表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
微ユニークから始まる異世界生活  作者: 椎茸大使
【第二章】結婚したい。
51/1489

第四十四話 おっしょさん登場。的なお話

盛大に殺ったあと、この豚は多分オークだと思うが一応リリン先生に聞いてみる。


オーク

鋭い牙を持つ豚のような顔をした魔物で単体ではDランク。

複数で行動する事も多く、群れの規模や質によっては依頼難易度がBランクに到達する事もある。

巨体から繰り出される一撃はDランクでもトップクラス。

繁殖目的で女性を攫う事でも有名。


俺の知ってるオークだった。

最後のやつとかラノベやWEB小説で良く見かけるけど本当だったとは。

よし、これからはオークを見かけたら速攻で殺そう。

セフィアとリリンと俺の精神の安定の為に。


そんな決意をした後は三匹の大豚を回収してから宿に帰る為街を目指す。


取り敢えず街道を目指してると、微かにだが悪意を感知する。

森の端っこに三つとその付近の木の上に一つ。

セフィア達に相談するとその四つの悪意はおそらく盗賊のもので襲撃中の見張りと近づく者への妨害する為にいる。という結論に至った。

他にも居るかもしれないがこの位置からだと分からない。

とはいえ誰かが襲われるというなら助けるべきなので、先ずは見張り達を捕まえる事にする。


盗賊達の位置は悪意感知で分かるからそれを元に気付かれないよう気をつけながら近づいていく。


既に街道の所で二十個くらいの悪意が包囲する様に展開されているからおそらくもう襲撃しているのだろう。

となれば見張り達をさっさと無力化すべきなので、直ぐに行動を開始する。


先ずセフィアに木の上にいる見張りを風で落として貰い、そいつに敵の意識が向いた所で三人で一斉に飛び出し一気に無力化する。

使わないと思ってたヒノキの棒が意外と役に立つ。

セフィアの釘バットとリリンのバールのようなものに赤い何かが付着してる気がするが……気のせいだろう。気のせいという事にしとこう。


残念ながら四人共気絶してしまったので尋問は後回しにして取り敢えずセフィアの土魔法でガチガチに固める。

イメージは蟻塚オン四つの生首だ。


「ギャァァァア!!!」

「助けてくれぇぇぇ!!!」


盗賊達が武力行使に出たようだ。

様子を窺う為に街道に向かうと殺されたり捕縛されたりしてた。


汚い男達が高そうな鎧を身に纏った者達によって。


「えーっと。」


状況の理解に時間がかかっていると後ろから声と首筋にヒヤリとした感覚がする。


「誰だ。盗賊の仲間か?」

「ち、違います。ぼ、冒険者です。悪意と悲鳴を察知して、それで様子を見ようと。」

「証拠を見せろ。」

「こ、これを。」


首筋に当たるヒヤリとした感覚のせいで言葉に少し詰まるが後ろの人にギルドカードを見せる。


「ほぅ、E+か。ランクは低いがそれなりに力はあるようだな。」


は?E…プラス?

顔に出して盗賊と誤解されると困るから表情に気をつけつつギルドカードを見ると本当にE+って書いてあった。


「すまなかったな。他に盗賊が居ないか調べてたら君達がいたものでな。」

「い、いえ。」


首筋のヒヤリとした物が離れたのを確認したあと、声の主を見ると茶色い髪をポニーテールにした巨乳美人だった。

斥候役なのか軽装で巨乳っぷりが遺憾無く発揮されていた。

因みにポニーテールは大好きです。


「師匠。」

「ん、おお、リリンか。久しぶりだな。元気にしてたか?」


どうやらこの茶ポニーの美人さんはリリンの師匠のようだ。

でも師匠ならもっと早くリリンに気づいてよ。


お陰で温かい物が首筋から垂れてるじゃないか。

作者も予期せぬ新キャラ登場。名前どうしよう。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
このランキングタグは表示できません。
ランキングタグに使用できない文字列が含まれるため、非表示にしています。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ