第104回: 守護者の居城と嵐の襲撃
第104回: 守護者の居城と嵐の襲撃
島々が揺れる中、ユイとガルド、アルテアの民は守護者の居城へ向かった。居城は巨大な浮遊要塞、黒い霧に包まれ、雷が絶え間なく落ちる。
「ここが…守護者の巣窟か。」ユイがつぶやく。アルテアが頷く。「我らの古い敵だ。魂玉の力で対抗せよ。」
門が開き、中へ。廊下は迷宮のように入り組む。壁から幻影の怪物が現れ、襲いかかる。ガルドの斧が一掃するが、ユイの体に疲労が溜まる。
深部で守護者が待つ。巨大な影、人間とも獣ともつかぬ姿。「お前たち、異空間の秩序を乱す者か。」声が響く。
守護者の過去が魂玉から流れ込む。異空間の創造者だったが、力を独占し、無義天滅のような存在を生み出した。
戦いが始まる。守護者の触手が伸び、ユイを絡め取る。アルテアの魔法が盾となり、ユイは剣で切り裂く。ガルドが側面から攻撃。
だが、嵐が激しくなり、エリナの姿が現れる。「ユイ! お前の終わりだ!」無義天滅の残党を引き連れ、復讐の魔法を放つ。
混戦の中、ユイは魂玉の力を解放。光が爆発し、守護者の体を貫く。「これで…!」
守護者が崩れ落ちるが、エリナは逃げ、嵐が要塞を飲み込む。ユイたちは辛くも脱出。異空間の秘密がさらに深まる。
つづく