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微ユニークから始まる異世界生活  作者: 椎茸大使
【第四章】 挨拶。それと…
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第二百四十八話 モンスターパレード(2)的なお話

既に戦いが始まっていて他の冒険者の人達があちこちで戦っていて、門の付近が一番多くあの化け物の所に行くほど少なくなっている。

あいつを疲弊した最後に回すのは良くないがかと言って優先して戦った結果怪我や疲労で戦えなくなるのも困るし……取り敢えず近くのを倒しながらあの化け物に向かっていくってことでいいか。


最初に相対したのはコボルト。

こいつは雑魚だ。

強い奴が襲ってきた時の為にこのくらいの敵はルリエ、レイダさん、蒼井、ユーリとレヴィに任せる。

ちなみにレヴィは冒険者ギルドで合流した。


レイダさんが先陣きって文字通りサクサクっと倒していると横からホーンファングが襲いかかるがそれを蒼井がすかさず撃ち落とす。

反対側にいたゴブリンの群れはルリエ、ユーリ、レヴィが戦っている。

その三方向に他の魔物が近づかないようにセフィアとリリンが牽制している。


そうこうしているうちにみんなが魔物を倒した。

みんな無傷で初戦は無事に済んだか。


なんてホッとするも、直ぐに次がやってくる。

ヘビィコングとクリムゾンベア。

さっきまで戦っていたみんなと走っていたセフィアとリリンに休んでもらい俺とアカネがそれぞれ一対一で戦う。

俺がコング、アカネがベアだ。


このゴリラは今まで戦った中で一番力が強い。

とはいえ、それはまともに食らえば危険というだけで当たらなければ問題ない。

振り下ろされる剛腕を踏み込んで躱しそのままコングを左薙で斬り裂く。

痛みに呻くコングに追撃で更に十字に斬りつけ、最後に突きを放ってとどめを刺す。


付いた血を剣を振って払うとみんなのところに合流する。

アカネの方は丁度とどめを刺した所で手助けをする必要がない。

むしろ必要なのはブレードマンティスに襲われているユーリ達だろう。

ユーリに向かって振り下ろされる鎌を駆け寄ってその勢いのままアーツの跳ね斬りで弾き飛ばす。


「大丈夫か?」

「だ、大丈夫よ。」


セフィア達はロックディアーの相手をしていて助けることが出来なかったみたいで、間に合って良かった。


「俺が鎌を防ぐから弾いて隙ができたら奴の脚を攻撃してくれ。」


SAOなんかで見たパリィという奴だ。

さっきも出来たし多分大丈夫だ。

とか思ってたら今度は両方の鎌を同時に振り下ろしてきた。

流石にこれを一度に弾くのは無理!

というわけでストレージから前に使っていた馴染みのある黒鉄の剣を取り出し左手で持つと十字にして鎌を受け止める。

ズシッとくるが渾身の力を込めて両方の剣で弾く。


「今だ!」


その合図にユーリとレヴィが飛び出し斬りつけ、折り砕いていく。


「ハァッ! 閃空砕牙!」


そしてバランスを崩したところを後ろから駆けつけて来ていた頼りになる仲間ががとどめを刺す。


「サンキュー、アカネ。」

「それは別にいいんだけど、大丈夫? 両方の鎌を受け止めてたけど。」

「問題ない。それよりもみんなと少し離れてしまったし先ずは合流しよう。」

「それもそうね。」


ユーリとレヴィに声を掛けてセフィア達のところに向かい合流する。

その頃にはロックディアーも無事に倒せている。


「セフィア、そっちは大丈夫か?」

「レント。みんな無事だよ。そういうレントの方は?」

「こっちも大丈夫だよ。」


全員無事でホッとしたけど、まだまだ魔物はいる。

気を引き締めていかないと。

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