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微ユニークから始まる異世界生活  作者: 椎茸大使
【第一章】冒険者になろう。

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第三十八話 お呪いの効果的なお話

本日のメインイベントであるスライム討伐を前に基本方針を決めようと思う。


「スライムの依頼って確か十匹討伐だったよな?」

「そうだよ。」

「なあ、リリン。スライムって群れで行動してるのか?もしそうならどのくらいの数か分かる?」

「分からない。多いと10や20くらい普通にいくし、一匹だけの時もよくある。複数が集まって一つの塊を形成する事もある。」

「そっか。それじゃ群れが少ないのを優先的に狙って、数が多いのは回避。囲まれたら一点突破して逃げるって事でいいかな?」

「いいと思うよ。」

「それでいい。」

「そんじゃ、スライム狩りといきますか。」


基本方針を決めたのでストレージから二人の打撃武器を渡してからその方針に沿って行動していく。

一匹だけの時はセフィア一人で戦う。

セフィアの釘バットが当たる度にその体積を減らしていくスライム。

漫画やアニメだと本体に集まろうとするが、どうやら身体から離れた粘液は制御から外れるようで問題なく倒す事が出来た。


スライムが複数居た場合、六匹迄なら戦闘を行う。

セフィアの釘バットが唸り、リリンは核を的確に捉え抉り出していく。

どうやら一人二匹なら問題なく対処出来るようだが、三対一はやった事がなく不安が残る為、無理をせず安全に依頼を達成する為に七匹以上の群れは回避していく。


そうしてセフィアが倒したスライムの数が八匹になり、戦闘は後一、二回というところまで来た時に事件は起きた。


次で終わらせるように二匹くらいでいるスライムを探していると突然セフィアとリリンにスライムの塊が降ってきた。

スライムの複合体が樹上に潜んでいたようで二人が呑み込まれてしまった。

火魔法だと二人が危険だし、どうやって助ければ……なんて考える暇は無かった。


ドパァン!!


何故なら二人を呑み込んだスライムがいきなり弾け飛んだからだ。

突然の出来事に呆然となる俺たち。

二人の足下には転がるスライムの核×17。

なんとなくだが原因に心当たりがある気がする。

なのでスライムの繁殖方法を聞いてみると案の定、別の種族の雌個体に18禁なことをするらしい。


つまり、スライムにとってのアレが全身な為にアリシアさんのお呪いによって粘液の全てが爆ぜたようだ。

これが後に俺の血族の間で語り継がれるスライム爆殺事件の顛末である。……なんつって。


爆ぜたスライムの核を集めてから街に戻る為に移動する。

セフィアとリリンはスライムに呑み込まれたので洗い流すなりした方がいいかと思ったが、身体にまとわりついていたスライムは全て弾け飛んだので服や髪がベタついたり、濡れてるなんて事は無いそうだ。


そうして浅すぎず深すぎない所を街道に対して平行に移動して小遣い稼ぎ感覚で魔物を狩りつつ街に戻っていると何やら妙な感覚がする。

なんだろう。

嫉妬の視線に少し似ているけど、もっと黒い感じだ。

それに辺りを囲まれている気がした。


「セフィア、リリン。何か妙な感じがする。なんというか……こう…そう、悪意のようなものを感じる。」

「「悪意?」」

「なんか、そんな感じ。なにかスキルが増えてないか確認するからその間二人は周囲の警戒をお願い。」

「う、うん。」

「分かった。」


ステータスを見ると木魔法がLV2に、火魔法、杖術、棒術がLV3に、歩法がLV7に、そしてその下に悪意感知というスキルが増えていた。

この悪意感知というスキルは自身に向けられる悪意を感じ取れるというもので、改めて周囲を見ると

11個の悪意がこちらに近づいて来ていた。


「セフィア、リリン。悪意感知というスキルが増えていた。それでこちらに近づいて来る悪意の数は11。魔物が敵意ではなく悪意を持って近づくというのは考えにくい。だからおそらくこれは……盗賊だ。」


異世界時間で三週間。

遂に来てしまった盗賊戦。

果たして俺に人殺しは出来るのだろうか。

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