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君が愛を語れ  作者: BAGO
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イノセント・スマイル(14)

その後もほんの些細なことで飛び上がる先輩だったが、そのたびに俺はそのタネを証明して、先輩の落ち着きを取り戻させた。そして、最後の血の池地獄をクリアし、見事出口へと辿り着いた。気付けばスタンプはしっかり三つたまっていた。ただちゃんと道なりに行けばもらえたので、引き返さない以外に景品をもらえないことはないように作られていたようだ。

ちなみに景品はシャレコウベのストラップだった。

いらんわ!

入り口付近には四人がまだ残っていた。

「おう、どうだった? 怖くなかったか?」

「まだ入ってなかったのか?」

「あ、ああ。今から入るところだ。それより、楽しかったか?」

「ああ、まあな」

「そうかそうか、ならよかった。よし、じゃあ俺たちも行ってくるわ。俺たちはいいから、二人はぶらぶらしててくれ」

そう言って四人はお化け屋敷に入っていった。

そしてまた俺と先輩だけになる。

……そうか、そういうことだったのか。俺の疑問という名のパズルピースが全てはまり、それは確信という名のパズルへと変わった。


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