第六十四話 帰還しました。的なお話
「まさか本当に意味があったなんて。良く分かったね、あのトラップのこと。」
「まあ、定番の罠だからな。といっても普通は人型のとか無いんだけどな。ただの穴とかで。」
「でも、体格にあってた。不思議。」
「このダンジョンはアリシアさんが作ったんだろ。だから多分入った人に合わせて作ってんだろう。神様だしそれくらい出来ても不思議じゃないよ。」
「そういえばそうだね。」
「納得。」
「そんじゃ、進むか。」
「うん。」
「ん。」
そうして進むが魔物が出ることも罠に引っかかることも無く六階層への階段がある広間に到着した。
そこで暫く休んでから来た道を引き返す。
セフィアにマッピングを頼んでありそれを少し見せてもらったが凄く分かりやすく、おまけに罠の位置なんかも書いてあった。
これならさっさと帰れる……そう思ってた時期がありました。
四階層に上がり、魔物と戦闘がなかったのでそのまま進むが、これまた面白いように罠に引っかかりまくった……俺が。
セフィアにマップを再び見せてもらうが俺が引っかかった罠とマップの罠の位置が違っていた。
セフィアがマッピングをミスったとは考えられない。
となると
「階層を跨ぐと中が変化するのかな?でも道は変わってないし、罠だけかも。」
「そうかもね。でも、魔物も再出現してるし変わらないのは道だけかも。」
「あ、また来た。」
リリンの呟き通りゴブリンがやって来た。
なのでゴブリンと戦う。
飛んでくる吸盤付きの矢は無視だ。当たってるが。
◇
そうして階段前で休憩をとりつつ進み、無事にダンジョンから出ることが出来た。
分かれ道ではセフィアのマップが役に立った。
そして空を見てみれば水平線の上に太陽があった。
結構な時間ダンジョン内にいたようで、急いで街に向かう。
なんとか日が沈む前に街に帰ることが出来た。
そしてダンジョンの成果を売る為にギルドに立ち寄る。
そのついでにメダルについても聞きたい。
そして成果を披露すると無茶し過ぎと怒られた。
どうも普通の場合はある程度戦闘は控え、敵を見かけても戦う必要が無い時は避けて通るそうだ。
俺達のような見敵必殺するのはあり得ないと言われた。
レベリング目的じゃないしある程度無視してもいいと今更ながら思った。
そして成果だが、127250リムになった。
メダルが一枚20000と結構高く売れた。
このメダルシリーズはダンジョン内でしか手に入らないということで一部の好事家が収集するほか、ゴブリンは流通量が多いがメダル自体に少しだが金が含まれているのでこの値段だそうだ。
ちなみに何故ダンジョンの魔物を倒すとメダルが出るかもメダルの使用方法も分かっていないそうだ。
全種類集めるとドラゴンが出て来て願いを叶えてくれるのかな?
いや、無いか。
数が多すぎるだろうし。
そしてお金を受け取ったし、聞きたい事も聞けたのでギルドを出て宿に向かう。
取り敢えず明日は休もうかね。
武器の手入れもしないとだし、ほぼ一日ダンジョンに潜ってたからな。
そんな事を話しているうちに宿に着いた。
既に空は真っ暗になっており、時間が少し遅くなってしまった。
そのせいでルリエちゃんに少し心配されていた。
今度から遅れそうならルリエちゃんに伝えないとな。
少しだけ遅い夕食を食べて身体を拭いてセフィア達と身体を重ね、そのあと眠る。
LVの確認は明日やろう。眠いし。




