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微ユニークから始まる異世界生活  作者: 椎茸大使
【第一章】冒険者になろう。
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第二十七話 ライターを目指す的なお話

セフィア達に美味しく頂かれた次の日の朝。

目が覚めた俺は先ず筋肉痛の様子を診る。

上半身を起こして腕を回してみると痛みはあるが動かせない、動かしたくないというほどでは無く、剣を振ったりは無理だろうが魔法や蹴り技の訓練とかなら出来そうだ。

剣を持ってて手が使えなくても足なら使えるし、それに蹴り技、それも大技で敵を倒すのってなんかカッコいいしね。


起きた二人を伴って食堂に向かう。

筋肉痛が少し良くなっていたから自分で食べるが二人が凄く食べさせたそうにしている。

なので仕方なくお互い一回ずつあーんをする。

これ以上は嫉妬の視線で胃に穴が空く。なので勘弁して下さい。


朝食の後はギルドの訓練所に向かう。

今日はアリシアさんに教えられた木魔法を使おうと思う。

まあ、草結びしか分かんないんだけどね。


そして訓練所に着いた俺は木魔法を使おうと思って……やはり使えなかった。

何故なら草が無いからだ。

どうもギルド職員さん達が訓練所を整備しているみたいで穴を埋めたり、整地したり、そして草むしり。

そう、草むしりだ。丁度草むしりを終えたのかそこかしこで草が山になってるザルを持ってる職員さんが一仕事終えたーみたいな顔しているからだ。


一体いつになったら木魔法が使えんだよ。ちくせう。


セフィア達が慰めてくれた後、気を取り直して魔法の練習をしよう。

魔杖を一回使っただけで何故か覚えた火魔法の訓練をしよう。

炎の槍とか火で出来た剣とかかっこいいのでオリジナル魔法を作りたい。

でもその前に基本をコツコツと。


「ラン」


セフィアが以前イメージが大事だと言っていた。

だからイメージする。

ネ○ま!で見た指先からライターくらいの火を出す魔法。

杖の方と悩んだけど杖無いんで。


そして指先から火が出る。30cmくらい。


「うわっ!?」


やっぱり魔力を多く使ってしまうようだ。

だけど魔法を見ながら調節すれば直ぐに出来るだろう。


なんて思っていた時期がありました。


火の大きさを調節しようとすれば火が消え、火を維持しようとすれば魔力を込め過ぎて大きくなる。

魔法自体ほぼ初めてだから上手くいかないのはしょうがない。

とにかく数をこなす。

そうしてMPが尽きる寸前まで練習してなんとか最大火力のライターくらい迄抑えれるようになった。


MPを大量に使ったせいか少し怠いが、MPが回復するなりで怠さもなくなるだろう。

それよりも腹が減ったなと思い、別の場所で訓練していたセフィア達の所に行く。


そしてそこで見たものは…


一体の藁人形を的に地面を隆起させ岩の槍で串刺しにし、同じ的に水の槍を上空から降らして上下から挟むように的をズタズタにするセフィアとリリンだった。


ナニアレ。すっげぇエグい。

なんか背筋がぞわぞわってするんだけど。

でも、呆然としているのもあれなのでセフィア達に声を掛ける。


「セフィア、リリン。」

「レント。」

「どうだった?僕たちの合体技。魔力を多く使うんだけどかなりの威力を出せると思うんだ。」

「確かにあれは喰らいたくないけど、素直に喰らってくれるかな?」

「大丈夫。レントが捕まえてからやるから。」

「なるほど。」


なんか殺るからに聞こえた気がするが、確かに草結びで捕まえてからを想定しているなら多少の時間は問題ないか。

なら折角の合体技なんだし技名とか欲しいな。

槍…刺す…捕まえる…これなんかどうだ。


「技名とかあった方がいいと思うだけど、《封縛槍牙》(バインディング・クロスピアーズ)とかどうかな?」


ちょっと中二臭いかな?


「確かに技名があった方がいいし、いいと思うよ。」

「…かっこいい。」

「そ、そうか。」


〈協力魔法 封縛槍牙(バインディング・クロスピアーズ)が会得可能です。(使用者 風見蓮斗 セフィア リリン〉


賛同者がいたのは良かったがなんか出た。

中二ネームは作者的にこれが限界。もっとかっこ良い中二ネームがあるよという人は是非感想へ。

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