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微ユニークから始まる異世界生活  作者: 椎茸大使
【第五章】 迷宮都市でのいろいろ。
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第三百五十三話 ホントですか!? 的なお話

ユキノの二日酔いも収まった。

つまりはお仕事です。


「昨日は申し訳なかった。体調も良くなったので今日からまた頑張る所存だ。」

「固い固い。もっと気楽に。」


随分とまあ、気負ってることで。

あんな醜態晒したらそうなるのも仕方ないかもしれないけどさ。

そんなに気負ってるとミスするぞ。


「それで、今日はどうするの?」

「ああ。今日はダンジョンに行こうかなって思ってるんだよ。ダンジョン内での動きとかも確認しときたいし。」

「なるほど。前の時は私達が本調子じゃなかったものね。」

「そゆこと。みんなもそれでいいかな?」


みんなも特に異論はないようなので早速クエストボードを確認して………固まってしまった。

なんせ、ダンジョン関連の依頼が十階層以降のものばかりなのだから。

本当にここの冒険者はダンジョンメインな連中ばかりなんだな。

うーむ。

どうしたものか。

ま、いいや。

別に依頼を受けないとダンジョンの中に入れないわけじゃないし。


「浅い階層のが無いしこのまま入ろうか。とりあえず今日は最初だから日帰りでいいよね?」

「そうだね。あまり無理するのも良くないしね。」


日帰りで余剰日は1日、一応捜索希望っと。

探索予定表を書いて受付に提出する。


「いらっしゃいませ………って今日はダンジョンなんですか!?」

「うぇええ!? そんな驚くことですか!?」

「あっ………すみません。でも、ようやく通常依頼を受けてくれる冒険者さんが見つかったと思って喜んでいたので。一応堅牢の斧のみなさんも通常依頼を受けてくれるのですが、彼らは長期間ダンジョンに滞在されることも多く、必然的に比率がダンジョンに偏ってしまってまして……」

「あぁ、なるほど。えと、まだ俺らはランクも低いですし一応それなりには通常依頼の方も受けられると思いますから。」

「ホントですか!?」

「え、えぇ。」

「うぅ。良かったよぅ〜。上からいつもいつもせっつかれてて、でも先輩達は全部私に押し付けるから本当にどうしようかと思ってて。レントさん、本当にありがとうございます!」

「い、いえ。えと、それじゃ俺達はこれで。」

「はい。気をつけてくださいね!」


えと、冒険者ギルドにも色々あるんだ、なぁ。

というか、上からせっつかれるってどういうことだろうか?

あ、依頼主から通常依頼で出しても受ける人がいないから指名依頼になってしまって負担が大きくなるとか言われてるのかも。

でも、俺にはどうしようもないよな。

というか、俺達がここを去ったらどうなるんだろう?

フランにアリシアさんのフリして貰って何か言ってもらえばなんとかなるのかな?

ま、それは帰るときにでも考えますか。



「キュウィィィィ!」


ダンジョンに入って早速遭遇した蝉の幼虫をリリンがシュパッと行ってスパッとやってくる。

それだけで蝉の幼虫は断末魔の叫びを上げて消えていく。

一階層に出てくる魔物なんてたかが知れてるので駆け足気味に通り抜けていく。

雑魚すぎて連携や立ち回りの練習にならないからな。

だけど、たまにならこっちに回してくれてもいいんだよ?


2時間くらいで一階層を抜けて二階層へ。

日帰りなのでここら辺で練習だな。


「じゃあ、二階層で練習を連携の確認とか、立ち回りの練習をしようか。流石にこれ以上下の階層は日帰りできなくなるかもだからな。」

「分かった。」


隊列を軽く話し合ってから練習開始だ。

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