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君が愛を語れ  作者: BAGO
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早々の再会、妹登場!(6)

「後は帰るだけです」

「そうなんだ」

「二人は何処に行くんですか?」

「あ、ちょっとデパートまで買い物に。真綾に人形を買ってあげるの」

「うん、ねぇ、お兄ちゃん」

「何だ?」

「お兄ちゃんも行かない? デパートに買い物」

「え? 俺が?」

「うん、だってお兄ちゃんいい人だもん、行かない?」

「ああ――」

「ダメよ真綾、成松くんを困らせちゃ」

小さな本村先輩が、さらに小さい真綾の動きを止める。

「今日は本当にありがとう。私、成松くんに助けてもらってばかりだね」

「そんなことないですよ、気にしないでください」

「じゃあ、行くよ、真綾」

「お兄ちゃ~~ん、バイバ~~イ」

二人は手を振りながら公園を去っていった。

さて、俺も家に帰るか。

俺はしばらく本村先輩のことを考えていたのだった……。


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