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第103回: 記憶の欠片と新たな同盟
第103回: 記憶の欠片と新たな同盟
魂玉の欠片が青白く輝く中、ユイはそれを握りしめた。記憶の断片が流れ込み、無義天滅の過去の続きが明らかになる。時空の裂け目に落ちた彼は、異空間の守護者と出会い、力を与えられたが、それが呪いだった。守護者は今も深部に潜み、ユイたちを監視している。
「この記憶…異空間の秘密を解く鍵か。」ユイはつぶやく。ガルドが肩を叩く。「一人で抱え込むな。仲間を探そうぜ。」
二人は異空間の未知の領域へ進む。そこは浮遊する島々が連なる世界。島の一つに、古代の民の集落が見える。リーダー、賢者アルテアが迎える。「旅人よ、何用か。」
ユイは魂玉の欠片を見せ、説明する。アルテアの目が輝く。「それは…我らの失われた遺産。守護者の陰謀を暴くものだ。力を貸そう。」
新たな同盟が結ばれる。アルテアの民は異空間の魔法を操り、ユイに新しい武器を与える。だが、影でエリナが動き出す。復讐の炎を燃やし、無義天滅の残党を集めている。
戦いの予感が漂う中、ユイたちは守護者の居城へ向かう。島々が揺れ、嵐が近づく。
つづく
