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微ユニークから始まる異世界生活  作者: 椎茸大使
【第四章】 挨拶。それと…
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第二百九十六話 アンデットは突然に的なお話

宿の部屋は紅い帽子亭の部屋よりも広く、ラングエルトで泊まった部屋よりは狭く、その2つの中間の大きさの部屋だった。

ベッドも大きく収納できるところも大きい。

それに壁も厚そうで防音性が高そうだ。


「この後どうする? どこか行きたいというのが無いんなら俺は買取してもらおうと思ってるんだけど。」

「僕は食材を見て回りたいかな。商業都市だし色々ありそうだよね。」

「私も気になる。」

「それにここならお兄さんの世界と関係のあるものとかもあるかもしれないですよね。」

「そっちもあったか。今の時間は………うん。見て回るには十分な時間があるな。」


今の時刻は午後3時14分。

街歩く人にギルドの場所を聞いて、その後に見て回るのに1時間半くらいは時間を取れるだろう。

というわけでアカネ達の所に提案に行ったら、魔道具を見てみたいとアカネに言われた。

レイダさんは武器、それも槍を見たいと、蒼井もアカネと同じく魔道具見たいそうだ。

ファンタジーといえばマジックアイテムだからねと言っている。

それは理解できるが、お前はまずギルドだろう。

お前も色々と溜め込んでるから。


みんなの希望の場所を見て回るには時間がないし、何よりこの街は商業都市というだけあって大きな街だ。

それをたったの1時間半で回るなんて不可能というもの。

迷宮都市を目指しているからってそこまで急ぐ旅ではない。

という事で、もう一泊して今日はギルドと武器屋。

そして明日に魔道具に食材などを見て回る事になった。


そうと決まれば早速ギルドへ向かうとするか。


道行く人、というか受付の人がギルドの場所を教えてくれたよ。

大通りを右に曲がった先………つまりは入って来た門から真っ直ぐ行って広場を越えた先の左側の所に大きな建物があり、そこが冒険者ギルドクルスラウト支部との事。

でも、大きな建物が結構あるんですけど、どれがギルド?


仕方ないので道行く人に聞いて教えてもらう。


そうして入ったギルドは景観こそ周りと同化していたが、中はカインやラングエルト、エルカとそう違いはない造りになっていた。

多分どこのギルドにいっても似た造りなるようにしてて混乱しないようにしているのだろう。

冒険者って馬鹿なイメージがあるし。


買取カウンターは………ここかな?


「すみません。ここは買取カウンターで合ってますか?」

「合ってますよ。買取との事ですけど、一体どこに……ひょっとしてアイテムボックス持ちですか?」

「えと、まあ、はい。そうです。」

「そうですか。ではこちらに。」


受付嬢に解体場所へ案内された。

そして取り出したるはリリンがサクッと倒したクマさん×2。

何故2かと言うと、1匹はご飯になっているからだ。

それ以外にもリリンが倒したという魔物を出していく。

俺の後に蒼井も出していくが、一体だけ見た事もない死体が混じっていた。

その死体は兜をかぶり、手には錆びだらけで刃こぼれの激しい剣とボロい盾が握られ、腰や足に装備をつけた…………胸のあたりが砕けた白骨死体だ。

つまりはスケルトン。

アンデッド系の魔物なんて初めて見たよ。

というか、なんで持ってきてるのかな?

こんなのどう見ても使えるところなんてないだろう。


解体や査定の結果はこんな感じになった。

(リリンの)がくまさん2体にその他で79万リム。

蒼井がE、Dランクを中心に雑魚が多めで合計が19万6150リム。

因みにスケルトンに関しては装備は錆びてるはボロいはで使い道がなく、骨自体も需要が皆無という事で驚きのお値段、50リムだった。

それでもお金がもらえた事に驚いたよ。


買取も終わったことだし次は武器屋かね。

魔物の素材を使った武器とか無いかな?

最近は鍛冶作業ばかりしてたから武器とかが気になるようになったんだよね。

これって職業病?

そんなことを考えながらギルドを後にした。

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