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第73回 富世武雄の筆、蛇ノ目悪人の再襲撃

第73回 富世武雄の筆、蛇ノ目悪人の再襲撃

ユイは霧の王国の奥深くで、神威朧丸の霧剣が切り開いた道を進んでいた。3姉妹のまゆ、みく、かなが並び、正義の5人組が後衛を固め、影丸の幻影が周囲を警戒する。九聖環の力が霧を払い、微かな光の道筋を示していたが、霧の密度が次第に濃くなり、視界を奪う。

「父上、この霧……ただの霧じゃないわ。」まゆが紅の炎を灯し、周囲を照らす。

神威朧丸が霧剣を構え、低く言う。 「そうだ。バルザの残党が霧を操っている。娘たち、準備を。」

みくが碧の守護を張り、 「みんなを守るわ!」

かなが金の剣を握り、 「来るなら、斬る!」

突然、霧が渦を巻き、二つの影が現れる。蛇ノ目文牙と文獄――悪人の兄弟。文牙の目が狂気的に輝き、焰を纏い、文獄が影を伸ばす。兄弟の背後には、巨大な闇の気配――悪人の上司、バルザ=クライムスが幻影のように浮かぶ。

文牙が焰を放ち、嘲笑う。 「小娘、九聖環が揃ったか。だが、均衡は壊させん。焰契ノ印、発動!」

炎の印がユイを狙い、文獄が影を操る。 「兄さん、一緒に潰そうぜ。影の契約、絡め取れ!」

バルザの幻影が終獄剣を構え、冷たく響く。 「ふむ……ここで再会とは。汝らの夢、試させてもらう。」

霧が闇の領域を形成し、空間が歪む。ユイの環が輝き、融合斬を放つ。 「九聖融合斬!」

刃が兄弟を切り裂くが、焰と影で再生。文牙の炎がユイを焼き、文獄の影が仲間を飲み込む。

「くっ……みんな!」

その瞬間、霧の奥から墨のようなエネルギーが広がり、筆の軌跡が空間を切り裂く。新たな援護――富世武雄が現れる。筆を手に、静かに立つ導きの者。

「ユイ、遅れたな。俺の筆で、この均衡を書き換える。」

富世の筆が霧を払い、兄弟の攻撃を無効化。筆先から生まれる線が焰を封じ、影を絡め取る。

文牙が歯噛みする。 「富世……お前か!」

文獄が影を伸ばす。 「ボス、こいつらを!」

バルザの幻影が剣を振るう。 「面白い……虚無叫喚。」

叫びがユイの心を抉るが、富世の筆が守りの円を描き、叫びを吸収。

正義の5人組が連携。アストラル・シンクロナイズを発動し、白鳥秀樹の反射で炎を返し、如月龍一の槍が影を貫く。

3姉妹の力も加わり、まゆの紅の炎が文牙を焼き、みくの碧の守護が一行を守り、かなの金の斬撃が文獄を切り裂く。

神威朧丸の霧剣がバルザの幻影を欺き、影丸の幻影剣が援護。 「朧斬!」「幻影連撃!」

ユイの環が最大に輝き、融合斬が決まる。 「みんなの力で……勝つ!」

斬撃が兄弟と幻影を貫き、霧が晴れる。文牙と文獄が後退し、バルザの幻影が消える。

「次で……決着を。」

富世が筆を収め、ユイに言う。 「均衡は変わる。君の環が、新しい道を開く。」

一行は新たな門へ。旅は深まる。

つづく


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