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微ユニークから始まる異世界生活  作者: 椎茸大使
【第三章】 挨拶しないと
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蒼井視点まとめ

〜????〜として挟んでいた蒼井視点のまとめです。

思ったより短かったです。

なのでもう一話追加します。

あいつが死んでからもう三ヶ月。

私は今日もここに来てしまった。

小学校の頃は普通に仲良くしてた。

中学でも本当は仲良くしたかった。

でも、周りにからかわれたりするのが嫌で距離を置いていたらそのまま接する機会が無くなって、そのまま私は私立の女子高へ進学した。

中学の時はそれでも同じ学校という繋がりがあった。

でも、高校に上がって本当に離れた時は凄く寂しかった。

そしてそのまま一ヶ月が経ち、離れたままというのにも少しは慣れたときに、あんなことがあるなんて………


あの日はGWで私はその時友達と一緒にカラオケに行った帰りだった。

何時ものように駅前で待ち合わせして、適当に店を見て回ってお昼にファストフードを食べて、それからカラオケで歌った。

そして再び駅前で別れた。

その帰り道で信号待ちをしているとあいつがやって来た。

突然の邂逅に驚いて何を言おうかと少しテンパってしまった。

それがいけなかった。

タクシーが突っ込んできているのに気づくことが出来ず、気づいた時にはあいつが血まみれで倒れていた。


あれからのことはよく覚えていない。

ただ、身体に着いたあいつの血の赤さだけははっきりと覚えている。

それからマスコミや警察がやってきたけど、なんて答えたのか覚えていない。

幸い……いや、辛かったのはあいつの親御さんに責められなかった事だ。

私のせいであいつは死んだのに誰も責めてこなかった。

それが逆に私の罪悪感を増幅させている。

だから、私は毎週のようにここに………あいつの墓参りに来てしまう。



さて、お参りもしたし帰るとしよう。


「じゃあね、風見。また来るからね。」


そう言って私は墓地を後にしようと歩道と墓地の境目を跨ごうとした時、世界が変わった。

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