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君が愛を語れ  作者: BAGO
233/247

当日……そして……(14)

「――――ぐふっ!?」

「な、何!?」

「ゆ、雄慈郎くん!」

見事にナイフは俺の腹に突き刺さった。深くまで刺さったそれは、天内が力を込めて引っ張っても全くびくともしない。俺は彷徨する意識の中で、そのスキを見逃さなかった。何度も念じたおかげか、自我はまだ崩壊していなかった。

「終わり……だ……」

俺は今体に残っている全パワーをのせて天内の鳩尾にパンチを繰り出した。

「ごほっ……」

悶絶した声を残して天内はその場に倒れた。……勝った、勝ったんだ。

「だい……じょうぶで、すか? ……綾音、せん、ぱ……い……」

「うん、早く、早く手当てを」

「よか……ったです……無事、で……」

さすがに、血を流しすぎたな。く……目の前が暗くなって……だけど、目的は果たした……俺に、して……は、上……で、き……か。よ……かった。

俺はそれきり意識を無くした。


……………………。

…………。

……。


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