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君が愛を語れ  作者: BAGO
134/247

イノセント・スマイル(13)

ギン!

目を光らせ、その生首はにやっと笑った。

おお、びびった。――本当だったのか。

しかし……うん、トリックは分かった。

「先輩」

「な、な、何?」

「アレですよ、アレ」

俺は先輩の後ろを指差した。そこにあるのは……。

「か、カメラ?」

そう、犯人はカメラだった。

「このカメラから光を送ってこの女の人の表情を変えてたんですよ」

そう言って、俺はカメラのところに手を置き、表情を変えたり戻したりしてみせた。

「ほ、本当だ」

「でしょう? 怖がらなくても大丈夫ですよ」

「……成松くんすごいね。さっきからトリックを見破ってばっかり」

「お化け屋敷なんて大体こんなものですよ。ちょっと考えると分かるようなものばっかりで。遊び方が間違ってる気がしますけどね」

「ふふ、お化け屋敷のプロみたいだね」

「そうですか?」

「うん、成松くんならおもしろいお化け屋敷を作れそうな感じがするよ」

「はは、お化け屋敷クリエイターにでもなりましょうかね」

「あはは、おもしろいかもね」

「さあ、早く出ましょうか」

「うん」


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