98/247
日曜日のコンフューズ(1)
あの日から四日が経った日曜日の出来事。
家の中でゴロゴロしているのに飽きた俺は、本屋にでも行こうかと思い、本屋がある商店街へ向かって歩いている時のことだった。
道の真ん中で男二人が誰かに絡んでいるように見えた。俺は比較的視力のいい目を凝らしてよーく観察する。
誰だ? ……女の子だな。背は……かなり小さい。それに……少し髪も長い、ん? 何だか心なしか本村先輩に似ている気がするぞ? 顔は? 顔は? ヤバイ、完全に先輩じゃないか。あいつらは……うん、どうやら中学生っぽいな。よし、見てろよガキ共。俺はそっちに向かって走った。




