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君が愛を語れ  作者: BAGO
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年上ヒロイン・綾音登場(1)

「はあ、全く。亮太は人使いが荒い」

俺は今、一階にある職員室に、亮太の課題(大盛りver)を変わりに提出するために移動している最中だ。

何故亮太が自分で行かずに俺に頼んだかというと、実はこの山盛りの課題の他にもまだまだたくさんの未提出課題が湯水のように溢れているらしく、それを早急に完了させなければならないかららしい。

ったく、そんな物は溜め込むから、後で首が回らなくなるほど大変な目に会うんだろうが。出された時出された時に面倒くさがらずにやっておけば、こういうことには絶対なるはずないってのに……。

まあ、これは俺が楽しみは後に取っておくタイプだから言えるのかもしれんが……。

だが、実際そっちのほうがいいと思いませんかね? みなさんは。

だって、後のほうに苦しみを残していたら、絶対にやる気なんて起きるわけない。

だったら、終了した後の娯楽の時間を想像しながら取り組んだほうが、やる気は起きると思う。俺個人の意見なので“そんなことはない”って思う人もいるだろうが、まあ聞き流してくれ。

「失礼します」

俺は職員室へと入り、先生のところへ向かう。

「先生」

「お、成松か、どうした?」

「はい、これ、亮太から預かった物で、代わりに提出しに来ました」

「ああ、そうか、すまないな。どうだ? 勉強は進んでるか?」

「はい、まあボチボチ」

「ははっ、そうだな。お前は勉学に対して特に心配することがないからな。前の模試は確か……十六位だったか?」

「はい、確か」

「うん、その調子で頑張るんだぞ? お前なら難関大学も夢ではないからな」

「はい、じゃあ失礼します」

俺はお辞儀をして職員室を後にした。


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