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微ユニークから始まる異世界生活  作者: 椎茸大使
【第三章】 挨拶しないと
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第二百二十話 生理的に無理的なお話

みんなで革製品のお店に向かう。

そうしてお店にたどり着くと早速物色を開始する。


オークの皮に、コボルトロードの毛皮に、ゴートに、ベアに………

取り敢えずオークはやだな。

なんか生理的に無理。

毛皮はフサフサしてるが暑そうだな。

そういえばこっちの世界って季節とかあるのかな?

もう結構いるけど暖かい気候のままだからな。

地軸的な関係で一定なのかな?

まあ、別にいいや。


予算的にみて一人三十万くらいか。

つまり前に見たやつが買えるということだ。

そう思って見てみるとオークナイトの皮を使っていました。

うん。

却下だ。


そのあとも幾つか見た結果、俺はポイゾナスリザードという魔物の防具にした。

防御力はオークナイトの奴よりも低いが、代わりに毒耐性がついているという。

他の人の方を見てみると、みんなも俺と同じようにポイゾナスリザードのを選んでいた。

理由を聞いてみると、やはり毒耐性が魅力的なのだそうだ。

後、オーク系は生理的に無理とのこと。

俺は嫁を何度も狙われたからという理由だが、みんなは女性という事で嫌なんだろうな。


サイズ調整をするということで明日受け取るということになり、お代もその時にと言われたので、手ぶらで家に帰る。


家に帰るといつも通り俺とリリンは風呂掃除を、みんなは夕食の準備を開始する。

みんなにやってと言ったわけではないがいつものことなので指示をしなくてもやってくれる。


「さて、新しい防具を買ったことだし慣らしを兼ねて明日も狩りに行こうと思うんだけど、何がいいかな?」

「毒耐性がどの程度か知りたいから毒持ちとかは?」

「なるほど。他は?」

「ダンジョン。」

「私もダンジョンがいいです!!」

「レイダさんは少し落ち着こうか。」

「やっぱり毒持ちがいいんじゃない? 蜘蛛とか。」

「「「それはパス!!」」」

「ど、どうしたの!?」


俺とセフィア、リリンが断固拒否すると提案したアカネがびっくりしている。

しかし、あのワサワサとした光景を見た俺たちにしてみればそれで、とは言えなかった。


「じゃ、じゃあ、ポイゾナスリザードはどうかな?」

「まあ、それならいいけど、みんなの意見も聞かないと。」

「私は慣れている相手がいいと思うんですけど。慣らしをするわけですしいつもの相手の方が違いがわかると思うんです。」

「そういう考えもあるか。」

「なんか強いの。」


ルリエはいい意見を述べたけど、蒼井のなんか強いのは流石に適当すぎる。

というわけでスルーしよう。


その後も話し合った結果、ポイゾナスリザードに挑むことになった。

流石に素材元の魔物なら死に至るようなひどい結果にはならないだろうという結論になったからだ。



いつも通りに夜を過ごした翌日。

さあ、素振りをするぞと庭に出ようとすると土砂降りの雨が。

ぐぬぬ。

これでは依頼を受けることができないではないか!


「あー。結構降っているね。」

「初見の敵にこの雨の中戦うのは危険。」

「やっぱり、休むしかないか。」

「そうなる。」

「じゃあ、朝ごはんにしよっか。こればっかりはどうしようもないし、今日はのんびりしよう。」

「そうだな。丁度いいし、何か料理を教えてくれないかな? 前からやってみたいと思ってたんだよ。」

「いいよ。」

「ん。」


許可も取れたので、俺たちは仲良く台所に向かう。

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