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第50話 浮殿今日子の誕生秘話、ユーモラスな剣士の過去
休息の空間で、ユイたちは輪になって座っていた。3姉妹の話の余韻が残る中、浮殿 今日子が銀髪を払い、静かに言う。
「私の誕生話も、聞きたいか?」
ユイが目を輝かせる。
「聞きたい! 今日子さんの過去!」
仲間たちが頷く。
今日子が剣を置き、語り始める。
「私は浮殿今日子。昔、浮遊する殿堂で生まれた。鍵の殿堂ノウメニアの守人として。」
まゆが興味津々。
「どうやって?」
「面白いのはここ。殿堂の鍵が暴走し、幻影が実体化した時、私は剣の精霊として生まれたの。でも、バグで銀髪が浮遊しちゃって、いつも風に揺れてる。」
みくが笑う。
「それで銀髪が翻るの!?」
今日子が照れる。
「そう。最初は剣しか持てなくて、味噌汁を剣で飲もうとして失敗したわ。ユーモラスな誕生でしょ?」
かなが爆笑。
「師匠、そんな過去が!」
今日子が微笑む。
「それでユイの旅を守ってる。」
ユイが抱きつく。
「今日子さん、ありがとう。君の誕生が、私の剣を強くする。」
バルザの影が近づく中、笑いが空間を明るくする。
「統合の儀式、始めよう。」
ユイが決意。
つづく




