Let's action!(11)
「うん、やってみるしかない」(ロ)
「ええ」(ミ)
「(こくり)」(エ)
「話し合いは終わったか? 何を語らっていたかは知らんが、それは果たして我に通用するのか? 我の攻撃は早いぞ?」(ゼ)
そう言うと、ゼルベクトはすぐに呪文を唱え始める。(ナ)
「真空烈派斬」(ゼ)
「ロップ!」(レ)
「うん」(ロ)
ロップは呪文を唱える。(ナ)
「ウインドカッター」(ロ)
風の刃がゼルベクトの放った一撃を押し返す。それは方向を変え、ゼルベクトに向かって飛んでいく。(ナ)
「学ということを知らぬのかお前たちは? このミラーがある限り、全ての攻撃を通すことは――」(ゼ)
「とっくに理解してるつもりだが?」(レ)
レイエスはゼルベクトとの間を詰め、崩れた石を踏み台に使い大きく飛び上がった。(ナ)
(何も考えずに集中するんだ。あいつは言った。たとえ全世界を滅亡させる力があっても破壊することはできないと。なら、破壊できるだけの、俺たちのパワーをぶつけてやる)(レ、心の声)
「フラッグカット」(レ)
レイエスは大きく剣を振りかぶった。そして、力の限り剣を振り下ろした。その時、異音が響いたが破壊することはできず、レイエスの攻撃は弾かれてしまう。(ナ)
「無駄だ、お前単独の攻撃などでは、このミラーは壊せぬ」(ゼ)
「俺だけじゃない」(レ)
「何?」(ゼ)
「隼の舞」(ミ)
「大蛇」(エ)
「フェアリースクラッチ」(ロ)
怒涛の連続攻撃。ミラーに徐々にダメージが蓄積されていく。(ナ)