世界設定2
~火の国カリエンティア~
(スペイン語でカリエンテ=熱い 日本語の「火炎」が内包されていてちょうどいいと思った)
高い晴天率と、活火山が特徴の国。
火属性は、爆発や燃焼による高エネルギー利用が大きな特徴で、戦闘における高い攻撃力、産業における高い加工性等に大きな強みをもつ。
活火山があるために鉱物資源が豊富で、精錬技術と相まって武具製造や希少金属生産が国の産業を支えている。何よりエネルギーの自給自足が成立していることが最大の特長である。
反面、緑や水が少ないために生物資源が乏しく、食物や医療品等は大部分を輸入に頼っている。
国風としては、変化を好み賑やかな印象が強い。
派手で非常に急進的な風土であり、それゆえに落ち着きがなく気疲れする人も少なくない。
~水の国ウィドネリア~
(クリスタロア→ウィドネリアに変更。 クリスタロアはギリシャ語クリスタロス=澄み切った水、
ウィドネリアはウンディーネから。透明感より柔らかい感じを出したかったので、後者に変更)
広い海岸線を有し、湖沼面積や河川の流域面積も大陸随一の国。
降水量はそこそこ多いが夏でも適度に涼しく快適な反面、冬の寒さは厳しい。
水を操る魔法としては、大気中の水蒸気をかき集めて水塊にする、水塊をさらに圧縮して強力な水圧を生み出す、水塊を凍らせて氷として利用する、といったものがある。極めて強力な術としては、生物から直接水分を吸い上げて死に至らせるというものもある。
生物の必須要素たる水資源が豊富であること自体がこの国の大きな強みであり、また水資源を最大限に活用することを目指したインフラ設備は他国に類を見ない高い技術を誇る。
水産資源が豊富で植物の育成にも事欠かず食糧資源にも恵まれているが、金属資源に乏しいため武具開発が弱く、水魔法自体も周囲の環境に大きく左右されるため直接的な戦闘力は他国に劣る。
他には船舶技術に強みを持ち、海運業も盛んであるが、流通業は風の国の方が盛ん。
国風は非常に穏やかでのんびりしている。ロマンを好む人々が多く、街並みは清潔感に溢れかつ幻想的である。
ただし少々地に足がついていない印象があり、リアリズムに欠ける。
~風の国サータルク~
(Nepheshelの風の魔法にサーというものがある。タルクは谷という意味の接尾辞だったと思う。風の谷。ナウシカ。)
起伏の激しい渓谷地帯に位置する国。
風魔法は、温度差と圧力差を発生させて発動するもので、風を起こすのみならず空間の温度を変化させたり物質を圧縮したりということもできるようになる。
風の国には天馬や鷲獅子など大型の飛行生物が多数存在在し、それらを乗りこなす者達がいる。
風魔法の上級者ともなると、補助具によって空を飛ぶことも可能になる。さらに熟練した者はその身一つで飛行してしまう。
こうした豊富な移動手段を備えたこの国のもっとも主要な産業は、流通業と情報伝達業といった第三次産業である。
属性的にもあまり得手不得手のないこの国は、多くの国と協定を結び、物資の輸出入や世界情勢の伝達といった役割を担っている。
戦いにおいても、情報収集能力や機動力を活かして遊撃戦を得意とする。反面、真正面からのぶつかり合いでは不利になりがちである。
国風としては、雄大な自然を享受するおおらかな側面がある一方、非常に流動的で火の国以上にせわしない側面もある。日々出回る情報量が膨大で、ゴシップや噂話が多い、常に他人の目に気を配ることになる、など気疲れしてしまうことも。