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微ユニークから始まる異世界生活  作者: 椎茸大使
【第四章】 挨拶。それと…
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第二百九十九話 三つ巴的なお話

朝になったので目が覚めて起きる。


「うわっ! アカネ達もいる。って、あ〜。そういえば昨日はみんなで遊んで盛り上がったんだっけ。で、そのまま寝ちゃったっと。」


取り敢えず、これをどうにかしないとな。

何故か蒼井が俺の足を抱きしめて寝ている。

その所為で動くことが出来ない。

起こさないようにゆっくりと………


「おふぁよ〜、レント。」

「あ、セフィア。ちょうど良かった。ちょっと助けてくれない?」

「? あ、ユウキちゃんが抱きついてる。うん。分かった。」


そうしてセフィアと一緒に蒼井の腕を外す。

ふぅ。

もしも途中で起きられたらうるさい事になるかも知れないし、外れて本当に良かったよ。


「しかし、これからどうしようか? まだ朝食まで1時間あるよ。」

「そうだね。いつもなら素振りして、朝ごはんの準備してるもんね。」


流石に宿の部屋の中で素振りするわけにはいかないし、外でやっても宿の人の迷惑になる。

どうしたもんか。

よし、あれをしよう。

丁度トランプもまだ出てるし。


「スピードをしよう。」

「スピード?」

「そ。まず、黒と赤でトランプを分けてね……」

「ふんふん。」


セフィアにスピードのやり方を教える。


「最初だし、まずは軽くやってみようか。」

「うん。」


そうしてセフィアとスピードを開始したのだが……


「あ、やっ、ちょっ、待って。あ、やられた。じゃあ、こっち……」


テンパりつつもなんとかしようと頑張っているセフィアが可愛すぎる。

スピードってこんなのだっけ?

こんなに可愛くなるものだっけ?


「あー。負けちゃった。」

「まあ、最初だし。」

「でも、このスピードって面白いね。」

「まあ、2人用なのが玉に瑕だけどね。もう一回やる?」

「やる!」

「私もやりたい。」

「リリン。おはよう。」

「おはよ。」


セフィアとスピードをやっていたら途中でリリンが起きてきて自分もやりたいと言い出した。

だから、リリンにもルールを説明してそれから俺とセフィアで実際にやってみせる。

セフィアも要領を分かってきてるだろうからさっきよりも速くても大丈夫かな。


「ちょっとスピード上げるよ。」

「うん。」


結果はまあ、経験者である俺が勝ったよ。

でも、スピードはセフィアやリリンの方が速いからそのうち負けるかも。

練習……しようかな。


その後はセフィア対リリンが対決。

勝者はセフィア。

3回目だから大分慣れてきてる。

そうして次は俺とリリンが……という時にルリエとレイダさんが起きた。

そして、やはりというか、2人もやりたいと言い出した。

なんか、もう、あれだね。

スピード大会みたいになってきたね。


アカネも起き、楽しんでる声で起きた蒼井も参加しだした。

経験者による三つ巴の様相を呈してきた時に朝食が来た。

いつの間にか1時間経っていたようだ。

やはり楽しい時間は早く過ぎるな。


アカネ達が自分の部屋に戻って朝食を食べて、こっちはこっちで朝食を済ませる。

そして再び集合したら宿を出て街へと繰り出した。

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