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微ユニークから始まる異世界生活  作者: 椎茸大使
【第四章】 挨拶。それと…
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第二百五十七話 やっと帰れます的なお話

酔っ払いどもに漸く解放されてふらふらとセフィアん家にたどり着く。

うぅ。

眠い。


「ただいま〜。そしておやすみなさい。」


帰ってすぐにベッドに倒れ込む。

本当に疲れた。

でも、セフィア達を守れたし、それだけは、良かった……



ふわぁ〜。

よく寝た。

今何時………ってうわっ! もう5時かよ。

寝たのが6時くらいだから……11時間も寝てたことになるぞ!

まあ、戦闘に酔っ払いに突然の昇格宣言と色々あったし疲れててもおかしくないか。

しかし、カインに帰ろうと思っていたのに今日はもう無理だな。

後、お腹すいた。


リビングに向かうと既に全員が集合していた。

というか人多っ!

なんで親衛隊の連中までいんだよ!


「なんで、こいつらまで居るんですか?」

「あ、レント。起きたんだね。おはよう。」

「おはよう、セフィア。それで、これはどういう事?」

「あ、うん。えっとね、レントが寝た後なんだけど、戦ったところの整地とか魔物の片付けとかしてたんだ。その際にこの人達が率先してやっててその時にレントにお礼がしたいって……」

「お礼?」

「うん。なんか、この人達もあの時戦ってて魔物に攻撃されそうになってたところを助けられたとかなんとか……」

「助けた? うーん。分からん。冒険者の近くにいた魔物を倒したような倒してないような……まあ、いいか。どうでも。」

「あはは……」

「というか、こいつらも戦ってたのかよ。冒険者じゃないのも結構いたと思うんだけど。」

「えーと、親衛隊として当然の務めって言ってたよ。」

「なんだそれ?」

「さあ? それは僕にもよくわからないや。」


なんかよくわかんないけど俺が助けたらしいです。

そして、なんだかんだでこいつらも一緒に夕食を食べる事になりました。

なんで?

というか、二日連続の宴会かよ。

まあ、その前に俺は銭湯で洗浄だけど。

汚れてて汚いそうです。


親衛隊の連中がセフィアが作ったと知って歓喜したり、ユーリとレヴィが冒険者としての仕事中にセフィアの手料理をよく食べてたとして、尋問されたりとそこそこ時間が経った頃。

酔っ払った親衛隊の一人がぼそりとこんな事をつぶやいていた。

ゲスタールだっけ?

あの馬鹿が捕まったのはこいつらが情報を集め、監視して直接捕まえたって。

マジかよ。

こいつら意外と有能じゃん。

感謝すべきなんだけど……なんかヤダな。

よし、よく分からないけど俺がこいつら助けたらしいしそれと相殺でチャラってことで。

自分の中ではそれで決着つけよう。

そうしよう。


食べる物も無くなったということで親衛隊が帰っていった。

ふぅ〜。

あんだけいるとやっぱり騒がしいし、やっと落ち着けるな。

リビングでしばらくセフィア達とおしゃべりとかしてのんびりするとまた寝る事に。

………寝れるかな、俺?



その後、三日ほど様子見をしながら滞在した。

似たようなことがないとも限らなかったしね。

そして遂にというか、やっとカインに帰れる事に。

シア達元気かな?

お土産も沢山買ったし、会うのが楽しみだ。

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