ以外は特になし。

 シャルナ、ダンベル(50kg)、覇龍剣(100kg以上)それ以外は特になし。

 ルヴィリア、バ〇ブ(アウト)、ロー〇ー(アウト)、オ〇ホ(アウト)、エネ〇グラ(アウト)セーフセーフ、こんにゃく(セー……、アウト)。


「準備オッケー☆」


「フォール、三人衆発足の祝い品は何が良いかな」


「ルヴィリアの頭蓋骨」


「おっとナチュラルバイレぇンスぅ! ごめん、ごめんってば!! 置いてく、置いてくからぁ!!」


「いやむしろンなモン乗せてる方が問題なんじゃが」


「……良いか、幾らキャンプだからと言って浮かれるな。シャルナの言う通り、何があるか解らんのだからな」


「むぅ……、何だい何だい、みんなして意地悪だなぁ。いーじゃないかちょっとくらい浮かれたってぇ!」


「節度を弁えろ、ということだ。……では全員準備完了だな? 行くぞ」


 彼は懐から笛を取り出し、後方ステップでリズムを刻みながらリゼラとシャルナを引率していく。

 テーテテーテンテテテテーン♪ テテテテーテテッテッテッテッテッテードゥン♪


「浮かれてるね? 実は浮かれてるね君達!?」


 そのまま一軒家に突っ込みそうなリズムでキャンプ場へと移動していくフォール達。

 成る程、女商人の言葉通り少し奥へ行けば屋台だか野営だかが目立ち始める。人数も比例して男から女、老人から子供まで、果ては人間から獣人やドワーフなどといった亜人までと選り取り見取り。ここだけで種族大集合の式典でも開けそうな気分だ。いやいや、いっそのこと国を創り上げることだってできるかも知れない。

 当然、それだけ人々がひしめき合うのだから、地面の草々は踏みならされて地平となり、雑踏の騒音は砲撃音のように鼓膜を揺らす。この人数が全て商人や旅人だというのだから、全く大したものである。


「凄いな……。ここまでの人数が集まるものなのか……」


「シャルナちゃんのトコは良くも悪くも僻地だからね。僕は帝国に何度か行ったことがあるから、これぐらいじゃ驚かないよ。ま、凄い人数なのには違い無いけどさ」


「何だルヴィリア。貴殿、帝国に行くのか? 警備は厳しいだろうに」


「うん、良いお店がいっぱいだからね。裏路地とか下水道とかに、こう、ね?」


「……解った、もう喋らなくていいぞ」


「あるェ!?」


「ふむ、しかしいざ見てみれば……、屋台と言うから食料品ばかりかと思えば、雑貨を売っている店もあるのだな。食品と違って腐らないとは言え、こんな状況でも生活用品だから需要はあるだろうな」


「おい見ろ、フォール! 遊べるトコもあるぞ!! 射的だ、射的! あっ、くじびきもあるぞ! やりたい!!」


「成る程、前夜祭(・・・)とはよく言ったものだ。明けない夜とは随分と気の利いた皮肉だな」


 フォールは地平線のような馬車や荷台の群れを眺め、大きくため息をついた。

 もっとも、そのため息の理由は続く夜のことばかりでなく、自身の周りを跳ね回る魔王にもあったのだけれど。


「……ふむ、そうだな」


 左右を見回し、彼はとある方向を指差した。

 そこは人混みを茹でて鍋で煮詰めて刻んで磨り潰して練って伸ばして乾かして押し詰めたような、この群衆の中で唯一と言っていいほどに赦された、隙間だった。

 どうやらまだ誰も場所を取っていないようだし、屋台からの距離も決して悪くない。群衆の端っこに近い場所だし、成る程、あそこなら落ち着いて居を拡げられるだろう。


「今から買い出し組と準備組の二組に分かれる。買い出しは俺と一緒に屋台回り、準備組はあの場所で野宿の準備だ」


「はい妾買い出し!!」


「自由時間とお小遣いはその後とする」


「シャルナぁ、一緒に準備しようぞー。と言うか準備任せたあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!」


「うわすごっ……、拳骨で人って浮くんだ……」


「割といつもの光景で慣れているが、そうだな……。普通の反応はそうだろうな……」


 うむ、とシャルナは区切りながら、後ろ手を組んで。


「兎も角だ、フォール。私は別にリゼラ様と準備をしていても構わないぞ。ルヴィリアと一緒に行って来ると良い。何ならリゼラ様とご一緒するのも構わないぞ? 準備なら私に任せてくれ」


「そうか? 荷物を持てるシャルナについてきて貰おうと思ったんだが」


「あぁ、リゼラ様も遊ぶ前に下見をなさりたいだろうし、ルヴィリアなら値下げ交渉もできるぞ。ただ荷物を持つだけの私より余ほど役に立つ。それに力なら貴殿の方が上だろう?」


 そういう事ならばとフォールはグリグリで浮かす魔王にどうするかを問いかける。

 一方、ルヴィリアは何処か引き気味なシャルナに違和感を憶えたのだろう。ススッと体を寄せて、彼女の後ろに回り込んでみた。

 すると、そこには忙しなく組み合わさったり弾かれたりする褐色の指が。

 ルヴィリアは呆れるようにむぅ、と眉をしかめて。


「……遠慮することなんかないのに」


「なっ、何の話だ?」


「どーせアレでしょ。この頃フォール君に構ってもらい過ぎて恥ずかしいとかそーゆー感じでしょ?」


「…………」


 沈黙は金、ならぬ、沈黙で真っ赤。


「まーそりゃショタフォールの『お姉ちゃん』が忘れられなくて元に戻っても呼んで貰ったり抱き締めさせて貰ったりしてればね~? 解らなくもないけどぁ~?」


「は、はわわ、はわわわわ……」


「……なーんてね。ま、僕も応援してるんだよ? シャルナちゃんのこと。やっぱ女の子は幸せなのが一番カワイイからさ」


 彼女の笑い声は特徴的だ。にゅふふふふふと頬に空気を含んだかのような、笑い声は。

 茶化すようにも聞こえるかも知れない。けれど彼女のその思いだけは、同姓に対する思いだけは真摯だとシャルナは知っている。だから彼女はそんな茶化しの笑い声に何も言えなくて。


「じゃ、やっぱそこは、ねぇ? 協力してあげよっかな~♪」


「い、いい! いい、いい!! 大丈夫だ、けっ、結構だ、ルヴィリア! だから、そのっ……!」


「フォールくぅーーーーんっ!」


「るう゛ぃりあぁっ!!」


「どーせだからリゼラちゃんと遊んできなよ! 僕達は遊ぶつもりないからさ、見張りのつもりで!」


「……そう言うなら、そうしよう。迷子になられても困るしな」


「って言うか御主はいい加減に妾降ろせってばだだだだだだだだだだだだだだだだだだだ!!?!?」


 魔王を両拳で挟んだまま連行していく勇者の背中を見送りつつ、にたぁと笑むルヴィリア。そこには先程までの茶化すような感情はなかった。

 ぽかんと顎を落とすシャルナを前に、茶化し一色に染まっていたのだから。


「あっるェ~ん? どうかしたぁ~ん?」


「ま、まさか……、ルヴィリア……。貴殿もフォールのことを……!」


「それだけは死んでもねぇから安心しろ」


「あ、う、うん」


 今まで聞いたことがないぐらい真調子だった。

 彼女に男との関係を臭わせる話題を振るのはタブーらしい。


「……ま、感謝はしてるけどさ。あの男のお陰でリースちゃんとまた会えるんだから。でもそれはそれ、これはこれ。大切なのは女の子、欲しいのは女の子、エロいのも女の子。良い? 私は女の子のために生きる戦士なのよ!!」


「魔族は?」


「うるせぇそんな事より女の子だ!!」


 シャルナの腕を櫂潜り、彼女の腋に顔を突っ込むド変態。

 凄まじい速度で鼻を擦り付けながら、微かに汗ばんだ腋を舐め回し、鼻先をツンと刺すような刺激臭を全力で吸い込んでいく。

 あーこれこれこれですよ。汗ばんだ腋と筋肉でむちむちな腋と処理下手な毛がじょりじょりと鼻先に貸すって彼女が痺れる度に鼓動が全身へ伝わるような刺激もね最高で御座いますよあーいいとてもいい最高にいい恥ずかしがって塞ごうとするけど舌先で突く度に体をくねらせ弾けるように甘い声を出すのもベネベネベネペロペロペロ!!


「むゥン!!」


「ほむぐすッッ!!!」


 腋ではなく脇腹に挟み込むアームロック。イメージはもっぱら超圧砕機である。

 彼女の筋力量プレスによりルヴィリアの華奢首がポキンと逝くまでコンマ数秒と掛かることはなかった。


「もー、シャルナちゃーん。私の首が360度プラス72度回っちゃったじゃないのさー」


「何で生きてるんだ貴殿」


「まぁでもね、気持ちは解らなくもないのよん。けどやっぱり、シャルナちゃんは一度自分のことをよく見直すべきだと思うのよん。何をするにも漠然と歩き続けるより目的が必要、ってね! だからそこで僕が相談に乗って上げようってワケさ。撤退と逃亡は違うってネぃ♪ と言う訳でシャルナちゃん、僕と作戦会議をしよう!!」


「……作戦会議?」


「そう、作戦会議。どうすればフォール君を堕とせるかという……、完璧な、ネ?」


 捻り曲がった首を治して荷物を持ち上げつつ、ルヴィリアはるんるん気分でキャンプ地へと歩んでいく。

 ――――彼女のことだ、効果的で的確な作戦を提案してくれることだろう。しかしそれがフォールに通じるか、はたまたまとも(・・・)な作戦であるのかは全く別の話である。

 前回の『平原の湖』での一件と言い、今回と言い、果たして期待できるかどうかーーー……。


「おっぱいおっぱいむにゅんむにゅ~ん♪ ふとももはさまれむっちむち~♪ ぼ~くのおっまたがビンビンビ~ン~♪ エロはいいぞ世界を救う~♪ Yeah!」


「…………」


 駄目みたいですね。



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