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第116回: 記憶の逆流、ユイの内なる戦い

第117回: 記憶の逆流、ユイの内なる戦い

ユイは虚空の境界を抜け、九聖環の光が導く新たな領域へ入った。そこは記憶の海――無数の光の断片が浮かぶ無重力の空間。昔の仲間たちの顔が、次々と浮かび上がる。

レイが弓を構え、静かに言う。「ユイ、ここは心の鏡だ。お前の記憶が試される。」

サラの魔法が光を紡ぎ、「思い出せ、ユイ。私たちの絆を。」

トランの斧が虚空を叩き、「弱音吐くな! 前へ進むんだ!」

正義の五人組が加わり、白鳥秀樹が鏡を広げ、「アクエリアス・リフレクト! 記憶の逆流を防げ!」

如月龍一が槍を突き、「スコルピオン・スラスト! 闇の記憶を貫け!」

ユイの胸が疼く。バルザの声が響く。「汝の記憶……逆流せよ。」

エリナの幻影が現れ、鎖を伸ばす。「ユイ、お前の過去は偽りよ。」

ガルドが斧を振り上げ、「耐えろ!」

アルテアの魔法が鎖を防ぐ。「ユイ、信じろ!」

ユイの環が輝き、記憶の海が渦を巻く。「みんなの声で……記憶を正す! 九聖記憶融合!」

光の渦が幻影を飲み込み、逆流を止める。バルザの影が後退。「ふむ……汝の心、強いな。」

ユイが息を整える。「みんな……この記憶が、私の力。」

スイミーが肩で震え、「主殿、僕の過去も思い出したよ……水から生まれた時、パスワードの力で精霊になったんだ。」

ユイが微笑む。「スイミー、それで君は強いんだよ。」

記憶の海が静まり、ユイの旅は続く。新たな領域へ、記憶の力が加わり、均衡の崩壊が頂点に近づく。

つづく


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