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君が愛を語れ  作者: BAGO
229/247

当日……そして……(10)

「ん?」

俺の携帯が鳴っている。

誰だろう? 亮太か? また宿題教えてくれとかだったら張っ倒してやるぞ。そんなことを考えながら画面をチェックすると、そこには度肝を抜かれる文面が書かれていた。

“助けて” 綾音先輩――ただそれだけが書かれていた。

「成松くん、どうかしたの?」

先輩が心配そうにそう尋ねてきた。俺は絶句しながらも携帯の画面を見せた。

「……何? これ」

案の定先輩たちも動揺する。一体、何が起きたというんだ? 綾音先輩に限ってこんな悪戯メールを送るわけはない。ましてや、今は評価最中のはずだ。そんな時に限ってメール……ま、まさか……いや、そんなはずは……でもそうだとしたら綾音先輩は……。

とにかく、ここで悩んでいても始まらない。綾音先輩に危険が迫っているかもしれないんだ。

「俺、綾音先輩のところに行ってみます。先輩たちは警察に連絡を」

「う、うん……でも一人じゃ」

「女の子は近づかないほうがいい。とにかく一刻も早く警察に、お願いします」

「わ、分かったわ」

俺は一目散に綾音先輩が向かった場所へと走った。



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