表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
聖霊の腕輪  作者: 眠る羊
3/4

3−暇なのじゃ!

「暇じゃ。」


「アイシャ様! いくら暇だからだとそんなだらけた格好でいないでください。 あなた様は、今やこの国ルブランクスの女王なのですから、もっとしっかりして下さい。だいたいあなた様は……。」


「む〜〜、今イリスのお小言なぞ聞いたからわらわはより気が滅入ってしまい余計に動きたく無くなったのじゃ。」


「アイシャ様!!」


「イリスよ何かないかの〜、何でもいいんじゃとにかくこの退屈さえ紛らわせる事ができるならわらわは何でもやるぞ。」


「なら、溜まっている書類……。」


「おお!! そうじゃ、わらわもそろそろ使い魔などもってみたいぞよ。」


「エリシャ様、以前に使い魔召喚など絶対にやらないとおっしゃっていませんでしたか?」


半目のイリス怖!! 前々から思っていたが、半目でわらわを見るイリスは伝説のメドゥーサみたいでかなり怖いのじゃ、あれに見つめられたら本当に動けなくなってしまいそうじゃしの、じゃが……。


「なっなに、実は先日書庫で読んだ書物にのとてつもなく強力な使い魔が書かれていての、その使い魔の主が使い魔の力を使い世界を救う話が書かれておったのじゃ。 それでの、ぜひともわらわも強力な使い魔を手に入れて世界を平和に導いてみたくなったのじゃ。」


「なにをおっしゃってるんですか、今は停戦協定を結びどことも戦争をしていないのですよ。」


「その停戦協定じゃが、結ばれてもう十数年もたつのじゃぞ?いつ反故にされてわらわ達の連合国に戦争をしかけてくるかもしれんのじゃ。じゃからの、万が一そのような事態になっても強力な使い魔をわらわが従えていれば奴らもそうそう手が出せんじゃろ。」


「ですが……。」


「なんじゃなんじゃ! 先日はそろそろ使い魔を召喚してみてはどうかと言っておったのに、いざわらわが使い魔召喚しようとしたら止めおって。」


「召喚しようとしているものに問題が……。」


「いいじゃろうに、わらわが強力な使い魔を召喚すれば、護衛にもなるしさらにわらわの暇つぶし相手が出来るのじゃ、一挙両得とはこのことじゃな♪」


「はぁ………、分かりました今から召喚陣の準備を行いますので準備が整うのは数日後になりますが、それまでに……。」


「分かっておるのじゃ、それまでに溜まっている書類を片付けておけばいいのじゃろ、片付けておくから最高の使い魔を召喚できるようにしておくのじゃ♪」


こうして、どこかの異世界にあるルブランクス王国にて別世界から女王のための使い魔を召喚する準備が進められていくのでした。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ