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微ユニークから始まる異世界生活  作者: 椎茸大使
【第二章】結婚したい。
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番外編 年末年始異世界風味(その1)

新年あけましておめでとうございます。

番外編終えたのにまた番外編。

本編の続きが気になる方、ごめんなさい。

今日は12月29日だ。

だから鏡餅を作ろうと思う。

俺の家では昔から12月30日に親戚で集まって餅つきをして鏡餅用の餅をつき、余った餅をその場できな粉やおろし醤油で食べたり後で食べれるようにのし餅やあんころ餅を作っていた。

今までは特に考えてた訳ではないが、神様と直接会った今では大晦日ではなく30日だったのには何かしらの意味があると思う。

まあ、その日が都合が良かっただけかもしれないが。


とにかくそんな訳で鏡餅を作ろう。

幸い(?)この世界にもうるち米ももち米もある。

そして過去の勇者達によって鏡餅も年越し蕎麦もおせちも雑煮も根付いている。

だから普通に杵と臼がある、というかレンタル迄してる。


……どんだけ根付いているんだ。

そんな訳でもち米を用意してひたすらにつく。

宿の前でやってたせいか、ちょっとした餅つき大会になってしまったが、客も増えたと喜んでたし良しとしよう。


宿の部屋に戻って鏡餅を飾る。

割れなければいいが、ストレージに仕舞えば確実に割れないがそれでは風情がない。

だから鏡開きをのんびり待とう。



そして翌日は12月30日だ。

この世界では大晦日にあたる。

だから年越し蕎麦を食べようと思ったのだが、どうもこの世界では夕飯前に家族あるいは宿の皆で蕎麦を打ち自分で作った蕎麦を食べるという風習があるようだ。

まあ、年越し蕎麦が食べれるなら問題ないと思い参加する。


「俺、蕎麦打つの初めてなんだよな。上手く出来るかな。」

「そうなの?じゃあ、僕が手伝うよ。」

「ありがとう。セフィア。」


そうして蕎麦打ちが始まる。

俺は蕎麦粉が纏まらない、四角にならない、太さがバラバラという初心者コンボをかまし、セフィアは経験者だけあって上手く、蕎麦屋が出来るんじゃ…なんてレベルだ。

そしてリリンは。


「完璧。」


うん。作ってる最中にも見てたがプロをゆうに超えている。

ザザザ、ギュッギュッ、シュパーッ、スタタタタン!って感じで速く繊細に出来ていた。

ぶっちゃけ宿にいる皆で一番上手かった。


そして実食するが太さがバラバラなせいで上手く啜れない。

啜ってこその蕎麦なのに。

それとは別にリリンに蕎麦を分けて貰って食べてみる。


すると俺が今迄食べてきた蕎麦は何だったんだってくらいの完成度を誇り、俺が作ったのに至っては糸くずか!?とツッコミたくなった。

完食してから分けて貰って良かった。

じゃないと最後まで食えたかわからない。



ーそして年明けー


「「「せーの、10、9、8、7、6、5、4、3、2、1、ゼロー!!!新年あけましておめでとうございます。!!!」」」


年明けのカウントダウンを皆でして新年を迎える。

普段は午後11時までしか開いてない食堂も今回ばかりは開いている。

そして宿の従業員も宿泊客も食堂に集まってカウントダウンをした。

皆、どうやって正確にカウントダウンをしてるかというと俺にもあるあの時計のお陰だ。

異世界人特有かと思ってたがどうやらこの世界に住む全ての人に備わっているようで、異世界人の特典かと思ってたからちょっとだけガッカリしてる。


そして年明けということで新年の祝いに出されてる屋台に突撃する者も居れば、酒盛りを始める者も居れば、静かに新年を祝うカップルも居る。

そして俺達は。


「今年もよろしくな。セフィア、リリ…ん?」


新年の挨拶をしようと思ったらリリンに部屋に連行された。

そして始まる姫初め。


レントと姫初めがしたかったなんて赤面しつつ言うもんだから、俺の理性が神速でノックアウトされた。

正月イベントはまだあるけど、キリがいいので今回はここまで。

時間までに書ければ続きは明日のこの時間に。

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