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第四幕 主人

弓門衣吹「」

カッピー『』

八代りな〈〉

館に入ってからずっと思っていたが…

やっぱりめちゃくちゃ綺麗だな…オオカミが掃除してるのか?それともカピバラか?

どちらにせよこんな綺麗好きで人間に似てるなら人間と同じように生活できそうだが…

…いやいや、本来は同じように過ごせるものではない。

きっと裏がある…その裏を暴かなければ

「おいカピバラ」

『は?ちゃんとカッピーって名前があるんだけど??』

少し怒ったように言う。

「はいはいカッピー」

『なんだよ』

「ここの掃除担当は誰なんだ?」

『僕だけど』

「随分と綺麗好きなんだな」

『ふん、でしょ??』

めちゃくちゃ自慢気だな…

〈ただいまー〉

『あ、帰ってきた』

「なっ、オオカミか!!?」

『そう。多分こっち来るよ』

「ならば隠れなければ…!」

『隠れなくても食べはしないよ、多分』

「いやいやいやオオカミだぞ!?」

凶暴なオオカミが人を食べないなんてあり得るわけがないし…

ドアを開ける音。

〈えっ〉

〈おいカッピー!お前人間を中に連れ込んだのか!?〉

『別にいいでしょ』

〈はぁ!?…まぁ薄々感づいてたからいいんだけど〉

〈でも死なない奴じゃなかったら絶対ダメだからね???〉

『は??絶対噛ませないからな!!』

〈お前……!!〉

な、なんだ??なんかめちゃくちゃ言い争ってんだが…

『暇なんだよずっと一人で!!お前はほとんど狩りとかに行ってるし!!家にひとりぼっちで外出るなって言われて退屈なんだぞ!!?』

〈んなこと分かってるわボケ!!〉

〈それを考慮して死なない奴選ぼうとしてんだろうが!!〉

え、ちょ、怖いってコイツらうるせぇし

てか二人で住んでるのか…そりゃ退屈だよな

『どれだけ時間かけてんだよ!!もういいだろ!?』

〈よくねぇよ!!耐えられない奴は私達みたいにずっと生きることできねぇんだぞ!!〉

「うるっせぇな!!!!」

〈『お前が一番うるせぇよ!!』〉

〈はぁ…あー…〉

『はぁ…』

「耳いてぇ…」

〈…とにかく、確認するまで私は仲良くしないからな〉

〈死ぬときに困る〉

『あぁそうしろ』

オオカミはドアを乱雑に閉めて出ていった。

…マジでなんなんだコイツらは

言ってること全然意味分かんねぇしうるせぇし絶対仲良くできねぇわ…

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