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突然のオファー(14)
はあ、負けた。ここまで言われて断ったら、ヘタレン坊将軍の仲間入りになってしまう。
「どうなっても、知りませんからね」
俺がそう言った瞬間、部の人たちはスタンディングオベーションのごとく、ぱちぱちと拍手を巻き起こした。
「ありがとー成松くん、やっぱり頼りになる子ね」
「さすが我が学校のアイドル」
「スーパースター……」
「成松くん、ありがとう」
「今一度言っておきますけど、演劇なんて一度もやったことないですから、そこは考慮してくださいね」
「大丈夫、大丈夫、私たちに任しといて。演劇でも食べていけるくらいに成長させてあげるから」
「ノープロブレム……」
頼もしい限りだが、どうしてこんなに俺はビクビクしてるんだろう……。気のせいであることを願いたい。




