表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
君が愛を語れ  作者: BAGO
166/247

ビラ配り奮闘記(20)

「あーあー、熱いわねーお二人さん」

「そうねー、私たちはちょっと邪魔みたいだし、退いたほうがよさそうねー」

「フェードアウト……」

「じゃあ、私たちは帰るわねー」

「ごゆっくりー」

「アンダンテ……」

何やら意味深な発言を残して、三人は帰っていってしまった。何でか知らんが、俺の心臓はバクバクと音を立て始める。さっきだって二人きりだったというのに、どうして今になって鼓動が早くなる? うん、これはあの先輩たちの発言のせいに違いない。じゃなきゃ三人がいなくなった瞬間、ここまで早鐘を打つはずがない。落ち着けー、平静を保て。

「ゆ、雄慈郎くん?」

「は、はい?」

一体何だろうか? 変に鼓動が早くなる。

「わ、私たちも帰ろう?」

「え?」

「あの、早くしないと暗くなっちゃうしさ」

「あ、はい、そうですね」

正直馬鹿みたいだった。いや、馬鹿か……。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ