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君が愛を語れ  作者: BAGO
210/247

前日の憂鬱(1)

ここからびっくりの超展開の連続です。

ある意味おもしろいかも

しれませんね(^_^;)

だが……そんな有意義な日は、あまり長くは続かなかった。

綾音先輩の実力が天内プロデューサーに認められ、その指定された場所へ行く前日のこと。それはたった一本の電話から始まった。

いつものようにパソコンを弄りながらだらだらと過ごしていると、十二時ちょっと前、電話が鳴った。

「雄慈郎―、出てちょうだい」

け、面倒くせぇな。不承不承ながらも俺は受話器を手に取った。

「はい、成松です」

「あ、本村ですけど、雄慈郎くんいますか?」

「あ、綾音先輩ですか? 俺ですけど」

「ゆ、雄慈郎くん?」

何だかものすごく焦っているように感じる。

「どうしたんですか? 息が荒いみたいですけど」

そう俺が尋ねると、今度は受話器の中からすすり泣いているような音が聞こえてくる。そして、

「真綾が……真綾が」

「真綾? 真綾が何かしたんですか?」

「真綾が、交通事故に巻き込まれたの……」

「な、何だって!?」

耳を疑う言葉に俺はうろたえてしまう。いや、こういう時こそ落ち着くんだ。慌てても始まることじゃない。

「今、何処にいるんですか?」

とにかく、詳細を聞く前にそこへ向かうほうが先だ。俺は綾音先輩に尋ねた。

「県立病院にいるよ……」

「分かりました、今すぐそっちへ行きます」

俺はすぐさま服を着替え、コートを引ったくり、急いで家を飛び出し病院へと向かった。


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